のっぽさんの勉強メモ

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6/27 国+ゲーム他:問題文に「オノマトペ」を入れるゲーム!? ~自作ゲーム『オノマトペ・クエスト』の話~

 国語+ゲーム+理科(物体の材質)+音楽(音の響き)の話ー。
 「学校の問題文を『めちゃめちゃ』にしてやるぜ!」的な話ではありません。


 問題の「(  )」にオノマトペ*1…例えば「がーん」「ドカン」といった言葉を入れて、
 それっぽく当てはまるとか、あまりそれっぽくないな…なんて考えて遊んでみる、
 自作ゲームオノマトペ・クエスト』の話を。


 遅くなってしまったので簡単に。


 前置き。
 この頃「きらきら」とか「ぼろ/ボロ」など、
 何か音(おと)っぽい語を扱っていたので、
 そこから「オノマトペ」という物を思い出して、色々考えてみました。


 まずWikipediaによればオノマトペとは、
 擬音語(ぎおん)と擬態語(ぎたいご)を合わせた物ですね。
 ざっくり言うと、「擬音語(ぎおんご)」は、音(おと)を表した言葉で、
 「擬態語(ぎたいご)」は、物の状態(じょうたい)…様子(ようす)を表した言葉、という感じのようです。


 こう書くと「オノマトペ」は難しげに見えますが、けっこうお馴染みの物も多く。
 例えば「擬音語(ぎおんご)」には「ガタン」「トントン」
 「擬態語」には「ゆらゆら」「ほんわか」などがあったりするようです。


 なので「オノマトペ」については、
 「日常の、ちょっと面白げ・ゆるめな感じの言葉」とか、
 マンガとかの「効果音(こうかおん)」を想像したりすると、結構合っているかもですね。
 普段の会話で、何となく口にしていることも多そうです。


 で、ふと「それらオノマトペを使って、ゲームっぽく遊べるのでは?」と思い、
 ちょっと考えてみました。


 名付けてオノマトペ・クエスト』
 (「クエスト」を入れたのは割と語感(ごかん)からです)



☆ゲーム名:『オノマトペ・クエスト』

・ルール
①以下の問題文には、いくつか欠けているところ…「(  )」(かっこ)があります。
 そこに当てはまる「オノマトペ(音・様子っぽい言葉)」を考えてみて下さい。

 例えば「トムは(  )とした感じで立っていた」という問題には、
 「トムは(しゃきっ)とした感じで立っていた」とか、
 「トムは(だらん)とした感じで立っていた」などが当てはまる感じです。


②でも何が「オノマトペ」かどうかは、そんなに気にしないで大丈夫です。
 判定はゆるめでOK。
 後で実はオノマトペじゃなかった…とか、間違っていたことが分かっても、あまりお気になさらずに。

③一応、基本ルールはそれっぽいオノマトペを入れるのを目指す…としますが、
 逆に変な感じのオノマトペを入れても大丈夫です。
 間違っても特にデメリットはありません。基本、楽しければOKとします。



 …って感じですかね。


 で、試し問題を1つ用意してみました。
 良ければ考えてみて下さい。



☆試し問題:

「トムが道を歩いていると、向こうで友達に呼ばれました。
 トムは(   )と走って行きました」




 …どうでしょうか。


 「走る」とあるので、素直に考えると「スピード」感のあるオノマトペを入れるとそれっぽいかもですね。
 例えば「ビューン」とか「ダダダッ」とかはそれっぽい感じがします。
 逆に「のろのろ」とか「ぽにょんぽにょん」などは、あまりスピ-ド感はなさそうですね。
 でもそれぞれ文としては成り立っている気もするので、アリかもしれません。


 そして、速さと関係無いオノマトペを使うことも、実は可能です。
 例えば「トムは(キラキラ)と走って行きました」とすると、
 速さとはまた違うところで、文が成り立っている気もしますね。
 「何か、ゲームやマンガみたいな光(ひかり)でも出てるの…!?」って感じもして面白いです。すごいエフェクトがかかってそう


 さて、上では色々書いたので、
 「オノマトペなら何でも良いの?」という感じがしてくるかもですが。
 でも例えばオノマトペでも、「(じーん)と走った」とか「ガタピシと走った」とかだと
 あんまり意味が通ってないかも…?と、違和感(いわかん)がある気もします。


 なので、例えば「この文に合う正しいオノマトペを選べ」と言われると、難しげに見えますが。
 でも、上記のようにとりあえずオノマトペを(  )(かっこ)に入れてみて、
 「それっぽいな」とか、「違和感があるな」と思えるくらいには
 実は私たちは意外と、感覚でオノマトペを「知って」いるのかもですね。



 なので、上のような問題で「それっぽいオノマトペを入れた後は、
 良ければその後に「逆っぽいオノマトペや、「意味が分からないオノマトペを入れてみて下されば、なんて思います。
 そうして「何だよこれ!」なんて笑ったり困惑(こんわく)している内に、ちょっと国語のセンスが磨かれたりする…かも?


 真面目に「ギラギラ」した感じじゃなくていいので、
 良ければ「サクッと」遊んでみて下さいね。




 まあそんな感じで~。






 関連自作ゲーム:『(   )の中を埋めるゲーム』*2、『でたらめファイブワーズ』*3、『接続詞カードゲーム』*4




追記
 例題をいくつか考えてみたので、以下にメモっておきます。
 良ければ(合う答えとか、ふざけた感じの答えを)考えてみて下さい。
 

☆例題

①「彼女は、(  )とトムを見つめた」

②「コップが床に落ち、(  )と鳴った」

③「その犬は怒られて、(  )と首を下げた」

④「その宝石は(  )と輝いていた」

⑤「タカシはドアを(  )と叩いた」

⑥「エイミーは(  )とした感じの人だ」

⑦「ハナコが会場に現われると、場は(  )となった」
























☆例題の解答例(あくまで一例であり、唯一の正解ではありません)

①「彼女は、(  )とトムを見つめた」
 →「うっとり」、「キッ」、「ギラッ」、「キラキラ」、「ギラギラ」、「きらーん」、「にっこり」、「きっぱり」、「どんより」

②「コップが床に落ち、(  )と鳴った」
 →「パリーン」、「ドスン」、「ゴン」、「コーン」、「チャリーン」(金属製など)、「カランコロン」、「ドカーン!」(何故か爆発した)
 コップの重量・材質をどう想像するかで、使うオノマトペが違ってきそうですね。

③「その犬は怒られて、(  )と首を下げた」
 →「しょぼん」、「ずーん」、「シュッ」、「プイッ」
  「シュッ…」とかだと妙に勢いが良くて面白い気もします。

④「その宝石は(  )と輝いていた」
 →「キラキラ」、「ギラギラ」、「ぬらぬら」、「ピカー」、「ビカーン!」、「シュバーッ」
  「ぬらぬら」はちょっと「ぬめり(滑り)のある光沢(こうたく)」という感じですね。ファンタジーとかの、「魔力(まりょく)のある妖しい宝石」という感じもします。
  逆に「ビカーン!」や「シュバーッ」は怪しさはなさげですが、あまりの光量に目がやばそうです。

⑤「タカシはドアを(  )と叩いた」
 →「コンコン」、「ゴンゴン」、「トントン」、「ドンドン」、「ドカッ」、「コン…」(控えめ)
  使うオノマトペによって、勢いに違いが出るのは面白いですね。
  マンガなどだとキャラの性格が表れる部分かもしれません。

⑥「エイミーは(  )とした感じの人だ」
 →「シュッ」、「サバサバ」、「パリッ」、「ショボン」、「ほわほわ」、「ぬぼーん」
  性格に関するオノマトペは多く、使う物によって内容がまるで違ってくる印象です。

⑦「ハナコが会場に現われると、場は(  )となった」
 →「シーン」、「ピシッ」、「ざわっ」、「ざわざわ」、「ほわーん」、「にっこり」、「ワッ」、「ドッカンドッカン」、「ウェーイ」など
  使う語によって盛り上がりに大きく違いが出そうですね。
 「ウェーイ」はジョークも入っていますが、でもオノマトペに相当する日本語に「擬声語(ぎせいご)」…声を表した物があるので、声・歓声である「ウェーイ」も入ってきそうではあります。


追記2
 ちなみに『オノマトペ・クエスト』ですが、
 「(  )を埋める」のでなく、オノマトペを変える」ことで遊ぶこともできます。
 仮タイトルをつけるならオノマトペ・チェンジモード」って感じですかね。
 例えば、以下のような文があったとします。


☆例題
 「勇者トムが、邪悪(じゃあく)なドラゴンと決着を付けるときが来た!
  ドラゴンの牙は【ガチガチ】、吐く炎は【メラメラ】
  対して勇者トムの剣は【ボロボロ】だ!
  果たして勝負の行方(ゆくえ)は…!?」


 …って感じです。
 このままではドラゴンが勝ち、勇者トムが負けそうなので、
 【  】に入っているオノマトペを入れ替えることで、勝てるようにしてあげてください。
 例えば以下の感じです。


☆例題・チェンジ後
 「勇者トムが、邪悪(じゃあく)なドラゴンと決着を付けるときが来た!
  ドラゴンの牙は【フニャフニャ】、吐く炎は【チョロチョロ】
  対して勇者トムの剣は【カチコチ】だ!
  果たして勝負の行方(ゆくえ)は…!?」


 …どうでしょう。
 前よりドラゴンが弱そうで、勇者トムの剣が強そうに見えるのではないでしょうか。
 これなら勇者トムが勝てそうですね。


 という感じで、
 「オノマトペを変えることで進むゲーム(特にRPG)的な物を作れるのでは?」
 と思ったのが、そもそも『オノマトペ・クエスト』と名付けた理由の1つだったりします。
 なのである意味こちらの方がメインなのですが、自由度が高い方をメインに回したい気もあり、
 本文の「(  )を埋める」式を先に書かせて頂きました。 


 こちらでも、いくつか例題をメモらせて頂きますね。


☆例題
 以下の【 】には基本的に「強そう・難しそう」なオノマトペが入っているので、
 それらを変えることで、行動を成功しやすくしたり、ダメージをマシにしたりしてあげて下さい。

①「崖(がけ)の間(あいだ)にかかる橋(はし)は、足元(あしもと)が【ツルツル】だった…」

②「ゴブリンに殴(なぐ)られ、【ドグシャーッ】と吹き飛ばされた!」

③「地面が【バキバキバキッ!】と音を立て、雷(かみなり)が【ピシャーン!】と鳴り、
  ついに封印された魔神(まじん)が【ズゴゴゴゴ…!】と出てきた!世界は…一体どうなるんだ…!」













☆解答例
①「崖(がけ)の間(あいだ)にかかる橋(はし)は、足元(あしもと)が【ピッカピカ】だった…」
 →【ツルツル】だと足元が不安ですが、【ピッカピカ】に変えて、新品(しんぴん)っぽいことをアピールしています。
  少なくとも耐久力(たいきゅうりょく)に関しては、安全に渡れそうですね。
  逆にハードモードにしたい方は【ボロボロ】とか【トゲトゲ】にするといいかもしれません。

②「ゴブリンに殴(なぐ)られ、【ぽよん】と吹き飛ばされた!」
 →【ドグシャーッ】を【ぽよん】に変えたおかげで、かなり痛くなさそうですね。
  【ひゅーっ……】とか【ぴょろろ~っ…】とかでも痛く無さそうですが、代わりにかなり吹き飛ばされてしまいそうなのが難かもです。

③「地面が【ピロピロピロ♪】と音を立て、雷が【ゴロッ】と鳴り、
  ついに封印された魔神(まじん)が【しゃらーん】と出てきた!世界は…一体どうなるんだ…!」
 →全体的に軽めのオノマトペに変えたので、やたら軽そう…というかチャラそうになっています。
  敵(てき)であるのかさえ怪しいかもしれません。



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