国語+英語+生活+理科+社会の話―。
何かの様式(ようしき)や「○○に似てる」ことを表す、「風(ふう)/○○風」と、
同じ漢字ですが、空気の流れを表す語、「風(かぜ」などの話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「風(ふう)」とは、「様式(ようしき)」や「~に似せた」みたいな意味の語ですね。、
例えば「ヨーロッパ風の建築(けんちく)」というと、
ヨーロッパ様式の、ヨーロッパのような建築、という感じです。
また料理などでも、「地中海風(ちちゅうかいふう)パスタ」…地中海(ちちゅうかい)周りの国式のパスタ、なんてものがあったりもしますね。
で、筆者は今まで「風(ふう)」に疑問に思わなかったのですが、
改めて「『風(かぜ)』って字が使われているの面白いな…」と思いまして。
まあ上に挙げた「地中海風パスタ」などは、
日本では多くの人が慣れているので、
「この『風』は『風(ふう)』だな」と理解すると思うのですが。
でも学校の理科で習うように、
「季節風(きせつふう)」…季節によって決まった方向に吹く風(かぜ)や、
「地中海性気候(ちちゅうかいせいきこう)」といった単語もあります。
なので風を表す「地中海風(ちちゅうかいふう)」って単語もありそうですね。
(実際Wikipediaによれば、地中海には「局地風(きょくちふう)」…そこの狭い範囲で吹く風が多くあるらしいです)
その流れで「地中海風パスタ」という名前を見ると、
「この『パスタ』は『地中海』の『風(かぜ)』(のパスタ)なのか…?」
って気分もしてきて、ちょっと面白いですね。
※
まあこれはジョークではありますが。
でも日本語で「風(かぜ)」と「風(ふう)」が一緒の字なのは、
日本語以外の国の方々からすると、なかなか不思議かもしれません。
慣れてないと、見分けや翻訳(ほんやく)も難しそうですね。
今は「翻訳(ほんやく)アプリ」なども性能は良さそうですが。
それでも、英訳を全部アプリ任せにしていると、
「地中海風パスタ」が「地中海の風(ちちゅうかいのかぜ)のパスタ」と思われて、
誤訳(ごやく)で「wind(ウィンド)/風」という語が入ったりしているかも?
そんな「風(ふう)」なことが起きないよう、
やはり翻訳は自分でもチェックするのが、いいかもですね。
まあそんな感じで~。