生活+英語の話―。
光(ひかり)や閃光(せんこう)のイメージも強い語、「フラッシュ(flash)」*1と。
春(はる)に摘(つ)んだ「ダージリンティー」の茶葉(ちゃば)を指す語、
「ファーストフラッシュ(first flush)」などの話を。
英単語「flush(フラッシュ)/新芽(しんめ)、若葉(わかば)」の説明をしつつ。
まず普段「フラッシュ」というと、「光(ひかり)」のイメージが強い言葉ではないかと思います。
つまり英語「flash(フラッシュ)/閃光(せんこう)、ぴかっと光る」のことですね。
この語は日本でも、スマホやカメラの「フラッシュ」でお馴染みですし、
またアニメやゲームだと、技(わざ)の名前についている語だったりします。
(例えば「○○フラッシュ」というと、光で攻撃(こうげき)する技だったり)
そんな訳で、個人的に「フラッシュ」は「光」の印象が強いのですが。
ところが、別に光らなさそうな「お茶(おちゃ)」(紅茶(こうちゃ))にも、
「フラッシュ」の語が使われたりするようです。
というのも「ダージリンティー」には「ファーストフラッシュ」などの語があるらしいからですね。
まずWikipediaによれば、「ダージリンティー」とは、
インドの「ダージリン県」などで栽培(さいばい)されるお茶らしいのですが。
このお茶は、茶葉(ちゃば)を摘(つ)むタイミングによって、
「ファーストフラッシュ(春摘み)」や「セカンドフラッシュ(夏摘み)」と呼び分けられたりするようです。
…といっても、ネットで調べたところ。
ダージリンティーのフラッシュは「flush(フラッシュ)」のようで。
冒頭(ぼうとう)で書いた「flash(フラッシュ)/閃光」とは違う語のようです。
英和辞典によれば「flush(フラッシュ)」は
「若葉(わかば)や「新芽(しんめ)」などの意味があるらしいです。
なので「一番初めに(first)摘んだ新芽(flush)」→「ファーストフラッシュ(first flush)」って感じですかね。
(同様に「セカンドフラッシュ(second flush)」は「二回目に(second)摘んだ新芽、若葉」かと)
…でもやはり「フラッシュ」は「flash(フラッシュ)/閃光」の印象が強いので、
ダージリンティーの「ファーストフラッシュ(first flush)」などの語を聞くと
つい「『ダージリンティー』は『光る(flash)お茶』なの…!?」なんて思ったりしてしまいますね。
最初に(first)光って二回目(second)も光る、何回も光る!
※
まあ何度も書いているように、
「フラッシュ(flash)」と「フラッシュ(flush)」は別物なので
本来のダージリンティーは光らないと思われますが。
でも、グルメ漫画とか食レポでは、おいしい物を食べたり飲んだりした時、
「食材が輝(かがや)いてる…!」とか、
「美味(うま)すぎて、光が見える…」みたいに表現することもある気がします。
そう考えると、二つの「フラッシュ(flash、flush)」は無関係でもないかも?
なので、もしあなたが「ダージリンティー」を飲むことがあり、
しかもそれが「ファーストフラッシュ(first flush)」などのものであれば。
「美味すぎて『光(flash)』が見えるかも…?」なんて思ってみるのも、楽しいかもですね。
まあそんな感じで~。
*1:「flash(フラッシュ)」については 10/16 英+国:色んな「~ッシュ」で終わる言葉! ~「アッシュ」、「クラッシュ」、『パイプユニッシュ』~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。