社会の話ー。
テレビの『世界一受けたい授業』で「ブータン」の話をやっていたのでそれを。
内容はうろ覚えなのでご注意。
ブータンは「世界一幸せな国」としてちょっと前に有名になった国なんですが。
しばらく独裁国家(独裁王政)だったらしいです。
それが2008年位に、王様*1が自ら「王政辞めて民主制にする」と。
でも良い王様だったらしく、独裁を辞める時に国民に
「やめないでくれー」「今の暮らしがいい!」と言われたそうなんですが
「将来悪いやつが王になった時どうするんだ!」的なことを言って国民をいさめたそうです。
これを自分で言えるってのはすごい話ですな。
【テレビの話でしかも思い出し書きなので、ご注意を】
本ブログでも過去記事で「悪いやつが王様になったら」って話*2を書いてたので、
まさにそんな感じ(その可能性を見据えた話)ですな。
というかブータンの話を知ってる人からは「ブータンの話しろよ!」と思われてたかもですな。
ちょっと恥ずかしい。
まあ実際の流れとかは分かりませんが、
「偉い人は大体権力*3握って離さない」と思ってた筆者にとってはなかなか驚きです。
世界には色んなことがあるのですね。
まあそんな感じで~。
追記
あることを1人の人にまかせっきりにすると「後進(こうしん)」が育たないという欠点があります。
「後進」というのは「後に続く人」「仕事を引き継ぐ人」みたいなかんじです。
いい職人さんが1人だけいても、その人が辞めたり死んだりすると伝統は終わってしまうわけで。
弟子を取るってのはそれを防ぐためにやるわけですな。
一人でやったほうが効率が良くても、将来のために仕事を任せてみたりする。
そういうことによって、技を伝えられる「人間」が育っていくわけですね。
1人で永遠に生きることや、ずっと高い能力を保つことはできなくとも、
人と人で「伝統」*4という形で技を長く伝えることはできる。
(残念ながら消えていく技術*5も多いのですが)
それもまた、人間の時間との一つの付き合い方なのかもしれません。
◆用語集
・伝統と技術:
SF*6的な世の中になったら技術はすべて「データ」(人間にダウンロード可能な)という形になって保存されるかもしれない。
が、それが幸せなことかどうかは筆者にはよくわからない。
映画『マトリックス』では一瞬で格闘技データとかを人間にダウンロードするシーンが出てきて、それはとりあえず格好良い。
*1:「王(おう)」については 5/25 国語:鉞(まさかり)/魔王とマサカリと金太郎! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:2/14 社会:「悪用(あくよう)」 ~防げ!ワルーイ・ノッポの陰謀~ - のっぽさんの勉強メモ 参照。
*3:「権力(けんりょく)」については4/30 社+こころの話:許すこと・気分の良さ・権力 ~よい、儂が許す~ - のっぽさんの勉強メモを参照。
*4:「伝統(でんとう)」については 12/21 国語:もっとだ、もっと素敵な文をプリーズ! ~ファンタジー料理を添えて~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「技術(ぎじゅつ)」の意味を持つ「スキル」については 12/1 数学:文章題は難しい - のっぽさんの勉強メモ を参照。「art」については 12/21 国語:もっとだ、もっと素敵な文をプリーズ! ~ファンタジー料理を添えて~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「SF」については 12/3 世界史:塩とコショウ、保存と時間 - のっぽさんの勉強メモ を参照。