のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容を扱っています。不定期更新ですー。

12/21 国語:もっとだ、もっと素敵な文をプリーズ! ~ファンタジー料理を添えて~

 変なタイトルでお送りしております。
 前の記事では「分かりやすい文*1」について書いたので、今度は「いい文」「魅力ある文」についての話を。


 ぶっちゃけ、「いい文を書く方法」は僕には深く語れません。
 でも一つの方法として、「すでにある、いい文を真似る」というのがあります。
 すなわち「自分が良いと思った文章を真似てみる」ってことです。
 いい文をオリジナルで考えることは難しいですが、モデルがあれば少し簡単になりますからね。
 今回はその話を。


 よく言われることですが、「学ぶ」って言葉は「真似ぶ(まねぶ)」、つまり「まねる」ことからできたらしいです。
 あと芸能の世界でも「守、破、離(しゅ、は、り)」という言葉があります。
 つまり「まずは伝統(でんとう)*2を守り、次にそれを破り、それから離れる」ってことです。
 ざっくりいうと「最初はコピーして、次に自分なりの工夫を付け足す。その内にいつしか『自分流』ができたら理想だね」ってことです。

 逆に言うと最初はコピーが必要ってことです。ちゃんとコピーしきったうえで変えるなら「型破り」と評価されますが、
 最初から「オリジナル」にしようとして、結局「今までの伝統レベル*3」にもなってない、というのは「型無し」と呼ばれるらしいです。

 いいものはいっぱい真似ていると、いつしか自分のセンスも磨かれていきます。
 んで、お勧めしたいのが「自分が気に入った文章」を真似てみることです。
 「世間でよいとされている文章」でない所がポイントですね。
 もちろん「世間で~(略)」を真似してもよいのですが、人と自分のセンスは違ったりします。
 なのでつまらないのに「人が良いといってるから」と我慢していると、続かなかったり。
 そうすると結局、好きなものを楽しく真似する方が続いたり、早かったりします。


 というわけで。ここではちょっと僕の好きな文の紹介を。
 僕はいわゆる「ファンタジー*4」と、「食事(しょくじ)」の描写が好きです。
 なんかファンタジー世界でご飯の描写が出てくると「たまんねーな!」って感じになります。

 手元に『ファイティング・ファンタジー』というゲームブックの本があるんですが、
 その中の「プーキーの食堂」のメニューにはこんな物が並んでいます(一部抜粋)。

・ワートル・スープ(クリーミーな野菜*5スープ)
・自家製ヴィトル(固い肉だんごの一種)
・アードウルフ・ジョイント(焼き串に刺して焼いたアードウルフのもも肉)
・グロイスターとパン(とろりとしたチーズのような練り物つきパン)
・ポンパの実(大きなリンゴくらいの多汁果実)

 って感じです。素材*6はよく分からんけど、おいしそうですね…。たまらんのう。
 ここには「アードウルフ」や「ポンパの実」など独特の言葉が使われていますが、
 何となく味が想像できそうなのがポイントです。後に続くカッコ内でちゃんと説明しているからですね。
 こういう「短い言葉で説明するテクニック」を身に着けておくと、長い文を書く時にも便利です。
 あと自分の好きなものを人におススメしたい時に超便利。



 さて、あなたの好きなものは何でしょう。
 あなたが読んでて「たまんねーな!」ってテンションの上がる文章はありますか?
 そういうものを見つけたら、それをよく覚えておくといいかもしれません。
 1個覚えておくだけで、文を書く時のモデルが1個増えるってことですからね。
 そして「どうして自分はこの文が好きなんだろう?」って考えてみてもいいかも。
 じっくり考えたら、その文にちりばめられた素敵なテクニックを盗めるかもしれませんしね。

 つまり「いい文」一つに出会うだけで、あなたの文章力は密かに上がっているのです。
 そう思って、次に出会う「文」を想像すると、ちょっと楽しみになりませんか?
 てな感じで~。


◆参考文献
スティーブ・ジャクソン著,本田誠二訳,1985,『ファイティング・ファンタジー』,東京創元社創元推理文庫


◆用語集
・伝統(でんとう):昔から伝わってきたもの。
 英語で言うと「tradition(トラディション)」。


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