学習+ゲームの話ー。
サブタイは「それって、つまり」ということです。
表現にちょっと強引な感じもありますがご容赦を。力強さを表現したかったのです。
「とりあえず勉強を好きなもので考えてると?」ってことをゲーム風にしてみた話です。
色んな過去記事の延長みたいな感じです。
前置き。
先日、現場で勉強の手伝いをしたのですが。
苦手な教科を、一気に学ぶのはなかなか大変だ、という印象でした。
まあどんな教科でも一気にやるのは大変なのですが、
好きでないものだと、なんか言葉に興味も持てないし、余計に疲れそうですね。
実は教科の用語の中には、共通の「理屈(りくつ)」があったりして
それが分かると全体のショートカットになったりもするのですが…。
それもなかなか難しいですね。
過去記事「イミワカンナイ・プラス」*1で書いたように、
「一つ一つよくわからないものを覚える」というのは大変だと思います。
なので、その「理屈」についてせめて好きなもので分かりやすくならないか?と思い
ゲームにしてみました。
☆ゲーム名:「ソレッテ・ツマリ―」(それって・つまり)
☆ルール
①まず理屈がなんかよくわからないものに出会ったとします。
②それは一度おいといて、自分の好きなこと、興味のあることを思い浮かべます。
よく知っていることだとよりいいですね。
③最初の「よくわからないこと」を、自分の好きなことから考えてみます。
(好きなことでなくても、身近なことでもいいです。)
例えば「それって○○で言うと、どういうこと?」みたいな感じです。
筆者で言うと「それってゲームで言うと、どういうこと?」みたいな。
④間違っててもいいので、しばらく考えてみましょう。
できたら「○○で言うと~ってこと?」という「仮の」答えも出せるとなおグッド。
もやっとしたら他にいい例がないか探してみてもいいですね。
…って感じです。
これの重要な点は「正解を出す」ことより、「考える」とか「自分なりの答えを出してみる」というところです。
とりあえずの「仮の」答えでいいです。テストではないので。
まあ試しにやってみましょう。
例えば筆者が「戦争(せんそう)」*2についてよくわからんなあ、と思ったとしましょう。
もちろん複雑な事情があるので、「分からない」という感覚もある意味正しいのですが。
でもここで、筆者は好きな「ゲーム」から考えてみることにします。
「戦争ってゲームで言うとどういうこと?」とか
「戦争を扱ったゲームってどういうのあったっけ?」
みたいな感じですね。
すると仮の説として
「今は核兵器というヤバい兵器があるってことは、現代の戦争ってゲームで言うとこの『先手必勝』的な感じなのかな?」とか
「なんか昔やったゲームでは『民族』とか『食糧』とかが問題になってたな…。そういうことでも戦争って起こるんだな」
というようなことを考えることができます。
もちろん考えたことが間違っている可能性もありますし、「分かった」という気分になりすぎるのも危険です。
でも「全く分からないし興味もない」という状態よりは、言葉がちょっと身近にになった感じもします。
そして自分にとってちょっと「リアル」になった感じがします。
ここではゲームを例にしましたが、もちろん他のことでもできます。
例えば「スポーツ」でも、「敵チームとの競争」などを通じて戦争を考えることもできるでしょう。
「ファッション」*3でも、「ブランド同士の競争」を参考にすることもできます。
嫌いなことについて考えるのは嫌でも、好きなことについて考えるのは楽しいもの。
ならば、嫌いなことを好きなことで何となく説明できたとしたら、
それはもはや、「嫌いなもの」を「好きなもの(の世界)」に「引きずり込んだ」と言えるかもしれません。
勉強に関しても、そういうことができると、ちょっといいかもですね。
よければ色んなことで考えてみてください。
まあそんな感じで~。
関連記事:『好きなことエネルギー』*4
関連自作ゲーム:『楽しいものにつなげるゲーム』*5、『目次フィールド・冒険ゲーム』*6、『なんでも〇IE』*7、
追記
そして一つのことは多くの要素を持っているものです。
つまり、深めれば色んな事の参考になります。
過去記事「ゲーム 九教科分解」*8でも書かせて頂いた感じですね。
そこでは「野球という一つのものにも九教科の要素が関わっている」ということを書きましたが、
それを拡大して、もっと広い世の中のことに結び付けることもできます。
例えば野球のバットなどの道具を通じて「製造業」や「販売」「商売」について、
「トレーニング」や「強化合宿」は「食事」「栄養」「人体の構造」、「睡眠と体の再生」「メンタルヘルス」についてなど。
そしてビジネス界ではけっこう「体育会系」の人が人気だったりしますし。
そこら辺はなぜか?と考えてみるのも面白そうです。
深めていけばわりと無限にいけます。
例えば上では「野球のバット」とさらっと書きましたが、
このバットの素材は何か?コーティングしているものは何か?いつから作られているのか?
素材の原料はどうとれる?それを取って・育てている人の仕事は?どんな国で多くとれるのか?
その国はどんなところなのか?その国では野球をやっているのか…?
などなど。
言ってみれば、どれも世界の中のことである以上、広げると「世界」の色んな事につながるわけですな。
追記2
ちょっとずれる話なのですが、
「百科事典(ひゃっかじてん)」は英語にすると「エンサイクロペディア」と言います。
ざっくり言うと「円になる知識」みたいな感じです。「サイクル」って字が入ってますし。
これは筆者の個人的な感想になりますが、
一つのことを深めてて、他のものとつながってることが分かった時。
バラバラに思えたものが、やがて一つの「円」のようになったと、自分が感じられた時、
そういう時は結構楽しいですね。
本文に書いたゲームで、そういう気分を少し味わうことがありましたら、幸いです。
*1:筆者の自作ゲーム『イミワカンナイ・プラス』については 6/8 学習+ゲーム:「イミワカンナイ・プラス」 ~分からないことをたまに調べるゲーム~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「戦争(せんそう)」については 11/2 社会+国+こころ:愛と平和、と戦争 ~言葉の食い違いから考える~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「ファッション」については 5/18 生活:色んな女性用ファッション用語のメモ(『ヒルナンデス!』を参考に) - のっぽさんの勉強メモを参照。
*4:過去記事『好きなことエネルギー』については 8/12 英語:好きなことから英語を学ぶ!? ~「好きなことエネルギー・forイングリッシュ」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:筆者の自作ゲーム『楽しいものにつなげるゲーム』については 2/12 学習:楽しいものにつなげるゲーム! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:筆者の自作ゲーム『目次フィールド・冒険ゲーム』については 9/22 学習:目次フィールド・冒険ゲーム ~縦横無尽に説明する~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:筆者の自作ゲーム『なんでも〇IE』については 8/3 社+英:好きなものを使って授業をしちゃう!? ~ゲーム「なんでも〇IE」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:筆者の自作ゲーム『九教科分解』については 4/17 学習:好きなことから九教科を学ぶ!? ~ゲーム「九教科分解」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。