国語+理科+こころの話ー。
「派手な格好も、1つ地味さを加えるのがポイント!」的な話ではありません。
あまり目立たない意味の語「地味(じみ)」と、
土地(とち)の生産力(せいさんりょく)等を指す、「地味(ちみ)」の話を。
体調がイマイチなので簡単に。
前置き。
まず「地味(じみ)」とは、落ち着いている、みたいな意味の言葉ですね。
あまり目立たないとか、特徴が無い、といった意味のこともあります。
「派手(はで)」という言葉の、反対語のイメージですね。
もちろん「地味さ」が求められる場所もありますが。
なんとなく「地味」は、「パッとしない」、「良いところがない」という風に、
マイナスめの意味も持っているイメージもあります。
ところで、そんな「地味」と同じ見た目で、また違う言葉もあるようで。
それが「地味(ちみ)」という言葉ですね。
国語辞典によれば、「地味(ちみ)」とは、土地(とち)の生産力(せいさんりょく)のことのようです。
つまりその土地で、野菜(やさい)等がどれだけよく育つかってことですね。
土地のポテンシャル(潜在能力)とか、パワーと言えるかもしれません。
その意味で「(土地に)『地味(ちみ)』はあった方が良い!」と書けそうですが。
派手なファッションが好きな方がこの文を見ると、
「えっ、『地味(じみ)』さがあった方が良いの…!?」なんて思うかもですね。
※
ところで、土地の地味、栄養(えいよう)は無限(むげん)ではありません。
なので栄養の追加なしに、同じ土(場所)でずっと植物を育てていると、
いつか、植物が栄養を使い果たしてしまう…ということがあるかもですね。
その意味では、「いっぱい花・植物が咲いている『派手な』土地」があっても、
実は見た目のイメージほど、土に栄養は残ってない…ということがあるかもです。
逆に、「今は特に植物が生えていない『地味な』土地」があっても、
いざ植物を植えてみると、蓄(たくわ)えた栄養でよく育つ…ということもあるかもですね。
まあ、筆者は園芸とかには詳しくないのでアレですが。
でももし「自分の『地味(じみ)』さがイヤだなあ…」と思った時は、
「後で伸びる『地味(ちみ)』(パワー)を蓄えているのかも?」と思ってみると、
ちょっと楽しい気分になれたりするかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・地味(じみ)【外見など】:
ちなみに関連する言葉に「個性(こせい)」*1もあるが、
「個性がない=地味」と考えるか、
「いや、地味というのも個性の1つだ」と考えるかで、その関係性は異なるかもしれない。
ちなみに「あの人、地味にいい仕事するよね」などと言った場合は、ほめ言葉であったりする。
似たような言葉に「地道(じみち)」もあるが、「地道」の方が全体的にプラスっぽい気もする。
関連用語:「個性(こせい)」、「癖(くせ)」*2、「堅気(かたぎ)」*3
・地味(ちみ)【土地】:
関連用語:「肥料(ひりょう)」*4、「たわわ(撓わ)」*5、
*1:「個性(こせい)」については 1/7 国+こころ:「7つ」は「個性(こせい)」があるものですか? ~「癖(くせ)」と「個性」と「なくて七癖(ななくせ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「癖(くせ)」については 1/7 国+こころ:「7つ」は「個性(こせい)」があるものですか? ~「癖(くせ)」と「個性」と「なくて七癖(ななくせ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「堅気(かたぎ)」については 1/21 国+社他:「かたぎ」と「かたぎ」は違いますか? ~「気質(かたぎ)」と「堅気(かたぎ)」等の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:土や土地に栄養を足す「肥料(ひりょう)」については 6/6 理+国他:「土地(とち)」は「太(ふと)っている」方がいいですか? ~「肥料(ひりょう)」と「肥(ひ)/太る」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:枝を少したわませる…曲げるほど、果物などがよく実っている様子「たわわ(撓わ)」については 9/8 国+理:「枝(えだ)」が「曲がる」のは「嬉しいこと」ですか? ~「たわわ(撓わ)」と「たわむ(撓む)/曲がる」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。