理科+英語+生活の話―。
人間などのお腹(おなか)にあるくぼみ「へそ(臍)」と、
それに対応する英語「navel(ネーブル)」、
そして「へそ」っぽい部分があるらしいオレンジ、
「ネーブルオレンジ(Navel Orange)」の話を。
前置き。
昨日の記事からの流れで調べた、
「へそ」周りが面白かったのでその話を。
※
まず「へそ(臍)」(おへそ)というと、人間などのお腹(おなか)にある窪み(くぼみ)のことですね。
だいたいお腹の真ん中あたりについている感じです。
ちなみに「へそ」は「へその緒(お)」が取れた跡(あと)…、
…つまり母親(ははおや)から赤ちゃんに栄養(えいよう)などを送る管(くだ)、が取れた跡(あと)なので、
基本的に、赤ちゃんを妊娠(にんしん)する哺乳類(ほにゅうるい)ならではの物と思われます。
ただWikipediaによれば、人間以外の動物(どうぶつ)にはあまり無かったりするようですが。
で、そう考えると、動物どころか「果物(くだもの)」…、
例えば「オレンジ」などに「へそ」はなさそうですが。
にも関わらず、「へそ」と名前についたオレンジがあるようです。
というのも、「ネーブルオレンジ」という物があるからですね。
Wikipedia等によれば、「ネーブルオレンジ(Navel Orange)」はオレンジの一種なのですが、
これの由来はオレンジの頂点(ちょうてん)の辺りに。
「へそ/navel(ネーブル)」に似た窪み(くぼみ)があるかららしいですね。
(筆者もネットで画像を見てみましたが、確かにおへそっぽかったです)
「へそ(navel)っぽい窪みがあるオレンジ(orange)」→「ネーブルオレンジ(Navel Orange)」って感じですかね。
ところで、ネットなどを見ていると、
この「ネーブルオレンジ」が略して「ネーブル」と呼ばれることも多いようです。
…でも英単語として考えると、ただ「navel(ネーブル)」というと、「へそ」そのものを指しそうですね。
なので、例えば「ネーブルオレンジ(Navel Orange)」を誰かに紹介するときに。
「これは『ネーブル』です」とだけ言ったなら。
相手は「この『オレンジ』は『おへそ(navel)』なの?」…なんて思ったりするかもですね。
「へそっぽい窪みがある」を通り越して、「へそ」になってしまった
※
ちなみに「ネーブルオレンジ」に限らず、
オレンジや柑橘類(かんきつるい)などは面白い形をしていたりするので、
「へそ」っぽい形の物も他にあるかもですが。
でも、もしあなたが果物店(くだものてん)やスーパーなどで、
「ネーブルオレンジ(Navel Orange)」を見ることがあれば、
その一部が「へそ(navel)」っぽいかどうか、眺(なが)めてみるのも面白いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみにWikipediaによれば「カクテル」…お酒の一種にも
「ファジー・ネーブル(Fuzzy navel)」というものがあるようです。
「ピーチ・リキュール」(桃(もも)のお酒)にオレンジジュースを混ぜた物のようですね。
この「ファジー・ネーブル(Fuzzy navel)」は由来的には、
上記の「ネーブルオレンジ(Navel Orange)」に関係しているようですが。
ただネーブルオレンジに限らず、オレンジジュースを使ってもいいようなので、
カクテルやお酒が好きな方は、割と出会いやすいかもしれません。
(○○地方のオレンジしか使えないお酒、とかではないようなので)
◆用語集(※人名グループ名等、敬称略)
・ネーブルオレンジ:
・「ファジー・ネーブル/ファジーネーブル」【カクテル】:
ちなみに『ファジーネーブル』(Conton Candy、2023)という楽曲もあったりする。