理科+英語+生活の話―。
「ほおひげ(頬髭)」などを表す英語「whisker(ウィスカー)」と。
よく似ているけれど関係は不明な英語、
「(ちり・ハエを)さっと払(はら)う」意味を表す「whisk(ウィスク)」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
先日の記事中で「whisper(ウィスパー)/ささやく」という語について書いた流れで、
辞典で似た語を調べていたら。
「whisker(ウィスカー)」などの語が面白かったので、その話を。
※
まず「whisker(ウィスカー)」とは、英単語の一つですね。
英和辞典によれば、両側(りょうがわ)の「ほおひげ(頬髭)」…、
…つまり頬(ほお)*1に生えた(両側の)髭(ひげ)*2などを表したりするようです。
また「(ネコ・ネズミなどの)ひげ」等の意味もあるらしいので、
ネコ(猫)などが好きな方は、実は普段からその「whisker(ネコのひげ)」を触っていたりするかもですね。
で、人の「ひげ(ほおひげ)」にせよ、ネコ・ネズミの「ひげ」にせよ、
まずそれらで「掃除(そうじ)」は、しないし「できなさそう」ですが。
でも英語だと、ちょっと「できそう」に見えるかもしれません。
というのも英和辞典では、「whisk(ウィスク)」という語が載っていまして。
これは動詞では「(ちり・ハエなどを)さっと払う」、
また名詞では「すばやい動き」、「(羽毛・草・わらなどの)小ぼうき」(小さなホウキ(箒))などの意味を持つようです。
この「whisk」と「whisker」の関係は、不明なのですが。
でも英語では「fight(ファイト)」→「fighter(ファイター)」のように、
動詞に「~er(~するもの)」をつけて名詞にすることもあります。
そう思うと「whisker」が「whisk」+「~er」という形…、
つまり「whisk(ちり・ハエをさっと払う)」+「~er(もの)」とも見えるので、
ちょっと「『ひげ(whisker)』で『掃除(そうじ)』をしている…!?」って感じもして面白いですね。
(「whisk」の意味にも、「小ほうき」がありますし)
※
まあ、これらは筆者のジョークですし、
もし「ひげ」が多くても、掃除に使うのはやめた方がいいと思いますが。
ただ特にファンタジー作品などでは、
「地面(じめん)に届くほど長いひげ」の持ち主もいたりしますね。
(大抵「ほおひげ」でなく、「あごひげ(顎髭)」ですが)
その場合、歩くだけで地面のゴミを「ホウキ」のように払ってしまう…ということはあるかもしれません。
本人にしたら、あまり良い思いはしなさそうです。
まあ現実では、「ほおひげ(whisker)」よりも、
髪(かみ)が長い人が、その髪で地面を「さっと払う(whisk)」ことになる方があるかもです。
望まず「チリを払う人(whisk+er)」にならぬよう、
「ひげ」にしろ「髪」にしろ、長いものには注意すると良いかも?
まあそんな感じで~。
*1:「頬(ほお)」については 8/26 生+英他:「チーク」は「頬(ほお)」で「木材(もくざい)」ですか? ~「cheek」と「teak」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「髭(ひげ)」や「顎髭(あごひげ)」については 12/21 社+英他:「ひげ」の「発毛(はつもう)」が重要ですか? ~「ひげ」と「リンカーン大統領」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。