生活+英語+国語の話―。
追い詰められた、危機(きき)的な状況などを表す語「ピンチ(pinch)」と、
日本では洗濯・物干し系でもよく聞く、「ピンチ(洗濯ばさみ)」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず①「ピンチ(pinch)」というと、追い詰められた状況(じょうきょう)などのことですね。
危機(きき)的な…危険(きけん)な状況、絶体絶命(ぜったいぜつめい)な状況って感じです。
ドラマとかマンガとかでもよく聞く語ですね。
ところで日本ではそれ以外にも
物干し(ものほし)…洗濯(せんたく)した物を干(ほ)す関係で②「ピンチ」と聞く気かします。
例えば「ピンチ付き○○」とか「ピンチハンガー」って感じですね。
何となく「洗濯ばさみ」と同じ感じで使われている気もしますが…。
一体どういう由来なのか?と調べてみたのですが、
詳しいことは分かりませんでした。すみません。
ただネットを見た感じでは、洗濯系の「ピンチ」はどうも和製英語っぽいですね。
例えば和英辞典によれば「洗濯ばさみ」は「clothespin(クロッシーズピン)」、(イギリス英語)「clothespeg(クロッシーズペグ)」というようで、また違うようです。
そして英和辞典によれば、
「pinch(ピンチ)」には「はさむこと」等の意味があったので、
日本の「ピンチ(洗濯ばさみ)」は、ここら辺が由来になっているかもしれません。
ともあれ、日本では(物干しの)「ピンチ」は普通に使える印象の語ですね。
そして「干す所が少なくて困っている…」という「ピンチ(危機)」に対し、
物干しの「ピンチ(洗濯ばさみ)」が役立つ、なんてこともあるかもしれません。
すると「『ピンチ(危機)』に『ピンチ(洗濯ばさみ)』が使えた!」ということにもなりそうですが。
日本文でも「何言ってるんだ…?」って感じはしますし、
まして物干しの「ピンチ」が和製英語だった場合、英語圏の人はさらに「?」って感じかもですね。
※
まあ、実際の「ピンチ(危機)」には色々種類がありそうなので、
「ピンチ(洗濯ばさみ)」が役立つ場合は中々少ないかもですが。
でも今度、スーパーなどの洗濯売り場を見つけたら、
「いつか『ピンチ(危機)』に役立つかも…」と思いつつ、
「ピンチ(洗濯ばさみ)」付きハンガー等を見てみるのも、面白いかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・ピンチ【危機】:
関連用語:「学童擁護員(がくどうようごいん)」*1、「lollipop man(ロリポップ・マン)」
逆っぽい語:「普段(ふだん)」*2、
・pinch(ピンチ)【英語】:
・ピンチ【洗濯ばさみ】:
*1:子ども達の、道路でのピンチを防ぐ役割「学童擁護員(がくどうようごいん)」や「lollipop man(ロリポップ・マン)」については 11/11 生+英他:「飴(あめ)」は「道路(どうろ)」で使いますか? ~飴の「ロリポップ(lollipop)」と「lollipop man(ロリポップ・マン)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「普段(ふだん)」については 11/12 生+国他:「普段着(ふだんぎ)」は「最強(さいきょう)」の服(ふく)ですか? ~「不断着(ふだんぎ)/普段着」と「不断(ふだん)/普段」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。