国語+英語+社会の話―。
人の家などを訪れること、「訪問(ほうもん)」と、
それに対応する英語の一つ「visitation(ヴィジテーション)」、
そして他の意味、「天罰(てんばつ)」や「災害(さいがい)」などの話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「訪問(ほうもん)」とは、人の家などに行くことですね。
どこかを「訪(おとず)れる」、「訪(たず)ねる」…つまり「行く」、という感じです。
特に学校の先生などによる、「家庭訪問(かていほうもん)」が有名な印象ですね。
まあ「家庭訪問」で、先生が家に来るのはイヤだ…という話も聞きますし、
「訪問」はちょっと「怖い(こわい)」とか、
「恐(おそ)ろしい」という方もおられるかもですが。
しかし、そんな「訪問」は、
英語だとさらに「恐ろしい」感じが出るかもしれません。
というのも、「天罰(てんばつ)」などに関わりがあったりするからですね。
どういうことかというと。
英和辞典によれば「visitation(ヴィジテーション)」という語は、上に記した「訪問」の意味があるようなのですが。
しかし他にも「神(かみ)の罰(ばつ)」や「天罰」、「災難(さいなん)」、「災害(さいがい)」などの意味があるようでして。
何故これらの意味があるのかは不明ですが、
ただ動詞「visit(ヴィジット)」には「訪れる」、「訪問」の意味が、
そして上記「visitation」には、「神の恵み(めぐみ)」、「天恵(てんけい)」などの意味があるようです。
(「恵み(めぐみ)」とは、誰かをかわいそうに思ったり、そのことから何かをあげたりすることですね)
なのでありがたい「恵み」も、恐ろしい「災害」も、
「(天から)訪れる(visit)」ものは、「visitation」の語で表されているのかもですね。
(※この辺りは筆者の仮説なので、すみませんがご注意を)
そのため英語では、
「(天罰や災害としての)『訪問(visitation)』は『恐ろしい』…!」という感じもあるかもしれません。
※
ところで、もちろん「天罰」や「災害」の「訪問(visitation)」も恐ろしいのですが。
しかし日常で恐ろしい「訪問」というと、
悪質(あくしつ)な「訪問販売(ほうもんはんばい)」や、
(特に訪問型の)「詐欺(さぎ)」事件があるかもしれません。
昔からこれらのニュースは後を絶たない印象ですね。
なので、良くない「訪問(visitation)」によって、
「災難(visitation)」を被(こうむ)らないよう、
防犯(ぼうはん)などには、ちょっと気をつけておくと良いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに本記事では、「visit(ヴィジット)」や「visitation(ヴィジテーション)」と書きましたが。
しかし例えば「visitor(ヴィジター)」という単語について、日本では「ビジター」というカタカナ表記が良く使われているようです。
(同様に、例えば日本では「vi」の発音が、「ヴィ」じゃなくて「ビ」と書かれる事もよくありますね)
その基準に従うと表記は「visit(ビジット)」や「visitation(ビジテーション)」となりそうですが、
しかし今回は英和辞典の発音記号や、筆者がネットで聞いた発音から、
「ヴィ」の方で書いた方が良いかも、と判断したので、そのようにしました。
◆用語集
・訪問(ほうもん):
関連用語:「観光(かんこう)」*1、「省(せい)/訪問する」*2、「帰省(きせい)」
・visitation(ヴィジテーション、ビジテーション)
・visit(ヴィジット、ビジット):
・visitor(ヴィジター、ビジター):
*1:「観光(かんこう)」については 4/22 英語:旅行先での運命の出会い!? ~デスティネーションとデスティニー~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:訪問するという意味もある漢字「省(せい)」、また「帰省(きせい)」については 12/17 生+国:そういえば「帰省(きせい)」って何ですか? ~「帰省」と「反省(はんせい)」と「省(せい)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。