詐欺臭いタイトルでお送りしております。
国語の話ー。
まあ結論から言っちゃうと、
「異世界モノを書くには普段使ってるものを説明しなきゃいけない」ってことです。
まず説明。
「異世界モノ」っていうのは「異世界に突然召喚されちゃうぜ」系の話です。
ライトノベルとかマンガに多いですね(特に少年・青年向けで)。
で、そういう「異世界モノ」でよくあるのが「現代知識の輸入」です。
そこの世界にはない物品や知識を持ってって、活躍すると。
ただここで「そこの人が知らないものをどう説明するか」という問題が出ます。
例えばファンタジー*1な異世界には多分「こたつ」*2はありませんよね。
でも「こたつ作れば売れると思うんだけど!」って言っても
「『コタツ』?それどんな道具なの?」と聞き返されるのがオチです。
だから主人公は「こたつ」を説明しなくちゃいけないわけです。
「えーっと、机なんだけど、下から熱が出て暖かくて……足とか温めるもの?」みたいに。
つまり、「主人公が何か現代のもので活躍する小説」を書くためには、
「すごい簡単な言葉でそれを言い表せなくちゃいけない」ってことです。
んで、それを書くのは当然作者(あなたが書くなら「あなた」)です。
だから現代の身の回りのものを「かみ砕いて説明する練習」になるってわけですね。
「賢いってのは、難しいことを分かりやすくしゃべれること」と聞いたことがありますが。
逆に言えば「分かりやすくしゃべろうとする」ってことは理解を深め、賢くなることでもあります。
それに身の回りのものを見て、「異世界に言ってこれどう説明すればいいんだ?」って考えてみると、
変哲もないものが、なんか素敵な魔法のアイテムのように見えるかもしれませんね。
そんな感じで~。
追記
あるいは「外国人にこれどう説明すればいいんだ?」でもいいです。
異世界ってのは単にその延長バージョンみたいなもんなので。
*1:「ファンタジー」については 12/16 英語:鑑定(かんてい)だー!単語をよこせ! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「こたつ」については 11/21 生+国:「こたつ」の「こ」の字は「火(ひ)」のことですか? ~「炬燵(こたつ)」と「火燵(こたつ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。