国語の話ー。
作文(さくぶん)の書き方について一つ。今回は「起承転結(きしょうてんけつ)」についてです。
ゲーム*1の技っぽいですが技名じゃないです。でも格好良く言ってもいいですよ
作文(さくぶん)を書くってのは難しいですね。
興味のあるテーマならいいのですが、難しいテーマだとどう書いていいのかわからなかったり。
そんなときのためにここにメモを。
いつか「小論文(しょうろんぶん)」の本で読んだのですが、
「起承転結(きしょうてんけつ)」を意識しながら書く、という手があるようです。
こんな感じ。
起(き)…始まりの部分。
「私は~だと思います」など
承(しょう)…つなぎの部分。
「なぜなら~だからです」「(反対意見)確かに~です」
転(てん)…クライマックス。大きく変化するところ。強力なネタを持ってくる。
例:「そもそも~」「ところが~」
結(けつ)…
例:「というわけで~と思います」
「4コマ漫画」を思い浮かべてくださると分かりやすいかもしれません。
1コマ目にいきなり「オチ」を持ってきても面白くないわけです。
その説得力を出すために、全体を使ってクライマックスや結論をパワーアップしていくわけですね。
こういう風に分割するメリットは
・一気に全体を書かなくて済む
・全体でバランスをとりやすい
・思いつかない所は空欄にしておける
って感じですかね。
作文が苦手と言う人は試してみてもいいかもしれません。
もちろん1つの方法なので、「きっちり起承転結」にこだわらなくても良いです。
映画とかでは「いきなりクライマックスを持ってくる→過去回想に入る」って手法もありますし。
色々試してみてください。
まあそんな感じで~。
関連用語:「5W1H」*2
関連ゲーム:「3行ホラーメイカー」*3、『小論文カードゲーム』*4
追記
参考にした本には「起承転結の中にさらに起承転結を作る」て方法も載ってました。
つまり「4章ー1」みたいに、1つのパートの中にさらに盛り上がりを作ると。
「起ー(起承転結)」→「承ー(起承転結)」…みたいな感じです。
すると4×4=16パーツできます。もちろん途中ではぶいても良し。
長文向けですね。大学とかの長い論文ではけっこう使えました。
「いきなり8万字も書けねえよ!」と思った時、とりあえず16分割すると書けそうな字数になるってのは救いでしたね。
追記2
本文中で上げてる「例」は小論文なので、他の文だとまた違った形になります。
例えば読書感想文*5なら
起「この本が良かった」→承「具体的にはここが良かった」→転「個人的にはこんなことを思った」→結「次はこんな本が読みたい」とかそんな感じになるかと。
あと物語*6なら
起「ある日地球*7に謎の隕石が降ってきた」→承「だがそれは悪の宇宙人の陰謀だった!」→転「地球人と宇宙人は激しく戦い」→結「何とか人類は勝利した」みたいな。
◆用語集
・起承転結(きしょうてんけつ):
関連用語:「順番(じゅんばん)」*8、「プログラム」*9、「そもそも(抑)」*10
*1:「ゲーム」については 3/27 こころの話+体育:不自由(ふじゆう)だからゲームは面白い!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「5W1H」については 2/2 英+国:文の秘訣・「5W1H」! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「3行ホラーメイカー」については 7/18 国+ゲーム:3行でホラーを作るゲーム!? ~「3行ホラーメイカー」!~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:筆者の自作ゲーム『小論文カードゲーム』については 10/7 国+ゲーム:話をコンボさせて、ポイントをゲットするゲーム! ~「小論文カードゲーム」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「読書感想文(どくしょかんそうぶん)」については 4/23 国語:読書感想文Lv.1トレーニング! ~vs世界最短の感想文(多分)~ - のっぽさんの勉強メモを参照。
*6:「物語(ものがたり)」については 12/18 英語:名詞(めいし)/物語(ものがたり)を始めるもの - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「地球(ちきゅう)」については 12/22 理科:地磁気(ちじき)の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「順番(じゅんばん)」については 7/1 国語:言葉の順番(じゅんばん)についての話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:「プログラム」については 10/11 数学:プログラム/ロボに指示(しじ)を出すゲーム! ~条件(じょうけん)と予約(よやく)のゲーム~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*10:「そもそも(抑)」については 4/18 国語:「そもそも」を漢字で書けますか? ~「抑(そもそも)」や「抑(よく)」の字の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。