国語の話ー。
「じめじめした時はさわやかな言葉に触れる手もあるよ」
ってな話です。
6月*1は「梅雨(つゆ)」*2の時期。
今日は晴れたところが多いようですが、
じめじめしていらいらする日も多いですね。
そんな時はせめてさわやかな言葉に触れるという手もあります。
例えば、『季節のことば・夏』という本には
「岩清水」とか「泉川」とかさわやかな言葉が一杯載ってたりします。
ここでは少しだけご紹介させていただきます。
説明をそのまま載せると著作権的にまずいかもしれないので、言葉の名称だけ。
例えば
・「青梅雨(あおつゆ)」
・「青田風(あおたかぜ)」
・「泉川(いずみがわ)」
・「岩清水(いわしみず)」
・「打ち水(うちみず)」
・「薫風(くんぷう)」
・「水の綾(みずのあや)」
って感じですね。
何となくいい感じの言葉が揃っております。
これらは「季語(きご)」としてよく短歌*3などに使われていたりします。
ここら辺を覚えておくと、夏*4の短歌を学ぶ時によりいい感じになれるかもしれません。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・季語(きご):
俳句・短歌とかで使う、特定の季節*5を指す語。
英語で言うと「season word(シーズン・ワード)」。響きがオシャレ。
テスト*6などでは「どれが季語か?」と問われることが多く面倒だが、
自分で歌を詠むとき、うまく使えると表現の幅が増して楽しいかもしれない。
例えば夏に関する句を読みたい時。
「夏の日の~」とか「夏の~」という言葉を入れる手もあるが、
日本の夏のイベントである「盆(ぼん)*7の」「甲子園(こうしえん)~」*8とか、
風物詩である「スイカ」「蚊取り線香」というもので表現する手もある。
「夏」という言葉を直接使わずに夏を表せるというわけである。
ちなみに夏は四神の「朱雀」が司る季節であり、「朱夏(しゅか)」という言葉もある*9。
関連用語:「甘酒(あまざけ)」*10、「アメンボ(水馬、水黽)」*11、「ビワ(枇杷)」*12、「蝉時雨(せみしぐれ)」*13、「時雨(しぐれ)」
*1:「6月」については 7/31 英語:「6月」「7月」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「梅雨(つゆ)」については 5/26 理科:「梅雨(つゆ)」の話メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「短歌(たんか)」については 1/2 学習:『語群(ごぐん)』でそれっぽい世界をつくる! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「夏(なつ)」については 7/5 学習:夏休みの自由研究メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「季節(きせつ)」については 9/18 理+諸外:「季節(きせつ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「テスト」については 5/24 学習:テストについてメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「お盆」については 6/18 歴+国:「お盆」の話メモ ~この世とあの世~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「甲子園(こうしえん)」については 8/11 体+社:「甲子園(こうしえん)」に「木のネズミ」はいますか? ~「甲子園」と「甲子(きのえね)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:詳細は1/14 歴史:五行(ごぎょう)/「青春(せいしゅん)」は青龍(せいりゅう)さんのおかげ!? - のっぽさんの勉強メモ参照。
*10:「甘酒(あまざけ)」については 7/25 生活:夏バテ対策、飲む「点滴(てんてき)」!? ~「甘酒(あまざけ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*11:夏の季語らしい昆虫「アメンボ(水馬、水黽)」については 5/31 理+英他:「アメンボ」は「池(いけ)」の「スケーター」ですか? ~「アメンボ(水馬)」と「pond skater(ポンド・スケーター)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*12:梅雨時の季語でもあるという植物「ビワ(枇杷)」については 6/26 音+理他:この「ビワ」は「ビワ」製ですか? ~楽器の「琵琶(びわ)」と植物の「ビワ(枇杷)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*13:夏の季語「蝉時雨(せみしぐれ)」、冬の季語「時雨(しぐれ)」については 8/9 理+国:「セミ」は「雨(あめ)」を降らせますか? ~「蝉時雨(せみしぐれ)」と「時雨(しぐれ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。