地理の話ー。
バイオ―ムの話2です。
過去記事の続きになります*1。
前回はゲーム『マインクラフト』*2に絡めて「バイオ―ム」の話をしました。
筆者が初めて「バイオ―ム」を知ったのがそのゲームだったのですが、
ちゃんと『科学キャラクター図鑑 地学 未知なる星テラ!』という本にも載っていました。
「バイオ―ム(biome)」というのはF.E.クレメンツという人物が1916年に発表した用語のようですね。
生活の中では聞きなれない言葉ですが、
wikipediaでは「生物群系(せいぶつぐんけい)」という名前で紹介されています。
(あるいは「植物群系(しょくぶつぐんけい)」*3ともいうようです)
まさにどんな生物がそこにいるかってことですね。
そのwikiの「生物群系」の地図で、日本を見てみると、
大体「亜熱帯湿林(あねったいしつりん)」と「温帯広葉樹林(おんたいこうようじゅりん)」バイオ―ムって感じでした。
湿度が多めで温かいってことです。言葉で言われてもあまりピンとこないかもですが。
これが例えば、極端に湿度が足りないと「砂漠」*4バイオ―ムとかになったり、
湿度が高かったりすると年中雨が降ってたり、湿度80%がざらの「熱帯雨林」バイオ―ムになったりするわけですな。
ただ生物、特に植物は気候と影響を与え合ってたりするので、
日本もいつまでもこのバイオ―ムのままであるとは限りません。
試しに森が全部伐採されたら、また気候とかバイオ―ムも随分と変わると思われます。
それは生活が激変してしまうってことなので
「バイオ―ムが大きく変わった!」なんてことがないよう
自然と良いバランスを保てるといいですね。
まあそんな感じで~。
追記
「バイオ―ム」という言葉はところによっては「環境(かんきょう)」*5くらいの意味でも使われています。
ゾンビゲーム『7Days to Die』*6では例えば「都市バイオ―ム」ということばがあったり。
ここでは「都市マップ」くらいの感覚ですかね。
◆参考文献
・ダン・キルピン著,坂口美佳子,2011,『科学キャラクター図鑑 地学 未知なる星テラ!』,玉川大学出版部
*1:「バイオ―ム」「熱帯雨林(ねっていうりん)」については 7/12 地理:「バイオ―ム(biome)」について ~地理をマイクラ的に見る~ - のっぽさんの勉強メモを参照。
*2:『マインクラフト』については12/16 地理:「そこどんな土地なのさー」って想像する - のっぽさんの勉強メモ参照。
*3:「植物(しょくぶつ)」については5/15 理+英:食物連鎖/植物さんはプロデューサーだった!? - のっぽさんの勉強メモを参照。
*4:「砂漠(さばく)」については 12/17 社会:水と宗教の話(ざっくり仮説) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「環境(かんきょう)」については 6/13 社+英:街づくりに関わる英単語 ~withシムシティ ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:『7 Days to Die』については 7/2 英語:ゾンビ物で出てきそうな英単語! - のっぽさんの勉強メモ を参照。