国語の話ー。
テスト*1の時の文章題*2とか、長文読解の話です。
今までちょこちょこ書いてきたので既出かもですが。
ざっくり言うと、
テストの長い文章題は、場合によっては全部は読む必要ありません。
というのも、時間が足りないとき、読むスピードが速くない方だと、問題文読んでるだけで時間切れになるかもしれないからです。
いい文章*3も多いので、読めたらそれに越したことはないのですが。
じゃあどこを読むのか?というと、
筆者が大学受験の時に習ったのは、「問題から読む」という方法ですね。
で、問題では大体「下線部①は何を示しているか」みたいなことが聞かれるので、
それを見てから下線部の周りを見ると。
大体答えは近くに書いてあることも多いので
下線部の前を見て、後を見て、で、なければさかのぼって、という感じでやってます。
もちろん、このテクニックが万能なわけではありませんが、
やたら文章が長かったり、関係ない情報が多い時には効果的です。
例えば下のような文があったとします。
僕のクラスでは5人の生徒が存在感を発揮している。
瀬尾(せお)ヤスオ。国語の天才*4。
舞鶴(まいづる)ハナコ。数学の天才。
遠山(とおやま)シゲル。社会の天才。
時任(ときとう)ミホ。理科の天才。
そして田中(たなか)タケシ。英語の天才。ちなみにこいつは僕の友達でもある。
こんな文があった時に、問題で「下線部の『こいつ』とは誰を示しますか?」
と聞かれたなら、下線部直前の「田中タケシ」が正解になるわけです。
つまり下線部周りの情報だけで、この問題は解けるのです。
他の四人の名前もそれっぽく書いてありますが。問題には関係ない情報となります。
「えっ、主人公が誰と『こいつ』って呼ぶような間柄かなんて、分からない!」と思う必要はありません。
ここで聞かれているのは「下線部」のみの話ですからね。
ぶっちゃけ主人公が5人全員を「こいつ」と呼ぶような性格でも大丈夫、関係ありません。問題の外の情報ですからね。
もちろん全体の話の流れを聞かれる問題は後の方で出てくる可能性がありますが、
個々の問題レベルだったら、読むのはわずかな箇所で大丈夫です。
つまり、「問題で何が聞かれているのか?」という(狭い)範囲を確認するのが大事であり、
それを見るのに「下線部」、あるいはキーワード(「こいつ」とか)の存在はとても役に立つんですね。
なので特に苦手なうちは
①一瞬だけ全体の「問題文」を見て、どういう話なのかだけチェックする
②「問題」を見て、何が聞かれているのかを見る
③問題の「下線部」周りを見る
④わからなかったら遡ったり、後の方を見てみたりする
くらいでやってみるといいかもしれません。
まあそんな感じで~。
*1:「テスト」については 5/24 学習:テストについてメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「文章題(ぶんしょうだい)」については 12/1 数学:「文章題(ぶんしょうだい)」は難しい - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「文章(ぶんしょう)」については 6/30 国語:国文法/「言葉の単位」メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「天才(てんさい)」については 12/27 学習:「天才(てんさい)」タイプと「教師(きょうし)」タイプ - のっぽさんの勉強メモ を参照。