のっぽさんの勉強メモ

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9/22 こころ+歴他:「憎しみは何も生まない」か? ~「戦争(せんそう)」と「特需(とくじゅ)」、「利益(りえき)」と「奇跡(きせき)」~

 こころ+歴史+生活の話ー。

 「憎しみ」*1という物が生むものについての、ざっくりとした考えです。
 主に「憎しみは何も生まない」といった言葉について考える感じですね。


 過去記事*2の延長の意味合いが強いです。

 かなりの雑文なのでご注意を。

 ※以下、かなりワルくておぞましい話だと思われるのでご注意を。


 前置き。

 戦争*3などについてのマンガを読んでいて、ふと考えたのですが、
 漫画などには時々「憎しみ(にくしみ)は何も生まない!」といったセリフが出てくることがあります。
 または「憎しみは新たな憎しみしか生まない」といったセリフですね。
 主人公側が言っていることが多い印象です。


 いい言葉ですし、筆者も「そうだ!」と言いたいですし、否定したくないのですが。
 よく考えてみると、「そうでもないかもしれん」ということも思いました。

 何故かというと。
 「憎しみ」自体がものを生むか、というのはともかくとして、
 「戦争(せんそう)」が「利益(りえき)」を生むことは、時にあるようだからです。

 例えば、以前にも書いた「特需(とくじゅ)*4の話になりますが、
 戦争では大量に物が不足しますので、その周りの国にとっては、物を大量に売るチャンスが生じます。
 これが「特需」なわけですね。
 過去の例で言うと、日本は1950年の「朝鮮戦争(ちょうせんせんそう)」の時にこの「特需」によって儲け、「第二次世界大戦」に負けた後の復興(ふっこう)*5を速めたとも言います。
 この後日本は一気に先進国の仲間入りをして、世界第2位といわれるところまで行ったことは、時に「奇跡」であるとも言われます。


 さて、朝鮮戦争の主原因はともかくとして。
 戦争の特需が利益を生み、そして時に憎しみが戦争を生む、という場合があるならば。
 時に「憎しみは戦争を生み、その戦争(特需)が利益を生む」、ということもあり得ることにもなります。
 つまり「憎しみが生むもの」の一つに、「利益」というものが入ってしまうわけですね。

 また、日本の「奇跡」のような成長の一因に、この「特需」があり、
 そして、朝鮮戦争ではなく、他の「憎しみによる戦争」での特需でも、同じようになされていたならば、
 「憎しみが生むものには(日本の)奇跡もある」という、なかなかすさまじい結論が言えてしまうかもしれません。
 まあこれはどちらかというと「もしも」の世界の話なのですが。


 もちろんこれはかなり非人道的・非道徳的な話ですし、憎しみだけで生めるものでもないでしょうし、
 「こんなものは本当の利益ではない!」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

 そのご指摘はごもっともであり、そちらに理があるとも思うのですが、
 ですがここで問題にしたいのは、それが「本当の利益であるかどうか」ではなく、
 「それが利益として感じられるかどうか」ということです。


 というのも、この「特需」などが利益であったり、または利益のように見えるのならば、
 それを狙って、この利益を得よう、そのために特需や戦争を起こそう、という考えの人が、出てきてもおかしくはないからです。
 つまり、犯罪や悪事を誘発(ゆうはつ)する要因としては「利益のように見える」だけでも十分ともいえます。

 
 そして世界には善悪はさておいて戦争絡みの商売をして、生活している方は結構います。
 例えば「傭兵(ようへい)」*6や「死の商人*7や「軍産複合体(ぐんさんふくごうたい)」とか。
 歴史資料などを見ていると、政治上のテクニックには、敵国同士を争わせることで自国の平和を守るテクニックというのも、あるようです(不勉強なため、実際の有用度は筆者には不明ですが)。
 
 つまり、
 (以下、「戦争」を嫌う方にはとてもイヤな話し方になるので注意、)

 「戦争は時に、人の生活を支え、平和を生むものである」

 …という結論を持つ方がいても、不思議ではありません。
 (これの真偽も問題ではありません。ここで論じているのは「可能性」なので)


 そして、自分の敵の「憎しみ」を煽ることで、遠くで戦争を起こさせ、
 それによって自国や他国の様々なコントロールが可能になるとすると…。

 総合するとこんなことも、言えるかもしれません。
 (※以下はあくまで考えを深めるための仮の話なので注意)


「憎しみは争いを生み、争いは戦争を生み、
 戦争は時に、自国への利益を生み、人の生活を支え、自国の平和を生むものである。
 よって、憎しみは、時に上にあげた有用なものらをも(間接的に)生んでいる、といえる」


 といった具合です。
 …自分で書いてて、とてもアレな文ですね。


 もちろん別にこれが「真実」というわけではありません。
 ただ「どうして世の中から戦争は消えないんだろう…」という問題の、
 一つの原因の可能性みたいなものは、ここら辺にあるかもしれません。
 つまり「それがどこかで利益に関わっているから」というわけ(仮説)ですね。


 まあ別に「これが真実だ!」とか言いたいわけでもありませんし、
 「誰かをどんどん憎め!」というわけでも全然ありません。
 上の「利益」とか「平和」も、憎しみや戦争でなくては生めない、ということも全然ありません。

 むしろ仮に、上記の「憎しみが色んなものを生む説」が本当だとしても、
 より「平和的に利益などを生める方法」や「より誰も傷つけずにそれらを生める方法」があるとすれば、そちらを使えばいいわけです。


 そういう意味では、「平和構築(へいわこうちく)」とは「戦争の否定」だけが方法ではなく、
 「戦争の生むものに良いものがあれば、それをすべて奪ってしまうことで、平和を生む」というのも方法といえるかもしれません。
 だってそれらを理由に戦争を起こす理由が無くなる、という訳ですからね。


 で、上では主に「遠方の戦争」の話をしましたが、「自国の戦争」でも利益が全くないわけではないようで。
 歴史を見ますと、「帝国主義」の国はしょっちゅう戦争をしていますし、
 経済が行き詰った時には戦争をして、相手国などを征服して、ものを売り付けたり資源を奪ったり、ということはいろんな国がやっているようです。
 要するに、人は困ったり貧しくなると、いろんなことをするみたい、ということですな。
 民衆から「戦争を希望する声」が上がることもあるようです。

 例えそれが信用を無くし、「10年20年」後困るような方法でも。
 「一か月」先もわからない、と思っている人にとってはリアル感のない「未来」の話です。
 でしたら、「明日」や「一か月」の利益のために、戦争などを望むことはあるかもしれません。
 そういう人に「それは本当の利益じゃない」「憎しみは何も生まない!」といっても、
 「じゃあお前は俺の家族に、明日死ねって言うのか!」と言い返されるかもしれません。
 (まあ「今日」のどこかでこの方が、家族を戦争で失い、「こんなはずじゃなかった」という可能性もあるのですが)


 まあ何が正しい、というのは分かりませんが、
 少なくとも、人の「憎しみ」を操って何かをする人、というのはいるかもしれません。
 ザコい小悪党の筆者でも思いつくくらいですね。


 ある「憎しみ」があなたにとって「利益」を生むかはともかく。
 あなたの憎しみを利用して自分の利益を生もうと思っている人なら、山ほどいるかもしれません。
 激しい感情に気を取られている人というのは、周囲にとっては利用しやすくも見えるものです。
 どうかご注意を。



 まあそんな感じで~。


 関連用語:「民間軍事会社(みんかんぐんじがいしゃ)」*8、「保身(ほしん)」*9、「狂戦士(きょうせんし)」*10、「アヴェンジャー」*11
 関連自作ゲーム:『ストップ・ザ・ウォー』*12




追記
 一方で漫画とかでは「怒り」や「憎しみ」によってすごいパワーを得る、という展開もあります。
 これはまあ、人間は普段身体が怪我しないように「リミッター」をかけているようなので、
 それらを切ってしまうとすごいパワーが出る、という感じもあるのでしょう。
 ただし無理をしているので、大抵後でひどい目にあったり、身体がボロボロになったりもします。まあそれを避けるためにリミッターかけてたわけですし。
 例えば自動車がずっと最高スピードでぶっとばしてれば、壊れるのは早い、という感じでしょうか。
 また我を忘れて暴れていると、自分の大切なものを壊してしまう、ということもありえます。そうなると本末転倒ですね。
 古代の神話や物語ではよく怒りや憎しみによって周囲が見えなくなり、
 敵だけでなく、自分の仲間や家族を殺してしまう戦士などの話もあります。
 怒りなどで「防衛反応(ぼうえいはんのう)」などを起こし、「生物的」には一時的に強くなれても、
 それが「人間的」な目的を達してくれるか、というと、そううまくはいきにくいわけです。
 なので「憎しみは何も生まない」というよりは、「憎しみによってパワーが生まれても、制御がとても難しい」というところもあるのかもしれません。


追記2
 ちなみにただ強いだけの生き物でも、けっこうあっさり絶滅していたりします。
 強ければ生き残れるという訳でもない、ということですね。以前にもちょっと書きましたが、単純な「弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)」*13というよりは「たまたま生き残ったやつが生き残った」みたいなとこはあるようです。
 これに関しては、筆者はまだ未読ですが、広告で見た『わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』という本が面白そうですね。


追記3
 ものすごくひどい話ですが、
 日本は、今、行き詰まり感があり、過去を懐かしむ意見もあります。
 (まあ若者にはその時代を知らない方の方が多い気もしますが、今は高齢社会なので)
 では、かつての「世界第2位」のような日本を懐かしむとして、そこに「戦争の特需」があったとして。
 あなたはどうでしょう。 
 「日本が世界第2位、または豊かになれるなら、どこかで戦争が起こってもいい」と思いますか?

 …ひどい質問をして申し訳ありません。

 この問いに対する「正解」は特にありません。
 ただ、日本人はしばしば何となくの「空気」で動くことがあるようなので、
 なんとなく「世界第2位」の時のような繁栄を望み、なんとなく、どこかの戦争を望む、ということがありえるかもしれません。
 その思いのために、「なんとなく」どこかの国を犠牲にすることがありえるのだとしたら、
 また将来、日本が栄え始めたとき、その裏にどこかの「特需」や「犠牲」がないかどうかは気を付けた方がいいかもです。
 これは「道徳的」にもそうですが、ごく「自己中心的」な、「利益的」な話でもそうです。
 というのも例えば、自分の所が戦争で大変な国があったとしたら、
 その戦争によって儲けながら、それを意識すらしていない国(この場合は「儲けた日本」)があったとしたら、
 「将来ひどい目に遭わせてやろう」とか、「今度はあの国を戦争に巻き込んで我が国が儲けよう」、という「憎しみ」が涌いても、全然不思議ではない、と思うからです。


追記4
 ところで自分で書いていて思ったのですが、
 「お前は俺の家族に、明日死ねって言うのか!?」と、(今回の場合は戦争で何とか生活している)誰かに言われた時、
 どう答えるのが「正解」なのでしょうか?
 特に「正解」とかの問題ではない気もしますし、口先ではどうにもならない気もしますが、何となくつい考えてしまいます。




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*1:「憎しみ(にくしみ)」については 5/14 国語:「優しさ」と「優しみ」! ~「さ」と「み」の間~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:過去記事 8/10 社会:戦争を回避するために、戦争の両面を語りたいという話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「戦争(せんそう)」については 11/2 社会+国+こころ:愛と平和、と戦争 ~言葉の食い違いから考える~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「特需(とくじゅ)」や「朝鮮戦争(ちょうせんせんそう)」、「軍産複合体(ぐんさんふくごうたい)」については 6/24 社+こころ:「自分」こそが「悪いこと」をする可能性についての話 ~悪事と戦争~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「復興(ふっこう)」については 10/17 歴史:接頭辞「re」とルネッサンス! ~破壊されたものを再生する~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:「傭兵(ようへい)」については 3/21 歴史:コンボ、コンボ、人コンボ!~後を継ぐもの、塞ぐもの~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:死の商人」については 8/8 英+国:「はっぱ」の話/葉っぱ、気合、そしてダイナマイト - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:民間軍事会社(みんかんぐんじがいしゃ)」については 6/17 国+英:色々気になった言葉メモ(ゲーム系多し) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「保身(ほしん)」については 2/21 こころの話:わが心の弱さと「いじめ」 ~自分なりの対処を考える~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「狂戦士(きょうせんし)」については 5/25 ゲーム+歴:勇気(ゆうき)、元気(げんき)、狂気(きょうき)!? ~狂戦士(きょうせんし)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「復讐者(ふくしゅうしゃ)」を意味する「アヴェンジャー」については 8/31 数+ゲーム:夏休みを振り返って遊ぶゲーム!? ~ゲーム「サマバケ・キャラメイカー」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:筆者の自作ゲーム『ストップ・ザ・ウォー』については 8/10 社+ゲーム:戦争を止めて回るゲーム!? ~ゲーム「ストップ・ザ・ウォー」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:「弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)」については 1/22 理科:すごいよ!太陽さん ~理科の教科書を貫く用語~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。