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のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容を扱っています。不定期更新ですー。

11/2 社会+国+こころ:愛と平和、と戦争 ~言葉の食い違いから考える~

社会 国語 こころの話

 社会+国語+こころの話的な話ー。
 英語にすると「Love & Peace, & War」ですね。割ととんでもない。

 「愛(あい)」*1と「平和(へいわ)」と、それとは離れていると思われがちな「戦争(せんそう)」の話です。
 といっても筆者も愛とか平和の重要性を認めたうえでの話なので、これらを否定したいわけではないです。
 むしろそれを踏まえたうえで、あえて少し意地の悪い問題について考えてみたいと。
 (人によっては当然だったりするかもです。その場合は鼻で笑ってください)
 すごい難しい話題なので多分書き方グダグダです。

 ※以下にはワルイ表現やいじわる、
 あるいは悪い意味で「青く」て恥ずかしい文章が含まれるかもしれません。ご注意を。


 「愛」や「平和」というのはよく「戦争」と対立するものとして言われます。
 でも「愛」とか「平和」のために起こる戦争もあるよなあという話です。

 例えばすごい極端な話。
 
 自分の愛する人に「世界*2が欲しい」と言われたとして。
 そこから世界相手に戦争を始める、というのは「愛のための戦争」になりますね。

 そしてある土地に複数の一族がいたとして。
 「私の一族にとっての平和のために、他の一族を絶滅させよう」とか
 「征服してしまおう」ということで戦争を始めたとします。
 これは「平和のための戦争」と言えるかもしれません。


 読んでてお気づきかもですが、ここでのツッコミどころは「言葉の範囲が違う」ことですね。
 世間で言われる愛や平和でよくあるのは例えば「人類レベル」*3の愛とか平和になります。
 でもここでは「愛」や「平和」という言葉の対象が「自分の愛する人」「自分の一族」という、ある一定の範囲になっているわけです。

 だから上で上げた二つの言葉は正しくは
 「(愛する人への愛のための戦争
 「(自分の一族にとっての平和のための戦争」というものになります。


 上のように考えている人を相手にする時、難しいのが「愛や平和への願いの有無」が問題ではないというところです。
 例えば上のような理由で戦争を起こした人に対して
 「あなたには人を愛する心はないの!?」とか「平和が大事だよ!」とシンプルに言っても説得は難しいでしょう。
 何故なら相手もそれ自体には同意している可能性があるからです。
 例えば、すげー満面の笑みで
 「いや、私の心には(愛する人への)愛がある!だから戦争を起こしているんだ」とか
 「そう、俺も(あくまで自分の一族にとっての)平和が大事だと思う!だから早く敵を皆殺しにしないと
 と言い返される可能性があります。微妙に話がかみ合ってませんね。


 つまりこの場合、「愛」「平和への心」があるのかないのか、というわけではなく
 その「愛・平和という言葉の範囲や前提」、またはその「つながり方」が問題になる訳です。

 人間はそれぞれ考え方や性格、記憶や体験が違うので、
 それぞれの「言葉に対してのイメージ」が違うと思われます。
 なので「愛」「平和」という言葉に対してそれぞれが持つイメージも違いうる訳ですね。
 例えば「平和」と聞いてある人は「世界レベル」を思い浮かべるかもしれませんし、ある人は「国レベル」、
 ある人は「自分の一族が平和ならいいや」とか「自分だけ平和ならいいや」と思うかもしれません。

 まあどれが正しいとかいうことではなく。
 でも、そのズレや溝があることを頭に入れておくと、少し話がしやすくなります。
 相手と考え方が違った時、もちろん「そんな考え方は間違ってる!」「お前には○○の心がないんだ!」
 と言うこともできるかもですが、
 単純にそう言われるだけでは相手も納得しづらいですね。
 理由とかも述べられてませんし、行動を変えようという気にはあまりならないかと。

 上の例で言うと、自分は愛する人のために戦争を起こした人が、「お前には愛がないんだ!」とか言われたら
 「はあ!?だからそれが俺の行動動機だって言ってんだろ!」とすごく腹が立つかもしれません*4

 なので例えば、もしそう言う人に行動を変えてほしいなら、上で言ったような
 ①言葉の範囲②つながり方などの面から攻めると良いと思われます。
 例えば①だと「あなたが(愛する人への)愛のために戦争しているのは分かった。でもそれだと他の人が困るので、それをどうにか人類レベルとか、相手にも範囲を広げてくれませんか?」とか、
 ②「あなたの愛する人にとっても良くない結果になるんじゃないですか?」といった「行動―結果のつながり」*5から説得するというような方法です。
 あるいは相手の行動理由である人物や存在にコンタクトできたらそれも有効かもしれません。
 もちろんこれで単純に説得できるとは思えませんが、少なくとも相手を「否定」してはないので、
 「愛や平和の心が有るor無い」という平行線の話はひとまず脱出することはできます。


 まあそれはさておき。
 「同じような言葉を使っている」と思っても、案外人は違う感覚を持っていたりするものです。
 それは「自分にとっての常識」とはまた違ったものかもしれません。
 (自分にとっての「常識」はとても疑いにくいですけどね!)
 どっちが合っているか、と言うのはさておいて、
 それを踏まえたうえであなたが動けると、かえって相手を説得しやすくなるかもしれませんね
 (「折れる」と思えば負けっぽく感じるかもですが、結局相手を動かすことができれば、あなたが望む結果にはより近づきやすくなるわけです)

 

 まあそんな感じで~。



追記
 上では極端なケースについて書いてますが、
 歴史上の「宗教(しゅうきょう)」*6や「民族(みんぞく)」*7に絡む戦争、は結構似たものが多かったりもします。
 それぞれは愛を掲げていたりするんですが、
 自分の大事なもののために相手を排除しようとしたり、
 相手を間違っていると認定しようとしたり、ということはたくさんありました。
 あと単純な食糧不足も戦争の原因になったりします。
 これこそ「自分の国のために戦争を起こすケース」になりますね。
 (それが本当に国のためになっているかというのは置いといて)
 あと戦争が始まったらよく「愛国心(あいこくしん)」を大事に、ということが言われますしね。
 そして大体は「相手が我々の平和を脅かしてきた!」ということを言いますし。


追記2
 本文とは違った話になりますが、「愛の範囲が広い」というのも良く思われるとは限りません。
 例えば、貧しい田舎から出てきて大金持ちになった人がいたとして。
 広い「愛」の精神で、広い範囲でみんなにちょっとずつお金を寄付したとしましょう。
 それは「愛」の範囲としては広いレベルの行動かもしれません。
 でも、その人を送り出した貧しい田舎の人たちはこう思うかもしれません。
 「せっかく稼いだお金をなんでもっとこっちによこさんのだ!あいつには愛が足りん」と。
 これも愛の「範囲」の食い違いの話ですね。
 ここでは「貧しい田舎の人」をちょっと悪っぽく描いてますが、
 「誰でも平等*8に見る」ということは「特別扱いしない」ということだったりして。
 それは「特別扱いしてほしい」人には物足りないんですよね*9
 例えば「世界人類を愛す、もちろん君も」という言葉は、
 人間としては望ましいのかもしれませんが。「君だけを愛す」という言葉にくらべると、なんかちょっと魅力に欠けますね。
 しばしば「清らかな人」「聖人君子(せいじんくんし)」が「つまらない人」に見えたりするのはこんな感じかもしれません。
 「人は自分を好きになってくれる人に好意を持つ」とも言いますしね。特別扱いは優越感の元です。
 ここら辺の「愛」の話はTRPG*10のリプレイですが『義経変生譚 Replay:天下繚乱RPG』と言うシリーズで扱っていたりします*11
 TRPGリプレイがメジャーではないので万人向けとは言い難いですが、中でなされている話はとても面白いです。


追記3
 権力*12を持った人間の心理などに関しては過去記事*13なども良ければご参照ください。


◆用語集
・戦争(せんそう):国と国など、異なる集団が戦い、殺しあうこと。
 英語では「war(ウォー)」。
 ちなみにゲーム『艦隊これくしょん』にも登場する実在の戦艦「Warspite(ウォースパイト)」は、
 日本語にすると「戦争を軽蔑(けいべつ)する者」という意味の名前である。カッコいい。
 あとゲーム中の英語の発音がやたら良い。興味があったら聞いてみるのもよいかも。
 ちなみに、イギリスで作られた「金剛(こんごう)」*14さんとの絡みが多い(特に二次創作で)。
 金剛さんも英語をしゃべるキャラだし。
 が、カタコト英語っぽいので……そこら辺がネタにされることも多い。アイデンティティの危機デース
 関連用語:「軍隊(ぐんたい)」*15、「死(し)」*16、「武器(ぶき)」*17、「兵器(へいき)」*18、「戦術(せんじゅつ)」*19、「正義(せいぎ)」*20、「シリアスゲーム*21、「マーズ」*22

benkyoumemo.hatenablog.com

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*1:「愛(あい)」については4/9 社会:お金と価値と愛の話 ~give me money, give me love~ - のっぽさんの勉強メモを参照。

*2:「世界(せかい)」については 2/11 学習:世界(せかい) is テキストブック!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「レベル」については12/1 数学:「文章題(ぶんしょうだい)」は難しい - のっぽさんの勉強メモを参照。

*4:叱る時、何かに怒るときは強い言葉を使いたくなりがちですが、それが相手に変化を生むとは限りません。そこら辺は 2/15 社会:「罰(ばつ)」と「やる気」の話 ~叱ることは気分がいい!?~ - のっぽさんの勉強メモ でも触れてますので良ければご参照ください。

*5:文の「つなぎ方」については3/27 国語:接続詞(せつぞくし)と気持ちの関係 ~だから、だけど、けれど~ - のっぽさんの勉強メモも参照。

*6:「宗教(しゅうきょう)」については 12/17 社会:水と宗教の話(ざっくり仮説) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「民族(みんぞく)」については 1/13 地理:「かわいた大きな川」(札幌)のラーメン! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「平等(びょうどう)」については1/6 数+社→英:「平等(びょうどう)」に関するあれこれ - のっぽさんの勉強メモ参照。

*9:この「特別扱いしてほしい」という感情はしばしば「嫉妬」と結びついたりもします。嫉妬については良ければ 12/13 英語:あなたのその熱意、妬ましいわ! - のっぽさんの勉強メモも参照ください。

*10:TRPGについては3/14 こころの話:人生(じんせい)/君と道を行くRPG - のっぽさんの勉強メモを参照。

*11:タイトルの通り「源義経」が登場したりします。義経については2/26 歴史:謎めく歴史の魅力~二人に一体何があったんだ!?~ - のっぽさんの勉強メモを参照。

*12:「権力(けんりょく)」については4/30 社+こころの話:許すこと・気分の良さ・権力(けんりょく) ~よい、儂が許す~ - のっぽさんの勉強メモを参照。

*13:例えば 2/14 社会:「悪用(あくよう)」 ~防げ!ワルーイ・ノッポの陰謀~ - のっぽさんの勉強メモ4/10 社会:お金の入手方法と感覚 ~教えてくれ、どうやってこのチカラを使えばいい~ - のっぽさんの勉強メモ、など。

*14:戦艦「金剛(こんごう)」については 10/6 国語:ダイヤ/色んな「金剛」の話 ~宝石、仏教、戦艦~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:「軍隊(ぐんたい)」については 5/1 社会:「軍隊(ぐんたい)」に関しての二つの立場(ざっくり) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*16:「死(し)」については 11/19 美+歴:「死(し)」を思う態度 ~ヴァニタス、ニヒリズム、そして一休さん~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*17:「武器(ぶき)」については 2/1 英語:英語マシーン2/我が手に来たれ、英語の剣! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*18:「兵器(へいき)」については 5/3 社会:軍隊(ぐんたい)・軍事費(ぐんじひ)・維持費(いじひ)の話 ~その砥石(といし)はどれくらい必要ですか?~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*19:「戦術(せんじゅつ)」については 3/23 学習:「不退転(ふたいてん)」、「撤退戦(てったいせん)」、「全力撤退(ぜんりょくてったい)」 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*20:「正義(せいぎ)」については 2/15 社会:「罰(ばつ)」と「やる気」の話 ~叱ることは気分がいい!?~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*21:シリアスゲーム」については 7/15 社会:「シリアスゲーム」 ~社会問題をゲームで学ぶ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*22:「マーズ」については 3/12 理科:天体(てんたい)/神の名は星(ほし)になりました - のっぽさんの勉強メモ を参照。