歴史+生活+こころの話ー。
有名なネタですが、当ブログでは取り上げてなかったので。
前置き。
本日は「成人の日」ということで、20歳の方が「成人(せいじん)」になってお祝いする日ですね。
新成人のみなさまは、おめでとうございます。
ところでみなさま、「バンジージャンプ」は飛んでおられますでしょうか?
…いきなりこう書くと「?」という方も多いでしょうが、
成人と「バンジージャンプ」は関係があったりするのです。
というのも、バンジージャンプを「成人になるために儀式(ぎしき)」にしているところがあるようなので。
改めて、「バンジージャンプ」とは、足に綱を付けて飛ぶ競技のようなものですが、
そもそもは南太平洋の「バヌアツ」の「ナゴール」という習慣が元になっていると言います。
で、この「ナゴール」は成人の儀式にも使う、と。
つまり成人になるために「バンジージャンプ」を飛ぶわけですね。
世界には成人の儀式として「わざと虫に刺されて我慢する」とか「歯を抜く」とか「ガマン系」や「度胸試し」系が多いので、
「俺こんな痛みや恐怖にも耐えられたぜ!」ということで「大人」を証明するのでしょう。
ネットで見てみると、結構バンジージャンプを飛んでいる新成人の方は多いようなので、
「成人でバンジージャンプ」は割と定番ネタかもしれません。
日本では成人の儀式はあっても試練(しれん)はなく、お祝いをするだけですが。
「成人になった実感が涌かないなあ…」という方は、
(安全性に気を付けた上で)バンジーを飛んでみるのもいいかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみにWikipediaによれば、バンジーの元である「ナゴール」の起源は10世紀頃のことで、
暴力をふるう夫から逃げた妻が登った木から飛び降り、
それを追った夫は死んだが、妻は足に綱を付けていて助かったと。
これが「ナゴール」の元になったという説が載っていました。
あとは神様に作物の豊作をお祈りするために、という説もあるようです。
◆用語集
・バンジージャンプ:
関連用語:「通過儀礼(つうかぎれい)」*2、「バンシー」*3、「成る(なる)」*4、「成す(なす)」
・バヌアツ(バヌアツ共和国):
南太平洋の「シェパード諸島」の火山島(かざんとう)上に位置する共和制国家である。
首都は「ポートビラ」
西に「オーストラリア」*5、北に「ソロモン諸島」*6、東に「フィジー」、南にフランス海外領土の「ニューカレドニア」がある、とのこと。
「イギリス連邦」加盟国。
2006年には「地球上で最も幸せな国」に選ばれたらしい。
*1:「成人の日」や「大人(おとな)」について 1/15 こころの話:大人(おとな)ってなんだろね? - のっぽさんの勉強メモ はを参照。
*2:「通過儀礼(つうかぎれい)」については 1/15 歴+国他:「葬式(そうしき)のない死」の話 ~「通過儀礼(つうかぎれい)」と「葬式」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:バンジーに語感の似ている妖精「バンシー」については 10/26 英+ゲーム:「ハロウィン(の仮装)」関係の英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「成る(なる)」、「成す(なす)」については 1/9 社+国他:「成人(せいじん)」は「できる人」ですか? ~「成人」と「成る(なる)」と「成す(なす)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「オーストラリア」については 3/16 理+社:方位(ほうい)はすべて「南(みなみ)」になりました ~方位のからくり~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「ソロモン諸島」については 6/17 歴史:「47」、「72」、「56億」!? ~色んな物語、桁のでかい数字~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。