のっぽさんの勉強メモ

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6/22 歴+こころ:「WASP(ワスプ)」という用語についてのメモ ~アメリカの「白人・アングロサクソン・プロテスタント」の話~

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 歴史+こころの話ー。


 世界史の教科書などでも目にする、アメリカの「WASP(ワスプ)」という用語、
 つまり「白人(はくじん)のアングロサクソン人・プロテスタント」についての話です。


 前置き。
 今、世界で反黒人差別・反人種差別運動が起きていますが、
 それに関連して「WASP(ワスプ)」という言葉を思い出したので、その話を。


 まず「WASP(ワスプ)」というのは、アメリカで使われていた用語ですね。
 Wikipediaによれば、「WASP」はアメリカ合衆国における、「白人エリート支配層の保守派(ほしゅは)」を指す造語だそうです。
 また手元の用語集によれば、彼らは1920年代のアメリカの中心階層であったようです。


 名前についてですが、これは「White Anglo-Saxon Protestant(ホワイト・アングロ-サクソン・プロテスタント)」の頭文字をとった略語だそうで。
 ざっくり言うと「WASP」とは「白人のアングロサクソン人であり、その上でプロテスタントの人々が、アメリカを支配している(あるいは支配層に多い)!」というようなことを訴える用語ですね。
 (ちなみにWikipediaによれば、この用語を使い始めたのは「WASP」と競争関係にあった「アイリッシュカトリック」の人々らしいです。そう考えるとカトリックプロテスタントの争い、という感じがしてきますね)


 表向きにはアメリカは自由の国であり、人種・宗教などによる差別(さべつ)は禁じられているはずなのですが。
 ここでわざわざ「WASP」という言葉が使われているということは、
 「裏では結局こういう人たちが上にいる」とか、「WASPと人種・宗教が違ったりしていると、上流階級の支配層には行けない(または行きにくい)」ということを表そうとするものでもあります。
 日本でいうと平安時代*1、平家(へいけ)*2が力を持っていた時代の、「平家にあらずんば人にあらず」という言葉を思い出しますね。


 ただ筆者はアメリカ社会に詳しくないので、「実際にWASPと呼ばれる人々が支配していたか」ということは分かりません。
 とりあえずこういう用語がある、という紹介ですね。
 またWikipediaを見た感じ、今は「WASP」以外の勢力も力を伸ばしていたり、また用語自体の範囲が広がったりしているようなので、
 今そのままこの用語を使って語るのは、時代にそぐわない場合もあるかもしれません。



 「差別」に関する歴史は根深く、用語も多くて難しいですが。
 でもその一つについて学ぶだけでも、視野(しや)を広げたり、
 「今の自分も似たとこあるかもなー」と気を付けたりすることはできるかもしれません。



 というわけで、今回は「WASP」という単語について調べてみました。

 これが今の「反黒人差別・反人種差別運動」にどれくらい関わっているかは分かりませんが、
 「白人・黒人」という大きな枠組みにはかかわっているかもしれません。
 筆者は不勉強なので、またメモしていきながら、考えていきたいと思います。




 まあそんな感じで~。





追記
 ちなみにWikipediaによれば、
 「アングロ・サクソン人(Anglo-Saxons)」は、5世紀頃、現在のドイツ北岸からグレートブリテン島南部に侵入してきた「アングル人」、「ジュート人」、「サクソン人」のゲルマン系の3つの部族の総称らしいです。
 で、この中の「サクソン人」の名前の由来は、武器の「スクラマサクス(scramasax /scramaseax)」というものらしいです。
 「スクラマサクス」や「サクス」はRPGなどのゲームに出てきたりすることもあるので、聞いたことがある方もおられるかもしれません。


追記2
 ちなみに今回の反黒人差別・反人種差別運動に関しては、
 「Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)」という言葉をよく聞きます。
 「matter(マター)」は「材料(ざいりょう)」といった意味もありますが、
 辞書によれば名詞では「事柄(ことがら)」や、「問題(もんだい)」、動詞で「重要である」という意味を含むようです。
 ちなみに少し似た語で「issue(イシュー)/問題(もんだい)、発行(はっこう)」というものもありますが、
 ホームレスの人などを支援する活動で「ビッグイシュー(The big Issue)」というものもあります。


追記3
 差別や人権に関する問題では時々、
 「これくらいは常識」、「知っていることは義務」という言い方がされる印象もあります。
 あるいは「もっと弱者に優しくならねば」とか、「まだまだ意識が足りない」という感じですね。

 まあそれはそうかもしれないのですが、
 まだ知識が少ない方、勉強が嫌な方がたくさんこの言葉を聞くと、
 「もうイヤだー!」と思って学びを止めるとか、関係用語を避けるようになる可能性もあるかもしれません。
 「聞きたくもない」って感じですね。

 そしてそれが積もれば、
 「いろいろ言って自分を悩ませるな!」とか「もう気を使うのは嫌だ!」と、
 被差別者(ひさべつしゃ)…「差別を受けている人」の方を攻撃・排除し出す可能性もあるかもしれません。
 言ってみれば「あなたたちがいなければ/何も言わなければ、私が苦しまないで済む」という気分になる、みたいな。
 これは「他人事」ではなく、いわば「自分事」の感情に根差しているので、かなり強力かと思います。
 (この話とは違うかも知れませんが、筆者はこのような話題に関して2016年の「相模原障害者施設殺傷事件」の犯人の話や、またネットなどでの色々な反応を思い出したりします)

 これでは最初、「まだ知識が足りない人」に「勉強を求めた」はずだったのに、
 かえって、人権や被差別者にとっての「新しい敵」を生んでしまう…ということになりますね。
 皮肉と言うか、逆効果です。

 なので、差別問題とかで「用語が多い」とか「義務という感じが嫌」という方は、
 とりあえず最初はそんなに義務とか考えず、「気が向いたら、一つの用語を調べてみる」くらいでいいかもしれません。
 それも立派な意欲であり、重要な気持ちですしね。
 で、興味が出たりしたらもっと学んでみたり、
 あるいは自分の身の回りにつながることはないか、と考えてみるのもいいですね。
 上手くすると、自分の環境を良くするヒントもあるかもしれません。

 「何て悠長な、それでは足りない」と思う方もおられるかもしれませんが、
 問題自体を嫌になってしまったり、何かの「敵」になってしまうよりはいいかも、なんてことを思います。
 まあ(筆者以外に)そんな人はなかなかいないかもしれませんが、人によってはあり得るかもしれないので、一応考えをメモしてみました。



◆用語集
WASP(ワスプ):


・スクラマサクス【武器】:


・サクス【武器】:
 関連用語:「短剣(たんけん)」*3


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