のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

5/2 生+国他:あなたの「右腕(みぎうで)」は「左腕(ひだりうで)」ですか? ~「右腕/補佐役(ほさやく)」と「利き腕(ききうで)」の話~

 生活+国語+理科+社会の話ー。
 「実は生まれつき、腕が逆についていて…」という話ではありません。


 右(みぎ)の腕(うで)を表す語、「右腕(みぎうで)」と、
 その他の意味、「最も頼りにしている補佐役(ほさやく)」等の話です。
 「利き腕(ききうで)」「左利き(ひだりきき)」の話もしつつ。 


 前置き。

 まず「右腕(みぎうで)」とは、右(みぎ)の腕(うで)のことですね。
 読んで字のごとく、体*1の右側(みぎがわ)に付いている腕という感じです。


 ですが、この「右腕」には他にも意味がありまして。
 例えば、国語辞典によれば「最も頼りにしている補佐役(ほさやく)の人」という意味があるようですね。
 (「補佐(ほさ)」とは誰かを助けること、サポートすることですね)


 なので「彼は私の右腕だ」というと、
 「彼は私を、一番サポート(補佐)してくれる人だ」って感じになります。


 で、何故「人」をわざわざ「右腕」と呼ぶのだろう?と考えると。
 おそらく、「腕は自分の思い通りに動かせる」というイメージや、
 世間の割合的には「右腕」が「利き腕(ききうで)」…より上手く動かせる腕だという人が、多そうだからですかね。
 「利き腕みたいに思い通りに助けてくれる人」→「右腕」って感じでしょうか。
 (※でもこの辺りは筆者の仮説なので、注意です)


 ところで、上では「利き腕みたいに思い通りに助けてくれる人」と書きましたが。
 当然ながら世の中、腕が「右利き」ばかりでなく、「左利き(ひだりきき)」の人もおられます。
 その人達にとっては、「利き腕」は「左腕(ひだりうで)」になりますね。


 なので、左利きの人にとって、「自分を思い通りに助けてくれる人/『右腕』」は、
 「あの人、私の『左腕』みたいに助けてくれるな…」とか、
 略すと「私の『右腕(補佐役)』は『左腕(利き腕)』(みたい)!」って感じかもですね。
 ちょっと矛盾(むじゅん)っぽくて面白いですね。


 まあ、「頼りになる人」としての「右腕」はあくまで言葉なので、
 もはや実際の右利き・左利きと関係無い、と言えるかもなのですが。


 でも世の中では、左利きの人の意見で、
 「右利きの人用の商品ばかりで、使いづらい」という話も、聞く印象です。
 そう考えると、「みんな右利きだよね?」とか、
 「言葉の世界でも『右』がメインだよね?」いう考えで進めない方が、良さそうな気もします。


 上に書いた「補佐(ほさ)/助ける」という意味の語には、
 ちょうど「佐(さ)」の字に「左(ひだり)」という字も入ってますし。
 時に「『補佐役(右腕)』は『右腕』より『左腕』の方がそれっぽいのでは…?」なんて、
 色んな言葉の「左右(さゆう)」を入れ替えて、考えてみるのもいいかも?



 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみに「頼りになる補佐役」としての「右腕」に似た語では
 「腹心(ふくしん)」という物もありますね。
 例えば「国王の腹心」というと、国王をよく助けたり相談に乗る人、という感じです。

 …でもよく考えると「腹(はら)」に「心(こころ)」という字が続いているのは興味深いですね。
 以前「肝心(かんじん)」という言葉の記事を書いた時に、
 「肝臓に心があるの…?」みたいな気分になったのを思い出します。

 また今回、「右腕」を調べていて、意味欄に「腹心」が出てくることも多く、
 「右腕」≒「腹心」って感じもしたのですが。
 一部だけ切り取ると「『腕』≒『腹』…?」みたいな気分になってシュールですね。


追記2
 ちなみに右腕・腹心とされやすい職業の一つに、
 「秘書(ひしょ)」があったりする印象です。
 秘書の方はスケジュール等を管理してくれたりするようなので、色々頼りになる…って感じですかね。

 ちなみに「秘書」は英語で「secretary(セクレタリー)」と言いますが、
 これは英和辞典によれば、「secret(シークレット)*2/秘密(ひみつ)」が由来に関わっているようです。
 色々助ける分、相手の「秘密(secret)」も知っている人…って感じがしますね。


追記3
 ちなみに、現代では以前より、「左利き」の人用の道具とか、
 両方の腕・手*3で使える道具とかも開発(かいはつ)されているようではあります。
 (両方の手・腕などが上手く使える人は「両利き(りょうきき)」と呼ばれたりしますね)

 調べてみると、サバイバルゲームのエアガンには、
 「アンビデクストラス仕様」という物があるようです。
 これは両方の手で使える仕様(しよう)、形になっているようですね。

 手元の英和辞典によれば「ambidextrous(アンビデクストラス)」は、
 「(人が)両手の利く」、「非常に器用(きよう)な」、「二心(ふたごころ)のある」などの意味があるようです。
 ちなみにTRPGシステム『アリアンロッドRPG 2E』には「アンビデクスタリティ」という、短剣(たんけん)を両手使用できるスキルがあるのですが、上記単語に関係していると思われます。


◆用語集
・右腕(みぎうで):


・右腕(みぎうで)【補佐役】:


・左腕(ひだりうで):


・両腕(りょううで):
 似た用語:「両人(りょうにん)」*4


・腕(うで):
 関連用語:「体(からだ)」、「背中(せなか)」、「足(あし)」


・秘書(ひしょ):


・右利き(みぎきき):


・左利き(ひだりきき):


・両利き(りょうきき):


・アンビデクストラス仕様:


・ambidextrous(アンビデクストラス)【英語】:


・腹心(ふくしん):
 関連記事:『王を表す外国語セブン』*5


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