体育(主に競馬)+英語+国語の話―。
競馬で馬のゴール順のわずかな差を表す「ハナ差(はなさ)/鼻差/鼻の差」と、
「鼻の差で勝つ/win by a nose(ウィン・バイ・ア・ノーズ)」という語の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
今日は8月7日…8(は)・7(な)の日ということで、
「ハナ差(はなさ)」という語を思い出したので、その話を。
※
まず「ハナ差(はなさ)/鼻差/鼻の差(はなのさ)」とは、主に競馬(けいば)の用語ですね。
ざっくり言うと、相手の馬との「わずかな差(さ)」を表す語で、
国語辞典等によれば、ゴールにどちらの馬の「鼻(はな)」が先に付いたか…というくらいのわずかな差、ということのようです。
(Wikipediaによれば、他にも「アタマ差」、「クビ差」などの語があるようです)
ただネットで見た感じ、「ハナ差」は人間同士の競争にも使うようなので、
そちらで聞いたことがある方もおられるかもですね。
さて、そんな「ハナ差」…または「鼻の差」ですが、
英語だと、ちょっと面白く見えるかもしれません。
というのも和英辞典によれば、
「鼻の差で勝つ」の英訳が、「win by a nose(ウィン・バイ・ア・ノーズ)」となっていたからですね。
英和辞典によれば「by a nose(バイ・ア・ノーズ)」が、
「(競技などで)鼻の先で、わずかな差で」という意味らしいです。
そして「win(ウィン)」は「勝つ」、「nose(ノーズ)」は「鼻」の意味を持つので、」
まさに「わずかな差で(by a nose)勝つ(win)」→「鼻の差で勝つ(win by a nose)」という感じですね。
…ただ、筆者にとって「by(バイ)」という語は、
「によって」、「~を使って」というイメージも強かったりします。
そのため、「win by a nose/鼻の差で勝つ」という語が、
「(具体的に)『鼻(nose)』(を使うこと)で『勝つ(win)』の…!?」という風にも見えてしまいますね。
…鼻がいきなり伸びて、ゴールテープを切ったりしてそうですね。競馬と言うよりロボットコンテストみたいな動きに
※
まあ、上記はあくまでジョークですが。
でも、夏休み明け…秋の「体育祭(たいいくさい)」とかで、
似た実力の相手との競争をしたら、
それこそ差が「ハナ差」になることは、ありえそうですね。
相手との接戦(せっせん)を「ハナ差で勝ち(win by a nose)」、
「鼻高々(はなたかだか)/何かを自慢する様子」になれるよう、
事前に少し練習をしておくのも、いいかも?
(※もちろん、最近は暑いので無理をしない程度に)
まあそんな感じで~。
◆用語集
・ハナ差(ハナさ):
関連用語:「互角(ごかく)」*1