のっぽさんの勉強メモ

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9/6 歴史:復讐(ふくしゅう)/「目には目を、歯には歯を」? ~『ハンムラビ法典』の話~

 歴史の話ー。
 大昔の法律「ハンムラビ法典(ほうてん)」と、
 それを作ったとされる人物「ハンムラビ」(王)の話です。

 ※法典の内容的に、ちょっと暴力的なものを含むのでご注意を。


 前置き。
 ちょっと昔の法律「ハンムラビ法典(ほうてん)」について調べることがあったので、ついでにそのメモを。


 ハンムラビ法典とは、昔(紀元前1792年~1750年くらい)、メソポタミア*1の国「古バビロニアで発布(はっぷ)された法典のことですね。
 (「法典(ほうてん)」というのは、ざっくり言うと「法律」をまとめた本とか、法律ですね)
 この法律をまとめたのは古バビロニア王国「ハンムラビ」王ということで、この名がついています。


 『ハンムラビ法典』は完全な形で残るものとしては、世界で2番目に古い法典だそうです。
 (Wikipediaによれば石棒に刻まれたのが残っているようです)
 そのため社会科や世界史の初めの方で習うことも多く、
 その中の「目には目を、歯には歯を」という言葉でも有名です。
 これは「誰かに目をつぶされたら、そいつの目をつぶしていいし、歯を(以下略)」みたいな感じの内容で。
 「復讐法(ふくしゅうほう)」とも呼ばれる、シンプルながら怖い法律のようなのですが。


 でもよく調べてみると、筆者が以前思っていたのとは少し違うところもありました。

 例えば「目には目を、歯には歯を」というと「同じくらいのダメージを受ける」という平等な感じがしますが、
 実際に奴隷と平民の間で受ける「罰(ばつ)」に違いがあったようです。
 必ずしも平等ではなかったわけですね。


 あと「やられたらやり返していいよ」ということで残忍な感じもしますが、
 Wikipediaによればこれは「やられた以上のことはしてはいけない」という、
 現代で言う「罪刑法定主義(ざいけいほうていしゅぎ)」に当たるのでは?ということも書かれていました。
 あと女性の権利とか、奴隷の権利も認めたりしてる部分もあるみたいです。
 (あとWikipediaによればあとがきに、「強者が弱者を虐げないように、正義が孤児と寡婦とに授けられるように」の文言が書いてあるらしいです)

 つまり身分の格差はあったり扱いも不平等ではあったけど、
 全てを不平等にしているわけでもなかったみたいですね。なかなか複雑です。



 誰かに対して「復讐(ふくしゅう)」してやろう、という時は、
 (知っている方は)2013年ドラマ『半沢直樹』のように、「倍返しだ!」としてしまいたくなるかもしれませんが。
 そこは押さえて、『ハンムラビ法典』のように「まあ同じくらいですましといてやるか」というのも大事かもしれません。


 でないと、何千年前の古バビロニア人にその様子を見られたとして、
 「なんだ、未来人は俺たちよりもよっぽど残忍だし、ルール守れてないじゃないか!」と言われてしまうかも?



 まあそんな感じで~。



追記
 ちなみに「復讐」に関わる神様、というのもいたりします。
 例えばギリシャ神話の「エリニュス」や「ネメシス」など復讐に関わる女神さまがいますね。




◆用語集 (※人名等、敬称略)

・『ハンムラビ法典』:
 有名なこともあって「世界史B」の用語集にも載っている。
 「楔形文字(くさびがたもじ)」で書かれており(彫られており)、Wikipediaによればその後の「楔形文字」のお手本にもなったらしい。
 石柱に移され、バビロンの「マルドゥク神殿」に置かれたとのこと。オリジナルの材質は「玄武岩(げんぶがん)」らしい。
 ちなみに「太陽神シャマシュ*2からハンムラビ王に授けられた」という形になっているらしい。
 法典のレプリカは日本の中でも色々な所にあり、レプリカを岡山市、東京池袋、三鷹市東広島市甲府市などで見ることができるようだ。
 ちなみに現存する者としては世界に2番目に古い。最古のものは「ウル・ナンム法典」および「エシュヌンナ法典」、「リピト・イシュタル法典」とのこと。名前がすごい。


・ハンムラビ王:
 Wikipediaによれば、都市国家バビロン第6代王。アムル人。
 後に、メソポタミアに勢力を拡大し「古バビロニア帝国」の初代王となった人物。
 アルファベットで書くと「Hammurabi」。
 名前の意味には諸説あるようだが、一説には「偉大なるハム」という意味ではないかともされているらしい。響きがちょっとかわいい
 Wikiediaによればハンムラビははじめ弱小国の王であったようだが、北方の「アッシリア*3と同盟し、うまく立ち回って一帯を支配したらしい。
 関連人名:「ギルガメシュ

・バビロン第1王朝(古バビロニア王国):
 Wikipediaによれば紀元前1830年 - 紀元前1530年にメソポタミア地方で栄えたアムル系王朝。
 建国者は上記の「ハンムラビ王」。
 紀元前1595年頃、「ヒッタイト」の「ムルシリ1世」に攻められ滅ぼされた。
 関連地名:「新バビロニア帝国*4

・『ウル・ナンム法典』:
 Wikipediaによればメソポタミア文明のウル第三王朝・初代王「ウル・ナンム」によって発布された法典。
 『ハンムラビ法典』より350年ほど古いらしい。紀元前2115年頃 - 紀元前2095年頃に書かれただろうとのこと。
 Wikipediaによれば、「損害賠償(そんがいばいしょう)」に重点が置かれており、特に、殺人・強盗・強姦・姦通は極刑に値する罪と見なされたらしい。


・『エシュヌンナ法典』:
 古代メソポタミアのエシュヌンナ王国で制定された法典。
 言語はアッカド語
 色んなものの「公定価格(こうていかかく)」が書かれているのが特徴らしい。


・『リピト・イシュタル法典』:
 Wikipediaによれば古代メソポタミア、イシン第1王朝の第5代王リピト・イシュタルの制定した法典。
 内容は、発見された文章の破片から復元されているところらしい。言語はシュメール語。
 文章の中には「アン」(アヌ)、「エンリル」、「シャマシュ」などの神様の名前が見られるようだ。

・リピト・イシュタル(Lipit Ishtar):
 古代メソポタミア、イシン第1王朝の第5代王。
 在位:紀元前1934年 - 紀元前1924年
 関連人名等:「イシュタル」

玄武岩(げんぶがん):
 石の種類の一種。上記の『ハンムラビ法典』が彫ってあった石。
 英語では「basalt(バサルト)」。
 「深成岩(しんせいがん)」の「斑れい岩(はんれいがん)」に対応するとのこと。
 日本での名前は兵庫県城崎温泉(きのさきおんせん)の近くの「玄武洞(げんぶどう)」にちなんで「小藤文次郎(ことう・ぶんじろう)」という人物が命名したらしい。
 関連用語:「玄武(げんぶ)」*5

・小藤文次郎(ことう・ぶんじろう):1856年-1935年。
 日本の地球科学者。出身は長野県。
 上記の「玄武岩(げんぶがん)」(basalt)の日本での呼び名の命名者。
 火山学(かざんがく)、岩石学(がんせきがく)、地質学(ちしつがく)など、地球に関することを広く学んだ人物らしい。
 「ナウマン象」で有名な「ナウマン」の指導を受けたこともあり、また自身も多くの学生を育てたとのこと。


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