数学+社会の話ー。計算ができなくなったわけではないのでご安心を。
「変な数学」シリーズで、回復力などの話です。
いつものようにタネがあります。
前置き。
昨日の記事の後半ではカロリーや回復力の話をちょっとしました。
エネルギーが、人間の利用しにくい形になってしまう、という問題ですね。
そしてその間に、人間がダメージを受ける(餓えてしまう)という話でしたが。
これは過去記事で書いてきた「オーバーする(超える)」という話でもあります。
この場合は「回復力のオーバー」ですね。
自然の回復力を、人間の活動が色々オーバーしてしまうことで、色んな資源が尽きてしまう、ということです。
これは人間自身の体についても言えます。
例えば、人間などの生物は傷ついても、生きていればある程度は治ります。
しかし一定以上の傷やダメージを一度に受けると死んでしまいます。
RPG的に言えば、HPが「10」あるキャラがいるとして。
途中で回復を挟めるなら、「1ダメージ」の攻撃を10回くらっても、倒れないでしょう。
しかし一度に「10ダメージ」食らったら、そのキャラは倒れてしまいます。
つまり「(時間を置いての)1×10ダメージ」は「(一度の)10ダメージ」とは違う、ということですね。
同じように最大HPが「2」のキャラで考えるなら、
「(時間をおいての)1+1ダメージ」は「2ダメージ」とは違うことになりますね。
言うなれば「1+1」≠「2」ってわけです。
正確には「1+(回復によりダメージー1)+1」≠「2」みたいな感じですが。
これはまあ言葉遊びに近いですが。
さて、あなたが今何かを頑張っているとして、それは一度に何かの「限界」を越えてはいないでしょうか?
「しきい値」*1の記事でも書きましたが、「9ダメージ」と「10ダメージ」の間には、思ったよりも大きな違いがあるかもしれません。
回復力を越えてしまえば、回復システム自体がダウンしたり、一気に悪いことが起きてしまうかもしれません。
もちろん頑張ることも大事ですが、その前や途中で
「自分のHPや回復力はどれくらいか?」ということを考えてみると、より気分よく進めるかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
関連用語:「環境(かんきょう)」*2、「ブレーカー」*3、「五行(ごぎょう)」*4、「生態系(せいたいけい)」*5、「キャパシティ」*6
*1:「しきい値」については 11/15 英+こころ:家と心の「スレッショルド」!? ~「敷居(しきい)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「環境(かんきょう)」については 6/13 社+英:街づくりに関わる英単語 ~withシムシティ ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「ブレーカー」については 1/3 理科:ブレーカー/回路を壊すもの、命を救う破壊!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「五行(ごぎょう)」については 1/14 歴史:五行(ごぎょう)/「青春(せいしゅん)」は青龍(せいりゅう)さんのおかげ!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「生態系(せいたいけい)」については 1/22 理科:すごいよ!太陽さん ~理科の教科書を貫く用語~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「キャパシティ」については 1/29 こころの話:魔法「いい人」のMPコスト! ~やべえ、オーバーした!~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。