英語+生活の話ー。
フランス料理などの技法「フランベ」と
武器(刀剣)の一種「フランベルジュ」の話ですね
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
「フランベ(Flambé)」というとフランス料理、あるいはスイーツなどの技法ですね。
熱いフライパンにアルコール、ワインなどのお酒類を入れて、バーッと炎(ほのお)*1を立たせる方法です。
これによってアルコ-ル分を一気に飛ばすわけですね。
もしかしたらテレビなどで見た方もおられるかもしれません。
英語でも炎は「flame(フレイム)」といいますし、たぶんこの「フランベ」もフランス語の「炎」に関係していると思われます。
で、似たような名前に「フランベルジュ(flamberge)」または「フランベルジェ」というものがあるのですが、
これは「波打つ炎のような形の剣」のことを指します。
名前もその形の通り、フランス語の「炎」からきているようです。
料理やスイーツが好きな方は「フランベ」を、
ゲームやファンタジーの戦闘ものが好きな方はそれぞれ「フランベルジュ」を知っているかもしれませんが、
両方を知っておられる方、というのは意外と少ないかもしれません。
まあ別に知っている必要はないのですが、料理と武器、と言うと結構違う世界にも思えてギャップがある感じもします。
たまにもう一方を思い出してみると、ちょっと面白いかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに鳥の一種「フラミンゴ」も「炎」に関係があるようです。
Wikipediaによれば、フラミンゴ(Flamingo)という名前はラテン語で「炎」を意味する「flamma」に由来するそうで。
確かにフラミンゴの赤い体がゆらゆらしているのを見ると、見た人は炎っぽいと思うかもしれませんね。
◆用語集
・フランベ:
関連用語:「かき氷」*2
似てる言葉:「フラッペ(Frappé)」*3【フランス語】
・フランベルジュ:
ちなみに刀身が炎のように波打っているのはオシャレではなく、斬られた傷がギザギザになり、治りにくくなるかららしい。
ガチ感、または殺意がすごい。武器だから当然と言えば当然なのだが。
・フラミンゴ:
Wikipediaによれば「鳥綱フラミンゴ目フラミンゴ科」の総称。
体はピンクから紅の色であるが、生まれつきではないようだ。
Wikipediaによれば生まれたころの体は白く、藍藻類の色素、β-カロテンやカンタキサンチンによって赤くなるらしい。
つまり、食べる「藻(も)」による赤さというわけだ。
なので食べ物を食べなければ、身体は白くなっていくらしい。それを防ぐために動物園ではエサに色素を混ぜているとのこと。
「フラミンゴ」という名前は上の追記で書いたように、ラテン語で「炎」を意味する「flamma(フランマ?))」に由来するようである。
だが種類としては「水鳥(みずどり)」。名前は「炎」なのに水鳥、というのがちょっと面白い。
RPGなど「属性(ぞくせい)」のあるゲームに出す時はどちらの属性になるか、迷いどころかもしれない。
ちなみに「米津玄師(よねつ・げんし)」さんの曲で『Flamingo』というものもある。
・フランマ/flamma【ラテン語】:
ラテン語で「炎」を意味する言葉。
似た言葉の「フランメ(flamme)」も炎を表すようだ。
これに関連しそうなものしては、ゲーム『ゴッドイーター』シリーズに「フランメバリスタ」という武器があったり、
アニメ『戦姫絶唱シンフォギアG』には『不死鳥のフランメ』という曲があったりするようだ。
*1:「炎(ほのお)」については 10/9 英語:消防訓練とドリルの関係!? ~今日はファイアドリルの日です~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「かき氷」については 8/5 国+歴:春はあけぼの、夏は「かき氷」!? ~「かき氷」や「清少納言(せいしょうなごん)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:フランス語の「フラッペ(Frappé)」については 6/3 生+イタ:「カプチーノ」は「修道士(しゅうどうし)」で「頭巾(ずきん)」ですか? ~「cappuccino(カプチーノ)」と「カプチン会」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。