生活(家庭科)+英語の話ー。
スパーリングワイン自体はたぶん火花(ひばな)を出さないですが、注意は必要かもです。
ワイン*1の一種、「スパークリングワイン」と、
英語の「spark(スパーク)」、「sparkling(スパークリング)」などについての話です。
前置き。
(ネタ探しに)ノートを見ていると「スパークリングワイン」についてのメモがあったので、
ちょっと調べなおしてその話を。
※
「スパークリングワイン(sparkling wine)」と言うとお酒の「ワイン」の一種で、
炭酸飲料(たんさんいんりょう)のように、泡(あわ)が立つワインのことですね。
中でも「シャンパン」が有名なので、聞いたことがあるかもしれません。
普通のワインは、グラスに注(そそ)いでもそんなにシュワシュワ泡は立たないのですが、
「スパークリングワイン」は注ぐと、炭酸飲料やビールのようにシュワーっと泡が立ちます。
Wikipediaによればどうやらワインを作る時、発酵(はっこう)の時に炭酸ガスを抜かないと、泡が立ったりするようですね。
さて、この「スパークリング」という単語が気になって調べてみたのですが、
英和辞書によれば「sparkling(スパークリング)」は「発泡性(はっぽうせい)の」という意味のほかに、
「火花(ひばな)を発する」、「きらめく」、「輝(かがや)く」といった意味もあるようです。
というか、これの元になったらしき「spark(スパーク)」という名詞の意味が、
そもそも「火花(ひばな)」とか「火の粉」、「輝き」、あるいは「電気火花(でんきひばな)」と言ったもののようです。
…かなり「火」や「雷」*2に関係している感じですね。
液体であるワインに「水」っぽいイメージがある分、ちょっと意外です。
(また「spark」という単語自体が「泡」という意味を持っているわけでは特にないようです。
綺麗なワインがシュワシュワ泡を立てているところが、「きらめく」感じで見られたのかも知れません。ここは仮説ですが)
ということは「スパークリングワイン」を日本語に訳し間違えると、
場合によっては「火花を発(はっ)する(sparkling)ワイン(wine)」という風になってしまいそうですね。
…なんか、一気に危険物感がします。
※
まあ本物の「スパークリングワイン」は火花を出さないので大丈夫なのですが、
アルコールを取りすぎると視界がゆがんだり、目の前がチカチカする可能性もあります。
場合によってはそれこそ「火花(spark)」っぽいものが見えるかもしれません。
飲んだ人の目の前が「sparkling(チカチカ)」なことにならないよう、
お酒は成人になってから、ほどほどにどうぞ。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・スパークリングワイン:
関連用語:「ぶどう(葡萄)」*3
・スパークリング
似ている用語:「スパーリング」*4
・spark(スパーク):
RPGなどで技・魔法名として出てくることも多い。その時は雷や電気属性だったりするが、意味からすると「火花」なので、むしろ火属性寄りかもしれない。
ちなみにカードゲーム『遊戯王』(遊戯王OCG)には《E・HERO スパークマン》というモンスターもいる。
関連記事:『雷に関する外国語セブン』*5、『炎を表す外国語セブン』*6
*1:「ワイン」については 6/24 英語:ゲーム/「英語サバイバル」食事編 ~ゲーム実況的な感じで~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「雷(かみなり)」については 7/3 英語:カルタ・ライトニング・イダテーン! ~雷光(らいこう)と速さ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:果物の「葡萄(ぶどう)」については 8/24 国+生:「冷房(れいぼう)」は「冷えたブドウ」ですか? ~「房(ぼう)」と「房(ふさ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:スポーツなどの練習「スパーリング」については 10/20 体+英:その「スパーリング(sparring)」は「次」につながりますか? ~「spar」と「議論」と「練習」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:記事『雷に関する外国語セブン』については 4/17 英+諸:「雷(かみなり)」に関する外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:記事『炎を表す外国語セブン』については 12/2 理+諸外他:「炎(ほのお)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。