英語+国語+生活(家庭科)の話ー。
ややこしいタイトルでお送りしております、すみません。
日本でもよく聞く印象の似ている言葉、
「ロス」、「ロース」、「ロースト」等についての話です。
前置き。
昨日「浪(ろう)」*1という字について調べていて、
「そういえばカタカナの『ロス』とか『ロース』って、アルファベットでどう書くんだろう」
と思ったので調べてみました。
※
というわけで以下は「ロス」や「ロース」、「ロースト」についての調査結果です。
①ロス(loss):
これは英語の「loss(ロス)」のことですね。
日本語での意味は「失うこと」、「喪失(そうしつ)」、「損失(そんしつ)」という感じのようです。
時間を無駄にしたという意味で、「タイムロス」ということばは日本でもよく聞く気がします。
②ロス(Los Angeles):
これはアメリカの都市「Los Angeles(ロサンゼルス)」のことですね。
ただネットによればこれは日本の言い方であって、
アメリカでは「LA(エルエー)」というらしいです。
③ロース:
ざっくり言うと肉の部位の一種ですね。
Wikipediaによれば、牛肉、豚肉、羊肉などの食肉の、肩(かた)から腰(こし)にかけての背肉の部分らしいです。
筆者はてっきり英語だと思っていたのですが、
Wikipediaによれば日本語の「ロース」は英語の「roast(ロースト)」から転訛(てんか)した語であり、「ローストに適した肉の部位」という意味を表しているらしいです。
つまり和製英語的な物ってことですね。
④ロースト(roast):
英語で「焼く」、「あぶる」などの意味を持った言葉ですね。
「ローストビーフ」*2などでおなじみです。
…という感じですかね。
※
まあ今回はタイトルも言葉遊びみたいな感じでしたが、
でも全部の意味・由来をしっかり答えられる方は、実はそう多くはないかもしれません。
色々似ている言葉を目にしたとき、
もちろん「ややこしいなあ」とか、
「これらは似ているけど、違う言葉だから」と終わらせても良いのですが。
そこからちょっと踏み込んで、
「じゃあ、どう違うのだろう?なのに何故似ているのだろう?」とか、
「それぞれそういう意味を持っているのだろう?」と考えてみると、勉強になるかもしれませんね。
一度意味を知っておけば、その後は少し間違えにくくなります。
なので学校などで似ている言葉に会った時、ちょっと意味をチェックしておくと、
のちのちの時間の「ロス(損失)」も、意外と減らせるかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに上記の他にも「ロスト(lost)」という言葉もあります。
これは「失った」とか「失われた」といった意味の言葉ですね。
あと「ロールスロイス(Rolls-Royce)」という自動車のメーカーがあったりします。
◆用語集
・roast(ロースト):
関連用語:「ローストビーフ」、「ローストポーク」、「ローストチキン」、「北京ダック(ペキンダック)」
*1:「浪(ろう)」については 6/2 国+学他:「浪(ろう)」に「ロマン」はありますか? ~浪(ろう)、浪人(ろうにん)、浪漫(ろまん)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「ローストビーフ」、「ローストポーク」、「ローストチキン」、「北京ダック(ペキンダック)」については 1/25 生+英他:(ローストポークの)「カリカリ」を英語で言えますか? ~「crisp(クリスプ)」や「crunch(クランチ)」、「crackling(クラックリング)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。