中東の、肉などの色々を焼いた料理「ケバブ/كباب」と、
その「アルファベット(aとかbとか)」表記が色々あるようだ、という話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「ケバブ」とは、中東(ちゅうとう)料理の一種ですね。
Wikipediaによれば肉・魚・野菜をローストした料理の総称(そうしょう)らしいですが、
日本では特に、トルコ料理店などが「肉」を焼いた物を「ケバブ」として出している印象もあります。
(個人的には、時々キッチンカーなどでも見る気がしますね)
で、「ケバブ」は昔に比べてよく見るようになった印象もあるので、
今は割と身近で、それなりに「よく知っている」感じもするのですが。
ですが一方で、「ケバブ」をアルファベットで書こうとするのは、なかなか難しいのかもしれません。
何故なら対応するっぽい表記が、割といくつもあるからですね。
まず筆者の手元の英和辞典(割と古い物)ですと、
ケバブについては①「kabob」、②「kebob」、③「kebab」という表記が見つかりまして。
で、さらにWikipediaを調べてみると、
④「Kebap」、⑤「Kebabı」、⑥「Kabap」、
またアルファベットというより発音表記っぽいですが
⑦「kabāb」などのものが見つかりました。
なので総合すると、
「ケバブ」についてざっくり6~7種類のアルファベット表記があると言えそうですね。
なかなかすごいです。
まあ、そもそもケバブに対応するのはアルファベットではなく、
Wikipediaによれば、アラビア文字表記「كباب(カバーブ)」らしいです。
なのでそれをアルファベットに変換すると、色々ブレが出るようですね。
英語を日本の「カタカナ語」で表そうとするのに似ているかもしれません。
なので「『ケバブ』を『アルファベット』で書けますか?」と聞かれたら。
楽観的な人は「お、6~7種の『どれか』を答えれば良いんだな!」と思って、
真面目な人は「おいおい、ケバブの表記を『全部』書き尽くすのは無理だろ…!」なんて思ったりするかもですね。
※
ところで個人的な話になりますが、
筆者は「答えがいっぱいあるクイズ」も結構好きだったりします。
なので上記の「ケバブ」のアルファベット表記が複数ある話は、なかなか興味深いですね。
世の中には答えが一つのクイズや質問も多く、
一つきりの答えを正確に答えなければならないことも多いですが。
でも今回の「ケバブ」の話などを利用して、
逆に「答えが一杯あるよ!好きなのを答えてくれ!」なんてのも楽しいかもしれません。
まあ、その辺りは筆者の個人的な趣味ですが。
でも今度あなたがどこかで「ケバブ」という語を聞いたりしたら、
「『ケバブ』はカタカナで『ケバブ』だろ?」と思っても良いですが、
「この『ケバブ』は、どういう風に書いたらそれっぽいかな…?」なんて考えても、面白いかも?
まあそんな感じで~。
追記
今回はわかりやすさのために「ケバブ」と書きましたが、
このカタカナ表記、また発音も国によって違ったりするようです。
Wikipediaをざっと見ただけでも、他にも「カバブ」、「カバブー」、「カワープ」、「ケベプ」、「カバーブ」、「キャバーブ」、「チェヴァプ」などのカタカナ語表記が見られました。
なかなかややこしく思えますが、日本でも地方によって言葉の発音が違ったりするので、そういった感じに似ているかもしれません。
◆用語集(※人名等、敬称略)
・ケバブ【料理・中東】:
ちなみに以前テレビ番組『アイ・アム・冒険少年』で、芸人の「あばれる君」がトルコの方と一緒にケバブを作っておられた。
関連用語:「焼肉(やきにく)」*2、「サムギョプサル(三겹살/삼겹살)」、「ヨーグルト」*3
*1:「アラビア語」や「トルコ」、「トルコ語」については 4/7 歴史:イスタンブールはビザンティオンですか? ~はい、コンスタンティノープルです~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「焼肉(やきにく)」、「サムギョプサル(三겹살/삼겹살)」については 8/29 生+社:世界の「焼肉(やきにく)」、古代(こだい)の「焼肉」!? ~色んな「焼肉」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「ヨーグルト」については 1/30 理+家:「乳酸(にゅうさん)」と「乳酸菌(にゅうさんきん)」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。