生活+国語+英語の話―。
「指を鍛えれば、自転車だって持ち上げられる…!」的な話ではありません。
乗り物の一種「自転車(じてんしゃ)」と、
その呼び名の一つ「銀輪(ぎんりん)」の話を。
指輪(ゆびわ)・アクセサリーの「シルバーのリング」をイメージしつつ。
前置き。
まず「自転車(じてんしゃ)」とは、乗り物の一種ですね。
人が乗って、足でこぐ(漕ぐ)ことで進む感じです。
といっても最近は「電動自転車(でんどうじてんしゃ)」なども多いので、
人の使う力が減り、より使いやすくなっている感じもしますね。
で、自転車にもサイズが色々ありますが、
基本的に人が乗れる、「大きい」ものという印象です。
(あまり小さかったら乗れませんし)
なので、「自転車」は「指(ゆび)」にはめられる大きさではなさそうですが…。
しかし別の呼び名にすると、はめられそうな感じが出るかもしれません。
というのも、「銀輪(ぎんりん)」という言葉があるからですね。
国語辞典によれば、「銀輪(ぎんりん)」とは自転車の美称(びしょう)…、
つまり自転車をほめる感じの呼び名のようです。
由来は「新しい自転車の車輪の金属部分が反射して光る所」らしいので、
「銀みたいにホイール(車輪)がピカピカな新品自転車!」→「銀輪」という感じですかね。
ところで「銀(ぎん)」は英語で「silver(シルバー)」、
「輪(わ)」は英語で「ring(リング)」とも言うことを考えると、
「銀の輪」(銀輪)は「シルバー(silver)のリング(ring)」とも呼べるかもですが。
…でもこう呼ぶと「指輪(ゆびわ)」などのアクセサリー感が強いですね。
そう考えてから小説などの、
「彼女は『シルバー(銀)のリング(輪)』を指にはめていた…」を見ると、
一瞬「『自転車(銀輪)』を指にはめているのか…!?」なんて思ってしまうかもですね。
※
まあ、今は自転車を「銀輪」と呼ぶことはあまりなさそうですし、
何か「銀の輪」があったとしても、「シルバーのリング」の方が多そうですが。
でももし、あなたがピカピカの「自転車(銀輪)」や、
アクセサリーの「シルバーのリング(銀の輪)」を見ることがあれば。
色々イメージしつつ「あの『銀輪』…輝いてるな…」なんて思ってみると、
ちょっと面白いかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・銀輪(ぎんりん)【自転車】:
似てる語:「金輪(きんりん)」*1、「金輪(こんりん)」、「金輪際(こんりんざい)」
*1:「金輪(きんりん)」、「金輪(こんりん)」、「金輪際(こんりんざい)」については 12/11 社+国:「地下(ちか)」に「金(きん)の輪(わ)」は埋(う)まってますか? ~仏教の「金輪(こんりん)」と、「金輪(きんりん)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。