生活+フランス語+国語の話―。
日本でもよく聞く、「小さい」などを表す語「プチ」と、
それをアルファベットで書けるかな?というクイズです。
前置き。
まず「プチ」というと、「小(ちい)さい」、「ちょっとした」みたいな印象の語ですね。
日本では、似たような語「ミニ(mini)」と並んで使われることも多く、
普段からお菓子の名前などで聞く気がします。
(例:ブルボン「プチ&プチポテトシリーズ」など)
そんな訳で、日本でおなじみ感もある「プチ」ですが…、
では、ここでクイズです。
あなたは「プチ」をアルファベットで書けるでしょうか?
良ければ考えてみて下さい、
…どうでしょう?
もちろん分からなくても大丈夫です。
まず手元の辞典やWikipedia等によれば、
カタカナ語「プチ」は、フランス語の「petit(プティ、プチ)」のことらしいです。
意味はやはり「小さい」、「ちょっとした」などの物があるようですね。
ローマ字的には、「プ」は「pu」と表されたりするので、
「プチ」は「puti」や「puchi」と書きたくなるかもですが。
しかしフランス語「petit(プティ)」には、そもそも「u/U(ユー)」を使わない訳ですね。
「pe」を「プ」と読んでいるのが、個人的に興味深いです*1。
なので、「プチ」という響きはお馴染みで、簡単そうなのに、
それをローマ字的に考えるだけだと、「petit(プティ)」にたどりつくのはちょっと難しい訳で。
その辺りが、何か面白くてクイズにしてみました。
…ちなみに筆者は「petit」をよく「ペティット」と読みそうになります。
(フランス語の知識が無いと)「petit」から「プチ」にたどりつくのも難しいですね…。
※
しかし、当ブログでよく書いていることですが、
日本のカタカナ語は、色んな言語が由来だったりして面白いですね。
それらは「カタカナ語の由来、ややこしい…」とか、
「日本では、色々ごっちゃにしてるの…?」という所もあるかもですが。
しかし「ちょっとずつ色んな言葉を話せている」とか、
「色んな言葉(や由来、ルーツ)に接している」も言えるかもしれません。
まあ、カタカナ語は元の言葉と意味が違う…という場合も多いですが。
でもとりあえず、「petit(プチ)」がフランス語と知っておくのも、
「小さい(petit)」ながらも学びになったり、
「ちょっとした(petit)」満足感(まんぞくかん)を得られて、いいかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに、筆者は今日知ったのですが、
日本におけるローマ字の表記が、約70年ぶりに見直されることになったらしいですね。
ニュースでは「si」や「shi」、「chi」や「ti」などが例に挙げられていたので、
ちょっとずつ…、あるいは結構見た目が変わるものもあるかもしれません。
(駅名の看板(かんばん)などには、よくローマ字表記が添えられていますし)
追記2(※人名等、敬称略)
ちなみにフランスには「プチ・トリアノン/プチトリアノン」という建物があるようです。
というのもWikipediaによればヴェルサイユ宮殿の中の離宮(りきゅう)の一つが、
「小トリアノン宮殿(しょうトリアノンきゅうでん、le Petit Trianon、プチ・トリアノン)」という名前、ということらしいですね。
あとルイ16世の王妃「マリー・アントワネット」が愛したことでも有名だそうです。
◆用語集
・プチ:
関連用語:「assort(アソート)」*2【英語】
*1:これとは特に関係無いですが、当ブログでよく紹介している「インドネシア語」は、「e」を「u」の発音で読む事が多い印象です。例:「Terima kasih(トゥリマ・カシー)/ありがとう」など。
*2:英語だが、日本では「プチ」と組み合わせられたりもする語「assort(アソート)」については 3/14 生+英他:「アソート」で「お似合い(おにあい)」にはなれますか? ~「assort(アソート)」と「well-assorted/似合い(にあい)の」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。