生活+社会の話―。
ひな人形などを並べる台、「ひな壇(雛壇)」と、
その他の意味、「国会(こっかい)の座席(ざせき)」(※意訳)等の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
今日は3月3日の「ひな祭り(雛祭り、雛祭)」ということで、
「ひな壇/ひな壇」について調べてみました。
※
まず「ひな壇(雛壇)」とは、ひな人形を置く台(だい)のことですね。
全体的に段(だん)・階段(かいだん)状になっており、
それぞれの段に、「ひな人形/雛人形」や「ひな道具(ひなどうぐ)/雛道具」が置かれる感じです。
(ちなみに「壇(だん)」とは、周(まわ)りより高くした場所などを指す語のようです。
また「ひな壇」は「ひな段」とも書かれたりするようですね。
なのでそう考えると、
「ひな壇」は「ひな人形」専用の場所…とも思えるのですが。
しかし実際には、意外な人たちが「ひな壇」に関わったりするようです。
というのも例えば、「議員(ぎいん)」さんが使ったりもするらしいからですね。
(ちなみに「議員(ぎいん)」とは、選挙で選ばれて政治の仕事をする人たちのことですね)
まず国語辞典によれば、「雛壇(ひなだん)」の説明の欄に、
「(すもう場・国会などで)雛壇のように作った座席」という意味も載っていまして。
で、ネットですもう場や国会の座席の画像を確認してみると。
どちらも、ひな祭りの「ひな壇」のようにまっすぐではないですが、
全体的に段(だん)にはなっているので、確かに「ひな壇」っぽい感じもしますね。
そう考えると、議員さんは国会の時、
国会の座席…「ひな壇/雛壇」を使うことになるので、
「『議員』さんは(時に)『ひな壇』に座っている!」と言えるかもしれません。
※
まあ、バラエティ番組などの「ひな壇芸人」という言葉も有名なので、
知っている人からすると「議員さんがひな壇に…」というのも、
そんなに驚きは無いかもですが。
でも今度、ニュースの国会中継(こっかいちゅうけい)などで、
その「段々になった国会の座席(ひな壇)」を見ることがあれば。
「あそこが『ひな壇』か~」と思ってみるのも、面白いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに、政治系ではまた別の「ひな壇」もあるようです。
例えば内閣(ないかく)などを立ち上げる、または改造(かいぞう)した時、
内閣メンバーが「赤いカーペットが敷かれた階段」に並んでいる映像・写真がニュースに載ったりもしますが。
あの階段が、「ひな壇」とも呼ばれるらしいですね。
外見的には、赤いカーペットの「ひな壇」の方が、ひな祭りの「ひな壇」に似てはいますが。
でも国会で頑張って仕事をして頂きたい…という意味では
議員さんには国会の「ひな壇(座席)」にいてもらった方が、良いのかもしれません。
(もちろん別にずっとではなく、休憩や他の活動を挟みつつ)
◆用語集
・ひな段/雛壇