のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

3/4 国+社:「ひよっこ」と呼ばれたら「嬉しい」ですか? ~「ひよっこ(雛)」と「鳳雛(ほうすう)/鳳凰(ほうおう)の雛(ひな)」の話」~

 国語+社会+こころの話―。
 「ずっと初心者扱いで、甘やかして欲しい…」的な話ではありません。


 未熟(みじゅく)な人を表す、悪口っぽい語ひよっこ(雛)」と、
 「鳳凰(ほうおう)*1の雛(ひな)」や「将来見込みのある青年」という意味があるらしい、
 鳳雛(ほうすう)」という語についての話を。



 前置き。

 昨日は「ひな祭り」…「雛祭り(ひなまつり)」だったということで。
 「雛(ひな)」周りで見つけた、ちょっと面白い話を。


 まずひよっこ(雛)」は、まだ未熟(みじゅく)な人(ひと)、的な意味の語ですね。
 これは国語辞典では、「ひよこ(雛)/ヒヨコ」…つまりニワトリ・鳥(とり)の子どもと同じ場所に載っていて、
 「まだ一人前(いちにんまえ)になっていない人間」と解説されていました。
 (なので手元の国語辞典では、「ひよこ」のバリエーションの一つが「ひよっこ」という感じでした)


 そのため、「ひよこ(雛)」の方でも「未熟な人」の意味を表せそうですが、
 でも「ひよっこ」という方が、よりバカにした感じが出る(というか「軽口(かるくち)」っぽい)気もするので、
 より「人相手の悪口(わるぐち)」という気もします。


 ところで、上でちょこちょこ出ている「雛」という字ですが。
 「雛(ひな)」という語も、大体「ひよこ」と同じ意味だったりもします。
 なので人を「雛(ひな)」と呼んだり、「雛扱い」(ひよっこ扱い的に)することも、悪口になりそうですが…。


 …しかし世の中には、「雛(ひな)」とか「ひよっこ」と呼ばれて、嬉しい場合もあるかもです。
 というのも鳳雛(ほうすう)/鳳凰(ほうおう)の雛(ひな)」という語があるからですね。


 まず鳳凰(ほうおう)」とは、中国などで伝わる伝説の鳥なのですが。
 漢和辞典によれば鳳雛(ほうすう)」とは、この①「鳳凰(ほうおう)の雛(ひな)」のことを表したり、
 また②「将来見込みのある青年(せいねん)」のことを表したりするようです。
 (ちなみに現代的には、この「青年」は性別に関わらず使えるかと思います)


 つまり②の場合、「あいつ将来、大物(おおもの)になるぜ!」という人について、
 今は「雛(子ども、未熟)」だけど、将来「鳳凰」のようになる…ということで、
 「鳳雛(ほうすう)/鳳凰の雛」って呼ぶ感じですかね。


 基本、「ひよっこ/ひよこ/雛(ひな)」扱いは悪口になるかもですが。
 でも「鳳雛(ほうすう)/鳳凰の雛」は言われたら嬉しいかもしれないので、
 同様に「(鳳凰の)『ひよっこ(雛)』と呼ばれたら『嬉しい』…!」って感じかもですね。


 まあ「私はすでに大物なのに…」と思っている方には、
 「鳳雛(ほうすう)」扱いでも、まだまだ物足りないかもですが。


 でも「今の自分から、さらに大きくなれる」と考えると、
 「鳳雛」どころか、「ひよっこ(雛)」扱いでさえ、
 ある意味「プラス」に捉えられるところがあるかも?
 (今が「完成形」だと、それ以後は「もう成長しない」ですし)


 なので、もしあなたがひよっこと呼ばれたら。
 鳳雛(将来の大物)」かどうかに関わらず、
 「私はまだまだ成長できるって事だな!」と、
 「嬉しがって」みるのも、面白いかもですね。



 まあそんな感じで~。




追記(※人名等、敬称略)
 ちなみにWikipediaによれば、
 龐統ほうとう、ほう・とう)」という人が、今回紹介した「鳳雛(ほうすう)」と呼ばれていたようです。
 この型は昔の中国の軍師(ぐんし)で、いわゆる「三国志(さんごくし)」に関わることでも有名な方ですね。
 若い頃は理解されなかったが、後で才能を発揮した…ということで、この呼び方(「鳳雛」)をされたようです。

 で、一方で似た語に「臥龍(がりょう)」、「伏龍(ふくりゅう)/伏竜」という語もありまして。
 この名で呼ばれたのが、有名な諸葛亮(しょかつりょう)」…つまり孔明(こうめい)」(諸葛亮孔明という方のことですね。

 あと上記の呼び名は合わせて「伏龍鳳雛」と呼ばれたりするようです。

 ちなみに話はずれますが、
 日本の競馬レースには、「伏竜ステークス」や「鳳雛ステークス」というものもあるようです。


追記2
 ちなみに「鳳雛」に似た語で、麒麟児(きりんじ)」という言葉もあります。
 これはやはり伝説の存在の麒麟(きりん)」に例えて、
 「才能のある少年(しょうねん)・若い人」を表した感じの語ですね。
 (本文で注釈を加えた「青年」と同様、ここでの「少年」は、現代的には性別に関わらず使える意味かと思います)




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