社会+フランス語+英語+美術の話―。
何かが周りとバランスが取れていることを指す語、「調和(ちょうわ」と。
その意味の名前を持つらしい飛行機(ひこうき)、「コンコルド(Concorde)」の話を。
英語の「concord(コンコード)/一致(いっち)、調和」も参考にしつつ。
前置き。
まず「調和(ちょうわ)」とは、ある物が周りとまとまっていることですね。
例えば「このイス(椅子)は家の雰囲気(ふんいき)と調和している」というと、
イスだけ変に目立ってるとかではなく、いい感じでまとまっているイメージです。
で、そんな訳で「調和」というと状態(じょうたい)の話であり、
特に活動(かつどう)したり、空を飛んだりはしなさそうなのですが。
一方である意味「『調和』が空を飛ぶ」ということもあったようです。
というのも「調和」を意味する「コンコルド」という名前の飛行機があったからですね。
Wikipediaによれば「コンコルド(Concorde)」は飛行機の名前なのですが。
この「コンコルド」という名前が、「調和」や「協調(きょうちょう)」を意味するらしいです。
また英和辞典によれば、英語でも似た語の「concord(コンコード)」が「一致(いっち)」や「調和」を意味するらしいので、つながりがありそうですね。
筆者は「コンコルド」の名前を以前から知っており、
「名前がカッコいいな…」くらいしか思っていなかったのですが、
でも「コンコルド(Concorde)」の名前が「調和」を意味するなら、
フランスの方にとっては、
「『調和(Concorde)』(という飛行機)が飛んでる…!」って気分だったかもですね。
調和が行ったり来たり飛んでったりする
※
ちなみに飛行機の「コンコルド」は、
すごく速い「超音速旅客機(ちょうおんそくりょかっき)」としても有名でしたが。
同時に、「イマイチ儲(もう)からない飛行機」としても有名だったようです。
なので、「コンコルド効果」とか「コンコルドの過(あやま)ち」なんて言葉も生まれているようですね。
せっかく「コンコルド」は「調和」の意味を持つのに、
かけたお金や高い能力と、
収入(しゅうにゅう)が「調和」して(バランスが取れて)いなかったっぽいのは残念ですね…。
コンコルドに限らず、「能力が高ければ売れるわけではない」という話は聞く印象なので。
もしあなたが何か作って売る時は、
「とにかく能力を高く!」というだけでなく、
かけたお金と収入が「調和」しているか、確認した方が良いかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・調和(ちょうわ):
関連用語:「tune(チューン)/調和」*1、「調律(ちょうりつ)」、「調子(ちょうし)」*2、「塩梅(あんばい)/ほどよく調和する」*3、「塩梅(えんばい)/ほどよく調和する」
・コンコルド【飛行機・旅客機】:
・concord(コンコード)【英語】:
*1:「調和」の意味もある英語「tune(チューン)」や、「調律(ちょうりつ)」については 9/3 英+音:「tune(チューン)」は「調子(ちょうし)」を「改造(かいぞう)」しますか? ~英単語「tune」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「調子(ちょうし)」については 7/5 国語:「好(こう)」の「反対(はんたい)」は「不(ふ)」ですか? ~「好調(こうちょう)」と「不調(ふちょう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:ほどよく調和するという意味もある語、「塩梅(あんばい)」や「塩梅(えんばい)」については 4/9 国+生他:「調和(ちょうわ)」といえば「塩(しお)」と「梅(うめ)」ですか? ~「塩梅(あんばい、えんばい)/ほどよく調和する」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。