理科+国語+生活+ゲームの話―。
「医者も武器を手放せない、そんな時代だぜ!」的な話ではありません。
手術(しゅじゅつ)を行うことを指す語、「執刀(しっとう)」と、
そこに含まれる「刀(かたな)」の字などの話を。
「武器(ぶき)」としての「刀(かたな)」などもイメージしつつ。
まだ体調がイマイチなので簡単に。
前置き。
今日は4月2日…4(し)・2(ツー)の日ということから、
調べてみた「執刀(しっとう)」が面白かったので、その話を。
※
まず「手術(しゅじゅつ)」とは、医療(いりょう)の一種ですね。
主に「メス」…割と小さな刃物(はもの)で、
身体を切開(せっかい)したりするものを指すイメージです。
(いわゆる「外科手術(げかしゅじゅつ)」と呼ばれるものが多い印象ですね)
ですがそんな「手術」は、関連語によっては「小さな刃物」より、
むしろ大きな「武器(ぶき)」を使うように見えるかもです。
というのも、「執刀(しっとう)」という語があるからですね。
国語辞典によれば「執刀(しっとう)」とは、
「外科手術・解剖(かいぼう)を、その医師が行うこと」らしいです。
医療関係の話、またドラマ等でもよく聞く印象の語ですね。
…しかしこの「執刀」という語、
よく考えると「刀(かたな)」という字が堂々と入ってますね…。
まあ「メス」を指しているのだろう、と予想は出来るのですが、
「刃(は)」とか「小刀(こがたな)」等でなく、「刀(かたな)」なのが面白いです。
ちなみに筆者などは「刀(かたな)」と聞くと、
武器(ぶき)としての「刀」…例えば大きな「日本刀(にほんとう)」などをイメージしてしまいます。
なので、手術に関して「執刀(しっとう)」という語を見ると、
少し「『手術』では『武器(刀)』を使うの…!?」なんて気もしてしまいますね。
…ファンタジー等の「巨大生物の手術」っぽい感じがします。ただ今より巨大ドラゴンの『手術』を開始するッ!
※
まあ、今の日本で「執刀」という語を、
こんな風に気にする方も少ないかもですが。
ただ、外国の方が日本語を学ぶ時などは、
その「漢字(かんじ)」などを、手がかりにすることも多いと思われます。
もしかすると、今回のようなこと(「刀」の字)が気になったりするかもですね。
今はネットもあるので、他国の言葉に詳しい方も多いですが。
でも、もし外国の方などがあなたに、
「日本では『手術』で、『武器』や『刀』を使うの…?」と聞くことがあれば。
ちょっと「執刀(しっとう)」の語を思い出してみると、良いかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに漢和辞典によれば、
「刀(かたな)」という漢字には、「はもの(刃物)」(全体)を表す意味があるようです。
なので、別に武器の「刀」専用の字ではなさそうですね。