学習の話ー。
「イラストとかによって、ちょっと勉強しやすくなったりするかも?」という話です。
今まで書いた内容とけっこう被っていますが。
割と個人的な考えですので、共感はあんまりできないかもしれません。ご容赦を。
前置き。
筆者(のっぽ)は手元に歴史の本などを多少持っていますが、
よくアニメ*1的なイラスト付きの物やゲーム関連の物を選んでいます。
まあ筆者はいわゆる「オタク」なので、難しい内容でも、アニメ系のイラストがついているとなんとなく学びやすかったりするのです。
(おおっぴらに人には見せにくいものもありますが、内容はちゃんとしてたりします)
で、改めて「イラストついてると何で学びやすいんだろう?」と思いまして。
好きなものとつながっているから、と言えばまあその通りなのですが、
なんとなくそれから、電流*2の「抵抗(ていこう)」の話を思い浮かべました。
当ブログでは以前も「心電流」*3や「心抵抗」という造語を使いましたが、
何か(例えばイラスト)の要素によってあるものを学びやすくなる、というのは
「学習の抵抗」みたいなものが、部分的に下がっている、といえるかもしれません。
そして知識*4とか興味を「電流」に例えられるなら、
好きなものを勉強に絡めるというのは、「学習の抵抗」を下げて、
「興味の電流」がより多く流れるようにしている、と言えるかもしれません。
まあ簡単に言うと「面白いと思った時ってビビッとくるよね!」くらいの話ですが。
逆に難しそうに見えるもの、興味がないものについては、「学習の抵抗」が上がってしまうことになります。
そうすると「興味の電流」も通りにくいですね。
「なんかこの本、見るだけで嫌だなー」とかはこの「学習の抵抗」が高い状態と言えるかもしれません。
で、ちょっと恐ろしい話ですが。
人は興味がわかないものは、サボりがちになります。
すると、能力が落ち、ますます難しそうに見えることになります。
そのためより興味がわかなくなり…ということで、
「苦手なものがどんどん苦手でつまらなくなっていく」という悪循環(あくじゅんかん)が発生する可能性があるわけです。
つまりイヤなコンボ*5ですね。悪いことのコンボ。
過去記事の「リミッター」*6で「できないという思いが自分の能力を下げてしまう」可能性について書きましたが、
その中にはこの「悪循環」のケースもあるかもしれません。
恐ろしい話ですが、ポジティブに考えることもできます。
逆に「興味がわきやすいところからチャレンジしてみる」という手があるからです。
筆者で言えばイラストがついた本を選んでみる、とかですね。
もしこの世にあるのが「教科書」*7だけなら、教科書と相性が悪ければ悲惨ですが、
幸い色んな学習教材や知識本はあるので、そこら辺を頼りにすることもできるわけです。
さて、あなたがワクワクするものは何でしょうか?
なんとなく「これやってて面白いな」という時は、あなたの「興味の電流」が良く通っている時なのかもしれません。
その方法を苦手なものに使うことができれば、その分野の「学習の抵抗」も、もしかしたらちょっと下がるかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
追記
時々、イラスト多いものはちゃんと勉強してる方からすると「半端」に見えるかも、と思います。
確かに内容の正確さに関しては、他にもっといい本があるかもしれません。
が、あまりかっちりしすぎる本だと、筆者はあんまり読まなくなってしまったりします。
そうすると、筆者が悪いにしても、それ以上は得られるものはなくなってしまいますね。
すると得られる効果としては「0」に近くなってしまうわけです。
どんないい本でも読まなければ意味はないですしね。
すると「良い」「正しい」物であっても、それが筆者に、あるいはある人に「合って」いるかはまた別の問題なわけです。
レイアウトのうまい下手を除けば、イラストがついているかどうかは、学習する「内容」には直接関係ありません。
あとさらに言ってしまえばそのイラストが美少女化とかイケメン化されているか、というのも。
でもそれによって筆者は学びやすくなったりしています。
それは以前に書いた「ソフト(内容)」と「ハード(外面)」で言えば、特にハード(外側)の面に助けられているわけですね。
追記2
本文の内容は以前書いた学習の「レディネス(準備性)」*8に絡めることもできます。
要は学習の方法によって学びやすさが違うよ、という考え方なのですが。
この「(自分にとって)学びやすいやり方」というのは
「自分にとって『学習の抵抗』が低いところ」と言えるかもしれません。
以前に「イメージ・ネットワーク」*9というものも書きましたが、
これは色々なものにつなげて記憶しやすくすると同時に。
「自分の興味の通る点」を探して右往左往しているといえるかもしれません。
色んなものに絡めてみて、一つ「興味の電流」が通りやすい場所があれば、そこから理解できるかもしれないですしね。
追記3
あるいは過去記事「幻想AR」*10に絡めることもできます。
例えば教科書にのっている問題や文章は、それだけでは単に各教科の内容であるかもしれません。
しかしゲーム的な物を見出すことができれば、それは筆者にとって「ゲーム」としての意味を持ち、ゲームの一場面であるかのような「意味」や「価値」を持つわけです。
それは筆者にとって好きなものと「つながっている」だけでなく、時に半ば「好きなもの」そのものや一部である、という感じも与えます。
まあざっくり言うと「例えばゲームのキャラの絵が教科書に書いてあれば、ゲームをやっているような気分で問題を解けるかも」ってことですね。
これはアイドル*11とかの「グッズ」と少し似たところがあるかもしれません。
例えばアイドル応援の時にイラストや写真を使った「うちわ」が用いられることがあります。
あるいはアイドルがうちわにサインをすることもあるかもしれません。
これらは純粋に物理的に見ると「うちわ」や「絵」、「文字」かもしれませんが、
そのアイドルが好きな人にとっては「素敵なアイドルグッズ」であり、「価値あるサイン」であるわけです。
もうちょっと強引に考えると「貨幣(かへい)」*12とも似ているかもしれません。
例えば「1000円札」「1万円札」は手間がかかっているとはいえ、物理的に言えば「紙」なわけです。
昔の金貨のように「同じ価値を持つ金でできている」わけではありません。
ところが、そこにこれを「1000円札・1万円札として扱う」という約束事があるからこそ、そこに価値が付与(ふよ、ゲーム的に言えばエンチャント)されているわけです。
それは「まやかし」や「嘘」というわけでなく、ある意味では人間らしい「約束事」や「言葉で意味を持たせる力」と言えます。
これは広げると文化学や魔術、経済価値の話に関わりそうで面白い話なのですが…長くなるのでまた今度。
*1:「アニメ」については 1/22 英+歴+ゲーム:「声優(せいゆう)」さんの話 ~アニメ(anime)に、さらに命を吹き込む人~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「電流(でんりゅう)」や「抵抗(ていこう)」については 12/23 理→英:電気関係の用語→英語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:筆者の造語「心電流(しんでんりゅう)」や「心抵抗(しんてきこう)」については 3/24 こころの話+理科:心電流・心電圧・心抵抗(※造語) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「知識(ちしき)」については 1/3 社会:「異世界(いせかい)」と「貧困国(ひんこんこく)」の関係!? ~「知識(ちしき)」と「活躍(かつやく」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「コンボ」については 3/21 歴史:コンボ、コンボ、人コンボ!~後を継ぐもの、塞ぐもの~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「リミッター」については 3/5 学+こころ:学力と「できなさ」と「リミッター」 ~なんとなくの自信の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「教科書(きょうかしょ)」については 12/1 英語:英語の「比較級(ひかくきゅう)」・「最上級(さいじょうきゅう)」って便利だね、という話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「レディネス」については 12/5 勉強:苦手なものって色々あるよね~、という話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:「イメージ・ネットワーク」については 5/17 学習:イメージ・ネットワーク ~色んな所にネタを探す~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*10:「幻想AR」については 11/26 歴史:幻想AR(げんそうエーアール) ~災害に神を見る、燃える火に精霊を見る~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*11:「アイドル」については 8/20 英語:二つのアイドル ~idolとidle~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*12:「貨幣(かへい)」については 10/23 英語:ノート/「メモ書き」で、「お金」で、「音符」なものなーんだ? - のっぽさんの勉強メモ を参照。