【当ブログ、計65万アクセスを達成しましたー!皆様いつもありがとうございます!】
こころ+国語の話ー。
「全ての人は、実は多重人格…!」的な話ではありません。
1人に1つずつのイメージもある気がするもの、「心(こころ)」と。
その一方で「二心(ふたごころ)」や「心を配る(こころをくばる)」といった言葉もありますね、という話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「心(こころ)」とは、人などが持つ、何かを感じる器官(きかん)…的なイメージもある語ですね。
正確には、生物的な器官や物(もの)ではない気もしますが、
(物のように)心が「ある」ことで、色々なことを感じられる…という話も多い気がします。
で、そんな「心」ですが。
いわゆる「魂(たましい)」と同じとされることも多く、
また「心は一人に1つ」と考えられることも多い気がしますが…。
…でもその割に、日本語には、
「心が複数(ふくすう)ある」ように見える語もあったりします。
何故なら「二心(ふたごころ)」や「心を配る(こころをくばる)」などの語もあるからですね。
まあ、国語辞典によれば、
「二心(ふたごころ)」は「信頼(しんらい)されている人に背(そむ)く心」で、
「心を配る(こころをくばる)」は「すみずみまで神経を働(はたら)かせる」ことらしいです。
なので「二心」の「心」は「(裏切りの)考え」を指し、
「心を配る」の方は「注意(ちゅうい)*1・気(き)」を配る感じかもなので、
いわゆる「心という器官」そのものとは、また違う話かもですが…。
…でも例えば海外の方が、これら「二心」や「心を配る」等の表現を見たら。
「(日本語では)『心(こころ)』は『複数(ふくすう)』ある(と考えられてる)の…!?」なんて、驚(おどろ)くかもですね。
※
ちなみに、今回調べていて、
上記の言葉…「二つ」や「心を配る」以外にも、
「心」に関係する熟語、例えの表現が多く見つかりました。
例えば「心を砕く(こころをくだく)」とか、
「心行く(こころゆく)」、「心が煮える」なんて語もありました。
言葉によって、「心」が指す内容もイメージも、大きく違いそうですね。
そういった「心」の表現の中には、
あなたにはどうもピンと来ない表現や、
逆に「今の気分はこれっぽい!」という表現があったりするかも?
なので、自分の「心」の状態を、何か言葉で表したい…とか、
自分の「心」がよく分からなくて落ち着かない…という時には。
それらの「心」に関する言葉を少し調べてみるのも、いいかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・二心(ふたごころ):
関連用語:「ambidextrous(アンビデクストラス)/二心のある」*2、「2(に)」*3、
似てる語:「双子(ふたご)」
・心を配る(こころをくばる)【熟語】:
*1:「注意(ちゅうい)」については 9/1 国+こころ他:「注意(ちゅうい)」と「注意(ちゅうい)」は違いますか? ~①「注意/気をつける」と②「注意/アドバイスする」、ついでに「AI(エーアイ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:二心のある、という意味もある英語「ambidextrous(アンビデクストラス)」については 5/2 生+国他:あなたの「右腕(みぎうで)」は「左腕(ひだりうで)」ですか? ~「右腕/補佐役(ほさやく)」と「利き腕(ききうで)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:数字の「2(に)」や「双子(ふたご)」については 2/6 数+国:数字の「2」から考える話 ~双子、ペア、対立~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。