のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

7/25 英:「花火師(はなびし)」は炎のテクニシャン!?

 英語の話ー。
 花火(はなび)*1を作る職業*2、「花火師(はなびし)」についての話です。
 簡単に。

 今日は火曜日ということで火*3の話。
 でも明日は水の話をするとは限りませんが。


 夏*4と言えば「花火(はなび)」、
 そしてそれを作る職業を「花火師(はなび)」というのですが。

 この「花火師」は英語に直すと「pyrotechnist(パイロテクニスト)」、
 または「pyrotechnician(パイロテクニシャン)」だったりします。

 日本でも「テクニシャン」というカタカナ語はあるのでちょっと面白いですね。
 「テクニック(technic)」というのが「技術(ぎじゅつ)」を表すので、
 技術とか専門家をテクニシャン等と呼ぶことがあるということですね。

 ちなみに前半部分の「pyro-(パイロ)」という接頭辞は「火」などを表し、
 超能力*5の「パイロキネシス(pyrokinesis)/発火能力」とも共通する言葉だったりします。


 それでいくと「パイロテクニシャン」である花火師さんは
 ゲームとかに出てくる「炎を自在に操る魔法使い」みたいな感じがしますね。

 まあ実際には魔法は使えないでしょうが、
 現実の花火も、とても色鮮やかだったり、面白い形をしたりします。
 その素晴らしい技を見に、花火大会に行ってみるのもいいかもしれません。



 まあそんな感じで~。


追記
 先日テレビで見たのですが
 「線香花火(せんこうはなび)」専門の職人さんは「和火師(わびし)」というそうです。




◆用語集 (敬称略)
・花火師(はなびし):
 関連用語:「鍵屋(かぎや)」*6、「玉屋(たまや)」



パイロキネシス(pyrokinesis):
 念じるだけで火を発生させる超能力。「発火念力」とも。 
 Wikipediaによれば名付け親は有名な小説家「スティーブン・キング」。
 超能力があるかないかは別として、Wikipediaの情報だと、能力を持つ本人が望まないで発火してしまうケースが結構多いようだ。
 いわゆる謎の「人体発火現象」とも関連があるとされる。かわいそうである。
 漫画とかだと自分の意思で自由自在に火を操れるが、世の中そううまくはないということか。
 ちなみに「火を出せる」ことは「本人が火に耐えられる」ことを意味しない。
 なのでたとえ火を自在に出せても、やり過ぎて火事に巻き込まれたら本人が死亡するケースが十分ありうる。
 その意味でファンタジーとかの「炎の精霊*7(火を出せるし、自分が火だから火は平気)」とかと違うので注意。
 ちなみにゲームとかではパイロキネシスの反対語として「クリオキネシス(何かを凍らせる能力)」という言葉も出てくることがある。
 多分「クリオネ」とは関係がない。
 関連ゲーム:『ガーデンオーダー』*8


・クリオキネシス:
 関連用語:「凍結(とうけつ)」*9、「クライオニクス」


クリオネ(Clione):
 海の生物(軟体動物)。 
 羽根のようなもの(翼足)を持つ姿から「流氷の天使*10」「氷の妖精*11」などという呼び名を持つ。すごく筆者の中二病センスに響く名前である。強そう
 Wikipediaによれば名前はギリシャ神話*12の「クレイオー」に由来するらしい。
 実はこのクレイオーさん、過去記事でも紹介した女神たち「ムーサ」の一人(一柱)でもある。つまりゼウスの娘。
 …クリオネはゼウスの娘だった…?(混乱)

・クレイオー:
 ギリシャ神話の女神。詳細は上記参照。
 Wikipediaに載っている話だと、女神アプロディテが人間に恋したことを笑ったために、自分も人間に恋する呪い*13をかけられた。
 ギリシャ神話すげえ。結構呪いが出てくる。そしてすぐに呪う…。
 この時に、相手の人間との間に生まれた「ヒュアキントス」は植物の「ヒヤシンス」の語源になった人物である。
 (でもヒュアキントスが誰の子供かは諸説あり)

・ヒュアキントス:
 ギリシャ神話の登場人物。男。
 ヒヤシンス誕生までのエピソードは「同性愛(どうせいあい)」が深くかかわっている(当時のギリシャでは普通)。
 Wikipediaによると太陽神アポロン*14(男)と仲良く円盤投げしていたら、焼きもちをやいた西風の神ゼピュロス*15(男)に風を起こされて、円盤がヒュアキントスの頭に当たって死んだ。
 この時に流れた血が、ヒヤシンスになったという話である。
 つまり「男の三角関係のもつれが悲劇とヒヤシンスを生んだ」。なんかパワーワードっぽい。
 ちなみにゼピュロスさんが愛していたのはヒュアキントスの方である。愛と嫉妬は怖いぜ。


benkyoumemo.hatenablog.com

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*1:「花火(はなび)」については 9/18 国語:ひっくり返すと別の意味になる熟語! ~火花と花火、手相と相手~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「職業(しょくぎょう)」については 4/21 歴史:ジョブチェンジ/「きよもりは だじょうだいじんに なった!」 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「火(ひ)」については 10/9 英語:消防訓練とドリルの関係!? ~今日はファイアドリルの日です~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「夏(なつ)」については 7/5 学習:夏休みの自由研究メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「超能力(りょうのうりょく)」については 9/14 音楽:個人的曲メモ ~『アイドルマスターシンデレラガールズ』編~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:江戸時代の江戸の二大花火師、「鍵屋(かぎや)」と「玉屋(たまや)」については 8/5 国+歴:「かぎや」も「たまや」も「屋号(やごう)」ですか? ~「屋号」と「花火(はなび)」の掛け声の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「精霊(せいれい)」については 5/22 理科:四大元素(しだいげんそ)の話 ~地水火風~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:TRPGシステム『ガーデンオーダー』については 5/2 社会:その風景、ちょっとお借りします!? ~庭園(ていえん)の「借景(しゃっけい)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「凍結(とうけつ)」や死後の人体を冷凍し保存する技術「クライオニクス」については 5/4 理+家:「コラーゲン」は「6億歳」ですか!? ~コラーゲン誕生の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「天使(てんし)」については 12/11 歴史:モンスト、堕天使と西郷さんと作曲家の乱舞 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「妖精(ようせい)」については 5/23 英語:「妖精(ようせい)」と炭酸(たんさん) ~スプライト~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:ギリシャ神話」や「ムーサ」、「ゼウス」については 12/5 英語:ミュージック(music)の由来とギリシャ神話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:「呪い(のろい)」については 3/5 国語:呪い(のろい)・祝い(いわい)・解呪(かいじゅ)・圧(あつ) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:アポロン」については 3/10 理科:太陽神(たいようしん)、月へ行く! ~アポロ11号と「アポロ」~ - のっぽさんの勉強メモを参照。

*15:「ゼピュロス」または「ゼフィロス」については 8/27 理+歴:恐竜(きょうりゅう)/神(かみ)、怪物(かいぶつ)、そして「福井県(ふくいけん)」!? ~名前の由来~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。