のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

5/3 理科:その「古く青い血」が毒素(どくそ)を見破る!? ~「カブトガニ」の話~

 理科の話ー。なんだかカッコつけたタイトルですみません。

 先日『ニコニコ超会議2018』というイベントがあったのですが、
 そこでお笑いコンビ「兜蟹(かぶとがに)」さんという方々を知ったので、
 今回はそこから連想して生物*1としての「カブトガニ(兜蟹)」についてちょっとメモを。


 前置き。
 「カブトガニ」というとなんか丸っこくて固そうな体に鋭い尻尾がついている生き物ですね。
 理科の教科書*2とか資料集で見ることが多いかもしれません。
 名前に「蟹(かに)」と*3ついていますが、実際カニとはあまり似てません。
 分類でも、カブトガニは「鋏角類(きょうかくるい)」であり、「甲殻類(こうかくるい)」であるか二とは違う生き物らしいです。


 そんなカブトガニですが、実はいろいろすごい特性を持っていたりするようです。

 まず、すごい昔から姿がほとんど変わっていないみたいですね。
 Wikipediaによれば「古生代(こせいだい)」から変わっていない、生きた化石*4のような存在らしいです。
 筆者が昔やった『ポケットモンスター*5でも、化石に関連した「カブト」というポケモンがいたことを思い出します。外見はカブトガニみたいな感じでした。

 次にカブトガニの血*6は青く、しかもそれが人類にとってとても役立つらしいです。
 具体的には、その血がある種の「汚染(おせん)」*7、汚れに対して敏感に反応するので
 医療の現場(の一部)では、これによって毒素(どくそ)を見つけるのに役立てているようですね。


 カブトガニが激しく姿を変えていたら、血液の成分も代わっていたかも、と考えると
 古き時代から保たれた「青い血」が、毒を見破っている…といえるかもです。
 ちょっとカッコいいですね。


 しかしカブトガニは「絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)」であり、
 日本でもその繁殖地は「天然記念物(てんねんきねんぶつ)」にも指定されているほどです。

 人間に役立つからと言って乱獲(らんかく)し、滅ぼしてしまわぬよう、気を付けなければなりませんね。
 でなければその「古く青い血」はすぐに絶えてしまうかもしれません…。



 まあそんな感じで~。



関連用語:「示準化石(しじゅんかせき)」*8、「フズリナ」、「青いチョコレート」*9、「青いバラ*10




追記
 ちなみに英語では貴族(きぞく)*11や貴族の血統*12を「ブルーブラッド(blue blood)」、つまり「青い血」と呼ぶことがあるそうです。
 それでいくとカブトガニは貴族、ということに…、
 …は、ならないでしょうが、ちょっと面白いですね。



◆用語集 (人名敬称略)
・兜蟹(かぶとがに)【お笑いコンビ】:
 お笑いコンビの名前。所属は「サンミュージック」。
 「まぁまぁまぁ」という言葉とリズムによるネタが特徴的。
 関連用語:「マーライオン*13
 関連人名:「月ノ美兎(つきのみと)」*14、「樋口楓(ひぐち・かえで)」


カブトガニ(生物):
 英語では「horseshoe crab(ホースシュー・クラブ)」。この「horseshoe(ホースシュー)」とは「蹄鉄(ていてつ)」*15のことである。
 ちなみにカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング*16にも出ていたりする。
 名前はそのまま「カブトガニ」。
 『遊戯王』には「カブトガニ」はいないそうだが、《カニカブト》ならいる。惜しい。
 関連用語:「兜(かぶと)」*17、「シーラカンス*18、「メタセコイア*19、「ザリガニ(蝲蛄)」*20


カブトガニ/Horseshoe Crab(『マジック』)
 『マジック:ザ・ギャザリング』のカード。色は青。
 …他のカードは例えば「聖トラフトの霊」とか、「真の名の宿敵」とか、ファンタジーっぽかったり強そうな名前がついているのに、ただの「カブトガニ」の名前で出ているのは、ある意味すごい。
 と思ったら、他にも「タラバガニ/King Crab」とかいた。おいしそう。
 「カブトガニ」のカード自体はイラストもカブトガニだし、一見あまり強くなさそうに見える。が、他のカードとのコンボで色々凶悪なことにいなったらしい。
 具体的には青マナ1点を払うとカブトガニがアンタップするので、それを利用して色々。
 タップはカードを横にすること、アンタップは元に戻すことで表すので、何回もこの効果を使うとカブトガニがぴょこぴょこ首を振るように見えることだろう。可愛い気もするがコンボ効果が凶悪なので相手はそれどころの気分ではないと思われる。
 関連(?)カード:「歩く海綿/Walking Sponge」*21


・タラバガニ/King Crab(『マジック』):
 『マジック:ザ・ギャザリング』のカード。色は青。
 サイト『MTG Wiki』様でも突っ込まれていたが、4/5(パワー4タフネス5、つまり攻4、HP5)のクリーチャーはただのタラバガニではないと思われる。
 赤の「強欲なドラゴン」が4/4であることを考えると、単純な能力ならドラゴン(の一部)より強いことになるからだ。


・強欲なドラゴン/Avaricious Dragon :
 『マジック:ザ・ギャザリング』のカード。色は赤。
 飛行を持っているし色々効果は強い。
 だが、その名の通り強欲に「タラバガニ」を食べに行くと、反撃を食らって倒される。しかも相手は生き残る。
 これは筆者の紹介の仕方が悪いのであって、このカードが弱いわけではない。正直すまん。


・タラバガニ:
 Wikipediaによれば十脚目(エビ目)異尾下目(ヤドカリ下目)タラバガニ科タラバガニ属。
 つまりカニという名前がついているが、ヤドカリの仲間であったりする。
 漢字では「鱈場蟹(たらばがに)」。Wikipediaによれば、このカニの生息域がタラの漁場(「鱈場(たらば)」)と重なっていることに由来するらしい。
 関連用語:「マツバガニ」*22、「ズワイガニ*23


古生代(こせいだい):
 地質時代(ちしつじだい)*24の一つ。
 英語では「Paleozoic era(パレオゾイク・イアラ?)」。
 Wikipediaによれば恐竜*25が繁栄し始める「中生代(ちゅうせいだい)」までの期間。
 関連用語:「パンサラッサ」*26、「パンゲア」、「三畳紀(さんじょうき)」


中生代(ちゅうせいだい):
 関連用語:「白亜紀(はくあき)」*27


・カブト(『ポケットモンスター』)
 ゲーム『ポケットモンスター』に登場するポケモン
 おそらくモデルは「カブトガニ」。
 丸っこくてかわいいのだが、「カブトプス」に進化*28すると強そうな感じになる。


・ブルーブラッド:
 関連ゲーム:『Bloodborne(ブラッドボーン)』*29



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*1:「生物(せいぶつ)」については 1/9 英語:素材(そざい)/生物(せいぶつ)系あれこれ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「教科書(きょうかしょ)」については 12/1 英語:英語の「比較級(ひかくきゅう)」・「最上級(さいじょうきゅう)」って便利だね、という話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「蟹(かに)」については 6/1 理+英:6月の生まれ星座、「ふたご座」「かに座」の話! ~そして「カニ(蟹)」と「がん(癌)」の名前の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「化石(かせき)」については 7/31 歴史:スポット・ヒストリー ~その土地の歴史~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:ゲーム『ポケットモンスター』については 12/22 数+英:約分(やくぶん)/奴の名はディバイザー! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:「血(ち)」については 1/11 英+理:体の中の「船(ふね)」、体の中の「島(しま)」!? ~血管とランゲルハンス島~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「汚染(おせん)」については 6/13 社+英:街づくりに関わる英単語 ~withシムシティ ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:示準化石(しじゅんかせき)」や「フズリナ」については 12/28 理+地:「フズリナ」はテストの味方ですか? ~「フズリナ」と「示準化石(しじゅんかせき)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:フランスの「青いチョコレート」については 10/22 生活:「青いチョコレート」の話! ~フランスの町「アンジェ」のチョコレート紹介~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:青いバラ」については 4/14 理科:バラはバラでも「砂漠(さばく)のバラ」! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「貴族(きぞく)」については 12/5 英語:ミュージック(music)の由来とギリシャ神話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「血統(けっとう)」については 11/3 英語:貴族の「血統(けっとう)」とペットの関係!? ~「pedigree(ペディグリー)」の話~ - のっぽさんの勉強メモを参照。

*13:マーライオン」については 1/7 英語:「バーメイド(barmaid)」と「マーメイド(mermaid)」! ~「女給」と「人魚」と、あとマーライオン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:バーチャルYoutuberの「月ノ美兎(つきのみと)」さんや「樋口楓(ひぐち・かえで)」さんについては 3/30 社会:「バーチャルYoutuber」の方たちの名前メモ(個人的) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:「蹄鉄(ていてつ)」については 5/26 理+英他:「馬(うま)」も「靴(くつ)」を履きますか? ~「蹄鉄(ていてつ)/horseshoe、shoe」と「靴/shoe」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*16:カードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』については 9/29 学習+ゲーム:やっていて楽しい勉強!? ~カードを場に出すように~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*17:「兜(かぶと)」については 12/24 英語:ファンタジー/防具関係の英語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*18:生きた化石とも呼ばれる「シーラカンス」については 6/3 理科:理科も漢字でごろ合わせ!? ~ゲーム「理科ゴロ合わせ-夜露死苦(よろしく)-」!~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*19:カブトガニと同じく「生きた化石」とも呼ばれる植物「メタセコイア」については 9/3 理+英他:「メタセコイア」は「メタ」な植物(しょくぶつ)ですか? ~「メタ(meta)」と「メタセコイア(Metasequoia)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*20:甲殻類の「ザリガニ(蝲蛄)」については 11/15 理+国:「ザリガニ」は「ラッコ」の一種ですか? ~「ザリガニ(蝲蛄)/蝲蛄(ラッコ)」と「ラッコ(海獺)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*21:カブトガニよりさらに戦えなさそうな名前のMTGのカード「歩く海綿/Walking Sponge」については 6/11 英+生:あなたは「スポンジ」を知っていますか? ~「スポンジ」と「海綿動物(かいめんどうぶつ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*22:「マツバガニ」については 4/16 音楽:音楽メモ(『グラブル』曲) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*23:ズワイガニ」については 6/22 理+国他:「ズワイガニ」ってどんなカニですか? ~「楚蟹(ずわいがに)」と「木の枝」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*24:地質時代(ちしつじだい)」や「三畳紀(さんじょうき)」については 2/13 理+国他:「三枚(さんまい)」の「畳(たたみ)」の「時代(じだい)」ってなーんだ? ~「三畳紀(さんじょうき)」と「重畳(ちょうじょう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*25:「恐竜(きょうりゅう)」については 8/27 理+歴:恐竜(きょうりゅう)/神(かみ)、怪物(かいぶつ)、そして「福井県(ふくいけん)」!? ~名前の由来~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*26:古生代中生代に存在した海「パンサラッサ」や、超大陸パンゲア」については 11/12 社+ギリ他:「パン」は「パン」でも「パンサラッサ」! ~昔あった大きな海「パンサラッサ(Panthalassa)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*27:白亜紀(はくあき)」については 5/15 生+英:食べ物を甘くする「チョーク」!? ~|野菜の「アーティチョーク」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*28:「進化(しんか)」については 10/5 社会:文明(ぶんめい)の進化と、欲望(よくぼう)の方向 ~物が改良される方向~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*29:ゲーム『Bloodborne(ブラッドボーン)』については 7/3 英語:ダークランタンは「闇(やみ)のランタン」ですか? - のっぽさんの勉強メモ を参照。