のっぽさんの勉強メモ

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2/8 歴史:兄弟にしてライバル関係!? ~インドの英雄、「カルナ」と「アルジュナ」の話~

 歴史の話ー。
 インド*1の物語*2マハーバーラタ』に出てくる
 「カルナ」と「アルジュナ」という英雄についての話です。


 前置き。
 筆者はよく偉人や英雄がいっぱい出てくるゲーム『Fate/Grand Order』についてのネタを見るのですが。
 そこに「カルナ」と「アルジュナ」という英雄がおり、
 出典が『マハーバーラタ』だということを改めて知りまして。。
 そういえば『世界史B用語集』にも『マハーバーラタ』が載っていたなあ、ということで改めて調べてみました。


 まず『マハーバーラタ』という古代インドの叙事詩(じょじし)・物語に出てくる英雄です。
 「叙事詩(じょじし)」というのはある出来事を詩*3の形式で伝えたものですね。
 『マハーバーラタ』はヒンドゥー教聖典となっています。

 そして「カルナ」も「アルジュナ」もそこに登場する英雄であり、ライバルです。
 しかしお母さんは同じだったりします。しかも両方が神様の子ども。複雑な設定ですね…。


 Wikipediaによれば「クンティー」という女性が、神様の子どもを産むことができる「マントラ」(呪文的なもの)を授かっており、
 それを介して産んだのが「カルナ」と「アルジュナ」になります。
 カルナは太陽神「スーリヤ」との子ども、アルジュナは雷神(+色々なものの神)「インドラ」との子どもになります。

 見た感じ『マハーバーラタ』ではアルジュナの方が長く活躍するようなのですが、
 生まれたのが先なので、「カルナ」の方がお兄さんということになりますね。


 で、カルナとアルジュナはライバルだったみたいなのですが、
 (そして二人とも弓*4がうまかったみたいなのですが)
 Wikipediaのもろもろの説明を見る限り、特に二人が憎みあっていた感じではなさそうです。
 むしろ回りが色々ゴタゴタしてたり、身分制度とか一族が絡む対立関係だったっぽいですね。


 最後カルナは倒れ、アルジュナが残る、という感じですが。
 もし環境*5や思想の違う現代に生まれていたら、二人は兄弟として仲良くできたり、
 また違った活躍をしていたのかもしれません。


 カルナとアルジュナの話以外にも、古代には兄弟で争ったり殺しあったりする話はいっぱいあったりします。
 現代で「あー、兄弟姉妹が気に入らないぜー!」という方はそこら辺の話を読んでみると、
 「ああ…うちはまだマシかもしれん」と思えるかもしれませんね。



 まあそんな感じで~。






追記
 ちなみにクンティーさんが結婚した人間の王「パーンドゥ」は呪いで子どもができなかったため、
 クンティーさんは夫の許しを得て神さまとの子どもを産んだとされています。
 (カルナの時は結婚前にマントラ使用)
 …神様の関わる事例にこの言葉を使うのは不適当かもですが、
 今で言うと「精子バンク」とか「代理出産(だいりしゅっさん)」を思わせるような事例ですね。
 あとゲーム『俺の屍を越えてゆけ*6のシステムにも似てますね。ここら辺の話が下敷きなのかもしれません。



◆用語集
・カルナ:
 Wikipediaを見た感じ、彼は多くの呪い*7とかトラブルに巻き込まれているが、
 その6~8割が階級・制度・いわゆる「カースト」に関わる感がある。
 とても文化を感じる話だ。
 あとWikipediaによれば、名前の由来は「耳」。生まれつき耳飾りをつけていたらしいので。
 でもよく読むとそれだけでなく、装着者を不死身にする「黄金の鎧*8」も一緒に着て生まれてきている。
 …だったら名前は「鎧」でもよかったのでは?と思わなくもないが、まあ文化とか好みが色々あるのだろう。
 しかし鎧を着た状態の子どもを産むとか難産どころじゃない。
 母体が気になるところだが、
 どうやら鎧は母親であるクンティーさんが要求したものっぽいので、まあ覚悟の上か。
 ちなみにこの鎧はカルナの皮膚とつながっている体の一部であったらしい。
 英語とかゲームでいう「バイオアーマー」とか「生体装甲(せいたいそうこう)」と言えなくもない。
 ちょっとSF*9感がある。
 ちなみにカルナはゲーム『Fate/Grand Order』などで活躍している。
 不器用で言葉選びが下手だが、とてもやさしい人物といった感じ。
 あと強い。若干ネタバレだが、気になる方はアニメ『Fate/Apocrypha』と見てみるといいかもしれない。

・カルナ(Fate):
 担当声優は「遊佐浩二(ゆさ・こうじ)」さん。

アルジュナ
 インド神話の英雄。
 Wikipediaによれば名前は「白色」を意味するらしい。
 性格は健全で、体格は健康で、イケメンだったらしい。すごい「持ってる」感。
 まじめな性格で、それゆえに損をすることもあったようだ。
 誰かを助けるためにルールを破り、その罰を自分から受けたりしている。
 のちにものすごい苦行と修行をし、シヴァ神に認められたり、それに喜んだインドラ神から天界のあらゆる武器と使用法を授けられたりしている。
 いい意味で、少年マンガとかの主人公的な動きである。
 従兄弟の「クリシュナ」とは友人関係。だがクリシュナは実は「ヴィシュヌ神」の化身であり、下記の『バガヴァッド・ギーター』ではそこが重要となってくるようだ。
 ちなみにアルジュナの絵姿や像は多い。が、インド神話ならではのすごいインパクトがある外見も多い。
 見た感じインドネシアのバリ島にあるアルジュナの像は、現代的にもわかりやすくイケメンな印象である。
 カルナと同様ゲーム『Fate/Grand Order』などで活躍している。が、カルナとの仲は…まあお察しである。

アルジュナFate):
 クラスは「アーチャー」*10
 担当声優は「島崎信長(しまざき・のぶなが)」*11さん。

叙事詩(じょじし):
 ある出来事を、物語の形で伝えた詩(し)。
 英語では「epic(エピック)」。
 Wikipediaには筆者が名前を知っているだけでも多くの作品が載っていた。例えば『ギルガメシュ叙事詩』、『イリアス』や『オデュッセイア』、『ベーオウルフ』、『ニーベルンゲンの歌』、『ローランの歌』、『マハーバーラタ』、『ラーマーヤナ』、『シャー・ナーメ』(イラン)、『カレワラ』(フィンランド)、『ユーカラ』(アイヌ)などなど。
 関連用語:「抒情詩(じょじょうし)」*12
 関連楽曲:『POP TEAM EPIC』*13

・『マハーバーラタ』:
 古代インドの叙事詩ヒンドゥー教聖典(せいてん)の一つ。
 やはり有名な『バガヴァッド・ギーター』はこの一部として収録されている。
 Wikipediaによれば「バーラタ」というのが元々の名前であり、「バラタ族の物語」らしい。
 のちに「マハー(偉大な)」という言葉がついた。
 『ラーマーヤナ』とともにインド二大叙事詩とされ、また、「世界3大叙事詩」の一つとされる(他の二つは『イーリアス』『オデュッセイア』)。


・スーリヤ:
 インド神話の太陽神。
 Wikipediaによれば金髪に3つの目、そして4本の腕を持つ。
 インドラの息子とも、インドラと並ぶ実力者であるともいう。
 仏教では「日天(にってん)」と呼ばれる。
 個人的には『ペルソナ2 罰』に出ていたのが印象深い。
 関連名称:「天照大神*14、「アポロ」*15、「ニニギ」*16、「ラー」*17

・インドラ:
 バラモン教ヒンドゥー教における神。
 雷神、天候神、軍神、英雄神など多くの性格(権能)を持つ。
 日本では「帝釈天(たいしゃくてん)」と呼ばれ、または同一視されている。
 ちなみに朝鮮神話(檀君神話*18)では「桓因(かんいん)/ファンイン」という名前で登場するらしい。
 その子どもが過去記事でも紹介した「桓雄(かんゆう)/ファンウン」であり、さらにその子どもが「檀君(だんくん)」。
 またWikipediaによれば、サンスクリット語で、「虹(にじ)」のことを「indradhanus(インドラの矢)」というらしい。
 アニメ映画『天空の城ラピュタ』の、「ムスカ大佐」のセリフからその名を知っている人もいるかもしれない。
 関連名称:「ゼウス」*19

帝釈天(たいしゃくてん):
 インドラ神が仏教に取り入られられた姿。
 その手に「金剛杵(こんごうしょ)」*20を持った姿で描かれることも多い。
 また法隆寺の「玉虫厨子」にその姿が描かれていたりする。
 ちなみに映画『男はつらいよ』シリーズの主人公「寅さん」のセリフに「帝釈天」に関するものがある。これは「柴又帝釈天(しばまたたいしゃくてん)」と呼ばれるお寺のことである。正式な名前は「経栄山題経寺(きょうえいざん・だいきょうじ)」。

・『バガヴァッド・ギーター』:
 古代インドの聖典
 「アルジュナ」と彼の御者を務める「クリシュナ」の会話形式で進む。
 関連人名:「ベートーヴェン*21


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*1:「インド」については 5/15 体+社:野球からクリケットへ! ~インド版『巨人の星』、そして要素変更の意味~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「物語(ものがたり)」については 12/18 英語:名詞(めいし)/物語(ものがたり)を始めるもの - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「詩(し)」については 7/2 国語:ジ・オグラ・アンソロジーとポエムズ ~百人一首~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「弓(ゆみ)」については 1/17 歴史:弓(ゆみ)に関するあれこれ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「環境(かんきょう)」については 6/13 社+英:街づくりに関わる英単語 ~withシムシティ ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:俺の屍を越えてゆけ』については 5/16 社会:組織(そしき)/パーティ・メンバー入れ替えゲーム ~未来のためのルーキー~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「呪い」については 3/5 国語:呪い(のろい)・祝い(いわい)・解呪(かいじゅ)・圧(あつ) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「鎧(よろい)」については 12/24 英語:ファンタジー/防具関係の英語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「SF(エスエフ)」については 12/3 世界史:塩とコショウ、保存と時間 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「アーチャー」については 3/30 英語:特定のアルファベットを狙い撃ちにする! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:声優の「島崎信長(しまざき・のぶなが)」さんについては 10/20 英語:ダイエット=「痩せる」ことではない!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「抒情詩(じょじょうし)」については 5/24 英+音:ラップの「リリック」と「竪琴(たてごと)」の関係!? ~「lyric」と「lyre」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:アニメ『ポプテピピック』の楽曲『POP TEAM EPIC』については 3/4 音楽:音楽メモ(邦楽多め) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:天照大神(あまてらすおおみかみ)」については 8/25 歴史:ザ・ダンサーズ ~アメノウズメ、出雲阿国(いずものおくに)、そして巫女~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:ローマ神話の太陽神「アポロ」については 3/10 理科:太陽神(たいようしん)、月へ行く! ~アポロ11号と「アポロ」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*16:「ニニギ」については 10/5 社会:文明(ぶんめい)の進化と、欲望(よくぼう)の方向 ~物が改良される方向~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*17:エジプト神話の太陽神「ラー」については 6/23 歴+ゲーム:「オシリス」・「オベリスク」・「ラー」(神名敬称略)の話! ~『遊戯王』とエジプト神話の話メモ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*18:檀君神話(だんくんしんわ)」や「桓雄(かんゆう)」については 1/28 歴史:国の成り立ちと、狼(おおかみ)と、熊(くま)!? ~「ローマ帝国」と「檀君朝鮮(だんくんちょうせん)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*19:「ゼウス」については 12/5 英語:ミュージック(music)の由来とギリシャ神話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*20:「金剛杵(こんごうしょ」については 10/6 国語:ダイヤ/色んな「金剛(こんごう)」の話 ~宝石、仏教、戦艦~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*21:『バガヴァッド・ギーター』を読みこんだとされる作曲家「ベートーヴェン」については 12/11 歴史:モンスト、堕天使と西郷さんと作曲家の乱舞 - のっぽさんの勉強メモ を参照。