英語+数学+ゲーム(競馬系)+こころの話ー。
「残り物(のこりもの)」などの意味がある英語、「odd(オッド)」と、
「勝ち目(かちめ)」などの意味がある英語、「odds(オッズ)」の話を。
前置き。
まず「odd(オッド)」とは、「変わった」とか「余(あま)りの」、「半端(はんぱ)な」などの意味の英語ですね。
数の「奇数(きすう)」(1とか3とかの数)が英語では「odd number(オッド・ナンバー)」なので、そちらで聞いたことがある方も、おられるかもです。
「偶数(ぐうすう)」(2とか4とかの数)に比べると、割り切れない「半端な(odd)数(number)」→「奇数(odd number)」って感じですかね。
で、英和辞典によれば「odd」は、
名詞だと「半端な物」や「残り物(のこりもの)」などの意味があるようです。
「半端(はんぱ)」は「不完全(ふかんぜん)」とか「揃(そろ)ってない」意味ですし、
バトル系マンガで「半端」と呼ばれた人は負けがちな気がします。
そして「残り物(のこりもの)」もあまり良い物では無さそうですし、
これらの意味から見ると「odd」は「割と勝てなさそう」なのですが…。
しかしそんな「odd」を「複数形(ふくすうけい)」にすると、
ちょっと「勝ち目」がありそうな感じがするかもです。
というのも、「odds(オッズ)/勝ち目」という語があるからですね。
英和辞典によれば、「odds(オッズ)」は
「優勢(ゆうせい)」とか「勝ち目」などの意味を持っているようです。
ちなみに競馬(けいば)などでよく使われる用語のようですね。
(それぞれの馬の勝ち目によって、勝った時の賞金倍率が決まったりするようです)
上記の「odd(オッド)/あまりの、残り物」と「odds(オッズ)/勝ち目」の関係は不明ですが、
名詞としての「odd」は複数形にできる…つまり「s」をつけることができます。
そうすると外見上は「odds」(残り物(odd)たち(s))となるので、
「『残り物(odd)』が『勝ち目(odds)』になった…!?」みたいな感じもして面白いですね。
ことわざの「残り物には福(ふく)がある」みたいです。
※
まあ、和英辞典で「残り物」を調べると、
「leftovers(レフトオーバーズ)」など、他の語のみが載っていたので、
そんなに「odd(オッド)」の語を使うことは無いのかもですが。
でも、もしあなたが他の人と勝負をするような時、
自分が運悪く「残り物(odd)」…不利(ふり)な条件(じょうけん)を引くことがあれば。
もちろんガッカリして諦(あきら)めてもいいのですが、
そこで「いや、これが私の『勝ち目(odds)』になるかも…」とか、
「かき集めた『残り物たち(odds)』を『勝ち目(odds)』にしてやるぜ!」
なんて思ってみても、ちょっと楽しいかも?
まあそんな感じで~。