6/23 歴＋ゲーム：「オシリス」・「オベリスク」・「ラー」（神名敬称略）の話！　～『遊戯王』とエジプト神話の話メモ～

　歴史の話ー。
　『遊戯王』*1「エジプト神話」関係のメモです。
　簡単に。

　マンガ・そしてカードゲーム*2『遊戯王』では
　エジプト神話のネタがよく使われていたりします。

　例えば原作マンガ・アニメ*3とかでは
　「オシリスの天空竜」「オベリスクの巨神兵」「ラーの翼神竜」
　という強いモンスターが重要な位置を占めていました。

　「オシリス」や「ラー」というのはエジプト神話の神様*4の名前です。
　でも「オベリスク」は神様の名前ではなくて、「記念碑（きねんひ）」*5のことです。
　四角くて長い石柱の形ですね。

　こう書くと単にゲームネタなのですが、
　「オシリス」や「ラー」という名前は手元の高校用『世界史Ｂ用語集』にも載っている名前だったりします。
　（有名な「スフィンクス」*6も載ってます）

　ということはテスト*7とかに出る確率*8もあるということで。

　色んなゲームでよく見る神様の名前とかも、
　覚えておくと意外と勉強に役立つかもしれませんね。

　まあそんな感じで～。

追記
　三角形*9の斜辺（しゃへん）は
　「an oblique side（アン・オブリク・サイド）」というのですが
　（直角三角形の場合は「hypotenuse」）
　Wikipediaによれば「オベリスクの」語源はギリシャ人が「obeliskos（ォベリスコス？）／串（くし）*10」と呼んだのが語源らしいので、特に関係ないですね。

◆用語集
・エジプト：
　国、または地域の名前。
　関連名称：「ニトクリス」*11、
　関連用語：「ラピスラズリ」*12、「箍（たが）」*13、「ロインクロス（loincloth）」*14、「ウスベニタチアオイ」*15、「マロウ」、「マシュマロ」
　関連地名：「アレクサンドリア」*16

・エジプト神話：
　古代エジプトの（からの）神話。

・オシリス（Osiris）：
　エジプト神話の神さま。冥界の神、死*17と復活の神、豊穣（ほうじょう）の神などと言われる。
　妻は妹でもあるイシス。他に兄弟にセト」*18「ネフティス」などの神がいる。
　スマホゲーム『モンスト』*19や『パズドラ』にも出ている。
　ちなみに彼の名前は「Usir（ウシル）」ともいい、『遊戯王』の《聖刻龍－ウシルドラゴン》の名前はそれにちなんでいると思われる。
　関連用語：「プルート」*20、「ネフティス」、「閻魔大王（えんまだいおう）」*21【仏教】

・オベリスク（obelisk）：
　Wikipediaによれば世界に存在する古代オベリスクは約３０本らしい。　
　エジプトのイメージが強いがイタリア*22（ローマ）に結構あるようだ。
　イギリスのロンドンとアメリカのニューヨーク*23にも「クレオパトラの針」*24と呼ばれるオベリスクがあるとのこと。
　関連用語：「†（オベリスク）」*25

・ラー（Ra）：
　エジプト神話の神さま。太陽*26の神。
　ほかの色んな神様と「習合（しゅうごう）」…つまり「同じ存在だとみられて合体」することで、名前が変わったりする。
　大気の神「アメン」と合体して「アメン・ラー」と呼ばれることもあった。
　『モンスト』と『パズドラ』に出ている。
　関連用語：「アポロ」*27、「天照大神（あまてらすおおみかみ）」*28

・エジプト：
　国の名前。
　関連用語：「砂漠（さばく）」*29、「クレオパトラ」*30

・イシス（Isis）：
　エジプト神話の女神。
　兄であるオシリスの妻でもある。そして神「ホルス」の母。
　Wikipediaによると外見は「鳶（とび）」、または鳶の翼を持った女性らしい。
　が、他の神の代わりになったり同一視されるようになって、色々外見は変わったりしたようだ。
　神話によっては「ラー」の娘とされることもあるらしい。
　また後にはギリシャ神話の「デメテル」や「アプロディテ」*31と同一視されたようだ。
　キリスト教の信仰ともかかわりがあるのではないか、という話もある。詳細はWikipedia参照のこと。
　ちなみに『モンスト』にも出ている。