1/26 理＋諸外他：「血（ち）」を表す外国語７つ＋α！　～今週の外国語セブン～

　理科＋外国語*1（英語などいろいろ）＋こころの話ー。

　金曜日企画「今週の外国語セブン」、
　今回は「血（ち）」*2を表す外国語７つ＋αについての話を。

　前置き。
　昨日の記事で「血色（けっしょく）」について書いたので、
　今日は「血（ち）」を表す外国語を調べてみました。

※

☆「血（ち）」を表す外国語セブン
①英語：「blood（ブラッド）」
②ドイツ語*3：「Blut（ブルート）」
③ラテン語 *4：「sanguis（サングイス、サングイス）」
④イタリア語*5：「sangue（サングエ）」
⑤スペイン語 *6：「sangre（サングレ）」
⑥フランス語*7：「sang（ソン、サン？）」
⑦ギリシャ語*8：（古代ギリシャ語発音？）「αίμα／haima（ハイマ）」、（現代ギリシャ語？）「αίμα（エマ）」（※ネットで調べた感じ、スペルは変わらず、発音が変わったようです）

　…って感じですかね。

　全体的に２つのグループに分かれつつ似ている感じです。
　まず①英語「blood（ブラッド）」と②ドイツ語「Blut（ブルート）」がかなり似ていて、
　他の③～⑥の言語が③ラテン語「sanguis（サングイス、サングイス）」に似ている感じですね。

　ちなみに⑦（古代ギリシャ語発音？）「αίμα／haima（ハイマ）」についてですが、
　Wikipediaによれば、血の中の物質「ヘモグロビン（hemoglobin）」や
　鉱物の一種「赤鉄鉱（せきてっこう）／hematite（ヘマタイト）」は、
　このギリシャ語「αίμα／haima（ハイマ）」に　由来するようですね。
　これらの物質は理科の教科書に載ってたりするので、探してみるのも面白いかもです。
　（また他の「ヘム」や「ヘマ」で始まる物質の由来を調べてみるのも、いいかもですね）

※

　ちなみに「血（ち）」は、心（こころ）に関する表現でよく使われる語でもあります。
　例えば「血が通（かよ）った」というと、「人間味（にんげんみ）のある」、「配慮（はいりょ）が行き届いた」（よく気配りされた）などの意味だったりしますし。
　逆に「冷血（れいけつ）」や「血も涙（なみだ）も無い」等の語は、人としてちょっと冷たい・ひどいことを表したりします。

　そして、「血が流れる」という言葉は、時に誰かが犠牲（ぎせい）になることを表す語で、
　今の人間世界では、まさにそのような事態が多いですが。
　同じ「血」が絡む言葉なら、似て異なるもの…、
　何か「血が通った（人として思いやりのある）」ことに変えられたら、なんて思ったりしますね。

　まあそんな感じで～。

　関連用語：「血管（けっかん）」、「血統（けっとう）」*9

追記
　他にも「血（ち）」を表す外国語をメモっておきます。

・ロシア語*10：「кровь（クローフィ）」
・韓国語*11：「피（ピ、ピィ？、ピー？）」
・中国語*12：「血（シィエ、シエ）」
・インドネシア語 *13：「darah（ダラー）」

追記２
　ちなみにスペイン等での赤ワインの飲み方に「サングリア（sangria）」というものもあります。
　これは赤ワインにフルーツなどを漬ける感じの飲み方なのですが、
　Wikipediaによれば名前の由来は、上にも書いたスペイン語「sangre（サングレ）／血」らしいですね。

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